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2020第30節浦和(ホーム)戦 [リーグ]

途中ふわふわした時間帯があったものの、終わってみれば4-0の快勝。クリーンシートで終わったうえでの複数得点勝ちで、柏戦の鬱憤を晴らす意味でもいい勝ち方だった。

ゲームを支配出来たのは上田の先制点。いきなり土居のクロスをヘッドで枠上に打った時は嫌な予感がしたが、それを払拭する見事なゴール。

左サイドでエヴェラウドがDFを半分かわしつつ鋭いライナー性のクロスを入れると、上田は一旦裏に消える動きをしてから相手の前に入って、低い姿勢からのヘッドを枠内に収めてのゴール。どちらも素晴らしいプレー精度とタイミングだった。

永戸は精度の高いクロスとか言われているが、こういうピンポイントとで急所に突き刺さるクロスがほぼないんだよなあ・・。

前半を1-0で終えての後半開始直後、中盤のボールカットからアラーノに渡り、上田にパス。右サイドで一人駆け上がり(小泉?)、アラーノが右に動いたところを囮に使って振りの速いシュートを打ち、キーパーの手を弾きながら叩き込んで2点目。

完全に主導権を握る得点で、MyMVP。90分動き続けられない点は今後の課題としても、こういうストライカーらしいゴールが生まれるようになれば楽しみが増える。ふた桁も見えてきた。

エヴェラウドも前掛かりになった相手の背後を突き、アラーノからのパスを受けてキーパーと1対1。しっかり決めてトドメの3点目。エーヴァイーツの勝ち点3のお届け。オルンガがいなかったら得点王争いで抜け出す得点だったのだが。

アラーノは2アシストと、縦横無尽にピッチを走り回る献身性と運動量はMVP級の働き。ただ、1対1の決定機は相変わらず決められないし、自陣深くでの横パスを相手に奪われてピンチを招くなど改善して欲しい点はたくさんある。

プラスの目線で見れば凄い選手とも言えるのだが、マイナスの目線で見れば突っつきどころもたくさんあるという評価の難しい選手。本当に運動量だけは凄いんだが・・。

4点目はカウンターから。土居とレオシルバのカウンターは成功した試しがなく、だいたいどっちかが無駄に時間を費やしてシュートまで至れないで終わるのだが、今回は土居のタメから上がって来たレオシルバが左足を振らずに丁寧に合わせて流し込んでのゴール。

この後、伊藤がエリア内で足を引っ掛けられたのをスルーされ、興梠かパトリック、マテウスだったらPKを貰えていただろうに、伊藤は取って貰えず。体のキレの問題なのか?

交代出場の松村もいい切り込み方をしているのだが、ちょっと焦りがあるのか選択に余裕がない。充分やっていけるだけのモノを持っているので地道にレベルアップしていって欲しい。

奈良はまた怪我だそうで、見た目にそぐわず故障が多い。代役になった町田はやれていたと思う。沖の左右の反応が若干鈍っているような気がするのが心配だが、犬飼を含めたDF陣が久々の完封。山本も陰ながらいい働きをしている。

交代はザーゴらしく遅い。3点目のエヴェラウドの得点が決まった後、累積での出場停止の危険性を考えて、なおかつ上田のハットトリックの目を残しつつ、エヴェラウドを下げるという采配が希望だった。

それでも締めるところは締め、決定機をいくつか逃したものの4点は立派。ガンバが引き分けたために2位は遠のいたが、3位はまだ粘れる位置。

先制逃げ切りが基本形だが、先制されたら負けなしというのは継続していって欲しいと思う。

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(以下、個人的まとめ)
【2020第30節 11/29(日)】(カシマスタジアム15:03KickOff浦和/11,645人/曇)
【スコア】鹿島 4-0 浦和 (前1-0 後3-0) (S 21-15)
【主審】西村雄一(主審)、唐紙学志、大川直也
【得点】
(鹿)前11分 エヴェラウド↑上田 7H
(鹿)後05分 アラーノ→上田 8右
(鹿)後19分 アラーノ→エヴェラウド 17右
(鹿)後36分 土居→レオシルバ 1左
【警告】
(鹿)なし
(浦)長澤2(前36分)、レオナルド4(前41分)、山中2(後45+2分)
【出場】
GK 沖
DF 小泉→83広瀬 犬飼 町田 山本
MF c三竿 レオシルバ ファンアラーノ→83永木 土居→83松村
FW エヴェラウド→83伊藤 上田→72遠藤
【サブ】クォンスンテ 広瀬 遠藤 荒木 松村 永木 伊藤
【監督】ザーゴ
【MyMVP】上田(2)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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残り試合勝って終わるのがベストではあるが [雑感]

いついかなる時も勝負事は勝ってこそだと思うし、勝ちを目指すのは当然としても、残り3試合をどのくらいの熱量で応援したらいいかいまいちスイッチが入らない。

残り試合7つくらいの時から「残りは全部決勝戦のつもりで戦う」と言っておきながら、そこからでも2勝1敗1分。勝率五割では、どんなタイトルも獲れはしない。

気持ちは立派だが、肝心の「どうやって勝つか」の部分が欠落しており、なんとなく試合に臨んで先制すれば勝ち、先に点を取られれば負ける。前にも書いたことだが、これがずっと変わらない。

今のサッカーは別にザーゴが監督じゃなくてもエヴェラウドさえいれば、誰がやっても成り立つサッカーであり、負けている試合をどうにか動かして勝ちを拾うという展開が見られない。

フィジカルマネジメントもハテナな部分が多く、仙台戦で3-0リードの時に次の柏戦を見据えて大胆に選手を休ませることも出来た。結局、そのツケが回って来て、柏戦ではグダグダな試合になってしまい、仙台戦の勝ちを無駄にする大敗。

ザーゴはここぞという試合の勝率がかなり悪く、しっかり調べたわけではないが体感では7~8割負けている感覚。

ACLプレーオフもそうだし、開幕の川崎戦(オフサイドのミスジャッジあり)、ここ最近では上位を争うガンバ(パトリックのシュミレーションPKあり)や名古屋(金崎の肘打ちあり)にも負けている。

落としてはいけない試合を競り勝って来たからこそタイトルを積み上げてこれた鹿島。これこそが鹿島イズムで勝者のメンタリティだと思うが、最近、それを感じることが少ない。

ヘボな解説は今でも「鹿島はセットプレーが得意」とか、「1-0でも勝ってしまうのが鹿島」とか、「誰が出ても鹿島」とか言うが、ホントに試合観てるか? カウンターも決まらない、セットプレーは攻守ともに弱い、大事な試合は負ける。

鹿島らしさ、と言えるべき部分は、リードしている展開の残り数分をコーナー付近でボールキープして逃げ切るという「鹿島る」くらいしか面影は残っていないような気がする。

鹿島ファミリーとも評される「絆」に関しても、これだけ選手の入れ替えが激しくなってきた昨今、どのくらい鹿島というクラブへの愛情が、出て行った選手に残っているものだろうか。

現役選手で言えば大迫、柴崎、昌子、鈴木くらいまでかもしれない。豊川に帰属意識があるようには見えないし、鹿島育ちではない安西にしてもそう。平戸も鹿島で花を咲かせられなかった以上、多分ない。

まあ、思い入れは他人が語れることではないのであくまで推測ということは言い添えておくが、今、J2で活躍している山口、垣田が「鹿島でレギュラー獲って見返してやろう」という気持ちを持っているかどうか。

また、持っていたとしても通用するかより前に、ザーゴが簡単に序列を崩すとは思えないので、実際のところ帰って来てくれたとしてもベンチさえ入れないかもしれず、本人のためを思えばそのまま今のクラブで活躍した方がいいかなあとは思う。

何が言いたいか良くわからなくなってきたが、とにかく今のままでは鹿島には魅力がなくなっていくということ。

どういう形でも勝ち点さえ積み上げていって、タイトルを獲れるならそれはそれでオッケー。タイトルは獲れないまでも、観ていて楽しいサッカーをしてくれるならそれもオッケー。鹿島に思い入れがある選手が活躍してくれるならそれもオッケー。

今のところどれもない。

願わくば荒木や松村、染野、上田、沖が揺るぎない主軸としてチームの芯となり、町田と関川があと3~4皮くらい剥けて信頼が置けるようになり、来季新加入の常本や他の即戦力候補がポジションを確保して新生アントラーズとなってくれれば。

三竿が海外への希望はまだ持っているとすれば、次期キャプテンとボランチの軸も必要となってくるが。

残り3試合、来季につながる期待のようなものが持てるといいなと思っている。

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2020第29節柏(ホーム)戦 [リーグ]

惨敗。残り全部決勝戦というのなら、今シーズン終了。

柏のデキは決して良くなかった。動きも重そうだったし、守備に重点を置いてカウンターだけに焦点を絞った戦い方に見えた。

そんななか柏の左CKから意表を突いたトリックプレー。クリスティアーノがマイナスに上げたクロスを後ろからダイレクトで北爪。大きく枠を外していたが、気持ちの切れていた鹿島のDF陣。レオシルバに当たって絶妙なコースに変わってゴールとなり、嫌な点の失い方をした。

いくら想定外のプレーだったにせよ、気が抜け過ぎ。マイナスにボールが上がった時、誰も詰めに行かなかった。某サッカー漫画で、中途半端はブロックがオウンゴールになると言っていたが、気持ちが前に向かっていればゴール方向に向かわなかったかもしれない。

その後は柏にガッチリ守られて攻め手なし。鹿島の方も動きが重く、次第に足が止まって行った。上田もエネルギー切れが早い。

後半になって少し勢いを取り戻して攻めに入り、レオシルバのミドルシュートをキーパーが弾いたところを、アラーノが走ってライン際で収めて素早く折り返すと、これがキーパーに当たってゴール。

オウンゴール対決?と思いきや、両方とも蹴った選手の得点になっていた。(追記:アラーノのだけオウンゴールに訂正されていた)。

アラーノは運動量だけは豊富だが、カブることも多いし、周りが見えていない。得点の場面はアラーノの貪欲さが表目に出たが、そうでないことの方が多い。

前半、エヴェラウドがゴール前で相手を剥がしていざシュートを打とうとしているのに、譲ってくれるとでも思ったのか邪魔するように仁王立ちしてシュートを打てず。思えばこれがゲームを苦しくした始まり。

1-1になってゲームが落ち着き、メンバーを入れ替えて勝ちに向かったが、ロングボールを三竿がオルンガに子供扱いで捻られドリブルで持ち込まれてシュート。沖はこれまでに2度ほどオルンガのシュートはセーブしていたが、ここは止められず。

左足でボールを持ったらファー警戒と展望記事には書いたのだが、あの場面、ファーサイドは広瀬が戻ってケアしていたので、読みを入れていればコースは限定出来た気もするが・・。外から見ているのでそう言えるだけかもしれないが。

三竿がカードを貰ってでもオルンガを潰せなかったことが敗因。

この後、いい連携から崩しにかかり、最後は遠藤が決めるだけというボレーを叩きつけて右に外し、勝負はここで終わった。

その後は立て続けにカウンターを綺麗に浴び、オルンガからクリスティアーノに渡って豪快なミドルを決められて3失点目。更には神谷にも4失点目を決められ、得失点差がどうこういうことも出来なくなるくらいボコられての敗戦。

シュート精度の差もあるし、シンプルにシュートまで至る戦術の浸透性で差がついたかと。クロスの精度も悪かったし、全員が悪かった。中3日の影響もあったとは思うが、代わって入った選手も決して良くはなかった。

セットプレーもまったくチャンスにならなかったし、どうやって点を取るかのビジョンもなかった。悪い時のザーゴサッカー。面白味も何もない試合。

これでもうガンバには追いつけないだろうし、2位はないかと。3~4位で来季のACLの権利を獲得するのが目標となるが、こんな戦い方しか出来ない状況でACLに出場して戦えるのかどうか。

基本的にローテーションをしないザーゴ流なので、プレーオフを勝って予選トーナメントに出場するようなことがあれば、主力はみんなボロボロになるんじゃないだろうか。

残り3試合をどういう気持ちで観たらいいのかわからないが、来季に向けての何かしらの手応えがあるようなゲームにして欲しい。

というか今季はホントにホームでの勝率が悪いな・・。

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(以下、個人的まとめ)
【2020第29節 11/25(水)】(カシマスタジアム19:03KickOff柏/4,327人/雨)
【スコア】鹿島 1-4 柏 (前0-1 後1-3) (S 15-18)
【主審】東城穰(主審)、平間亮、熊谷幸剛
【得点】
(柏)前26分 CK↑北爪 2右
(鹿)後11分 オウンゴール
(柏)後30分 江坂↑オルンガ 25左
(柏)後38分 江坂→クリスティアーノ 3右
(柏)後21分 →神谷 3右
【警告】
(鹿)犬飼2(前45+2分)
(柏)クリスティアーノ2(前6分)
【出場】
GK 沖
DF 小泉→62広瀬 犬飼 奈良 山本
MF c三竿→80名古 レオシルバ→80永木c ファンアラーノ→62遠藤 土居
FW エヴェラウド 上田→62伊藤
【サブ】クォンスンテ 広瀬 遠藤 松村 名古 永木 伊藤
【監督】ザーゴ
【MyMVP】-
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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柏戦、展望 [雑感]

日曜にあった浦和対ガンバ。浦和が勝てば鹿島にも2位のチャンスが生まれ、試合のない日に川崎が優勝するという地味な嫌がらせも出来たのだが、あっさりと逆転負け。

2017年の時もそうだったが、浦和は鹿島の期待には応えてくれない仕様になっている。次の次に対戦だが、こういう時だけ意地を発揮しないで貰いたいが・・。

現実的に2位を狙うには、残り4試合で勝ち点6プラス未消化試合1という状況はかなり厳しい。とにかく全勝フィニッシュしてガンバの失速待ちとなる。

一方、3位争いは芽が出て来た。セレッソには自力(注:得失点差はあるが)でいけるし、名古屋は勝ち点3プラス得失点なので4あたり。負け、引き分けを挟まず連勝出来れば期待が持てる。

連戦となる柏戦。ザーゴ流は中2~3日が2~3回では連戦と認定されないようで、選手の疲労は無視。出場時間に配慮はない。

得点差があっても長い時間を引っ張った疲労がどこまで出るかだが、諸々あってメンバーは限られているので大幅な変更はないだろう。

プラス材料は前節出場停止だった三竿が戻ってくること。おそらく永木がベンチスタートになると思われるが、レオシルバの状態を早めに見切って、むしろ前後半で完全に分けるくらいの采配をして欲しい。

あとは山本と広瀬のフォロー要員。永木を右、小泉を左という選択もあるかもしれないが、そうなると中央が薄くなる。名古がもうちょっと守備で信頼出来ればこういう起用もアリなのだが。もしくはレオシルバが90分いけるなら。

仙台戦のレオシルバはどちらかというと大人しめで、シンプルなプレーをしていた。その方が効果的なのだが、本人はもっとガツガツいきたいのだろうなあ・・。

ちなみに遠藤、土居、アラーノをボランチにするのは、かなり危険なのでオススメしない。

山本の気の利いた立ち回りや、バックパスと見せかけて切り返して前に進めるプレーとか、味方を使ってのワンツーでの崩しなどさすがベテランといえるものがあった。永戸をどうしても推せない理由がこのへんにあるのだが、見習ってくれないものかな。

ゲームとしてはエヴェラウド対オルンガのエース対決となる。とにかくオルンガにはシュートを打たせてはいけない。

沖は前回対戦で同じような形で2本決められている。あの形になったらファーをケア。左足にボールが着いた瞬間に「来る」と思って、いつもより一瞬早い始動を心がけて。しっかりとリベンジを果たして貰いたい。

奈良はあまりアツくならないように。退場してしまったら、10人でオルンガを要する柏を抑えるのは無理。冷静かつ強度を持って当たって欲しい。関川、町田のお手本となるようなプレーを。

つまらない失点をなくし、決めるべきところを決めて勝つ。王道の展開を希望。

ここからは本当に負けたら終了のトーナメント戦のようなもの。気持ちの入った試合を見せて欲しい。

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2020第28節仙台(アウェー)戦 [リーグ]

完勝一歩手前の3-1での勝利。無失点で締めつつ追加点も奪えていれば完璧だったが、画竜点睛を欠くというか、いつも失点してしまう。

展望記事では3点を目標にと書いた通りに3得点。

メンバーも限られているのでやることはシンプルに、エヴェラウドと上田の高さを活かした攻撃をというふうに思っていたが、その通りに攻め続けて後半開始に右サイドからアラーノのクロスを、エヴェラウドが左から入ってきながらのヘッドで先制点。

前半も同じような攻撃をしていたのだが、スウォビィクのファインセーブやポストに阻まれてもやもやする展開で心配はあり、攻め手もなくしているような感じで、先に点を取られると危ないなとも感じていた。

アラーノは相変わらず運動量とスプリントはトップながら決定機を決められず、今日もこんな感じでブレーキになるのかなあとどんよりとした気持ちで観ていたが、エヴェラウドのアシストを決めてノッていけた。

2点目は後方からのロングフィードを上田が落とし、エヴェラウドがつないだボールをちょっとこねたがDFの足の間を抜けてゴール。

3点目は相手の攻撃ミスを拾ったレオシルバが素早く中央につけ、受けたアラーノが前線のエヴェラウドに長いパス。右サイドを上がったエヴェラウドが、相手DF2枚とキーパーの間を横切る絶妙のグラウンダークロス。

逆サイドを上がっていた上田が右足を振り抜いてのゴール。オフサイドラインギリギリだったが、上田の持ち味をエヴェラウドが最大限に活かした。

MyMVPは1G2Aのエヴェラウド。1G1Aで3点目にも絡んだアラーノも良かったが、先制点の価値や相手に与える圧力を加算しての評価。エヴェラウドはキーパーをかわしてのポストに当てたやつは決めたかった。

3-0になり、後は連戦を見据えてカード累積3枚のエヴェラウドを下げたり、両サイドを温存させたりと色々とやって欲しかったが、腰の重いザーゴ。ようやく最初の交代になったのが73分で、遅いと感じていた。

しかし、メンバー交代からチームの強度が落ちて相手のペースになり、ふわふわとした時間が続いて止められず、鹿島の左サイドからクロスを上げられて中央で長沢に決められた。

沖はそれまでにいくつかファインセーブを見せて、今日は無失点でいけるか?と思っていたが甘くなかった。疲れて動きの止まっていた広瀬も簡単にクロスを上げさせたが、奈良も長沢の消える動きについていけず前に入られて決められた。

こうしてみるとエヴェラウドが消えた途端に圧力も消えることから、いなくなったらどうするんだ?と不安は沸く。ザーゴが3点差があってもメンバーを代えたくない気持ちもわからないでもないが、このあたりはチーム全体で解消していかないと。

奈良は体を張ったプレーは出来ているのだが、審判への文句?でイエローカードを貰ったのは頂けない。確かに序盤で相手のダイブをファウルに取られたりもあったが、そこまで熱くなるジャッジでもなかった。

もしかしたらザーゴが起用を躊躇っていたのは、こういった部分なのだろうか。

交代したメンバーも力を出せず。遠藤はゲーム展開もあっただろうがボールに絡めず、追加点も奪えず。伊藤も遠藤とのコンビネーションが合わずにチャンスを作れずと消化不良だった。

小泉を入れて左サイドに広瀬を回していたが、ベテランの山本の疲労を考慮すればもうちょっと早めに下げたかったし、広瀬自体も怪我明けなので無理させたくなかった。

とはいえ勝つことが大前提なので、これはこれで仕方ない。ただ、勝ち点で並びそうな名古屋とは得失点差があるので、しっかり無失点で抑えて追加点を上積みするというタスクもこなして欲しかった。

勝って文句ばっかり言うのもアレなのでマイナスのことはこのくらいにしておくが、3点も取ったし、先制点からの追加点を挙げての勝利は素晴らしい。

セットプレーからも少しだけ点になりそうな雰囲気もあったし、このまま残り4試合を勝ち切って貰いたい。

セレッソが射程圏に入り、上位順位が見えてきた。今こそ総力を挙げて戦う時。しっかりリカバリーして次の戦いに備えて欲しい。

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(以下、個人的まとめ)
【2020第28節 11/21(土)】(ユアテックスタジアム15:03KickOff仙台/7,487人/晴)
【スコア】仙台 1-3 鹿島 (前0-0 後1-3) (S 8-16)
【主審】木村博之(主審)、田尻智計、浜本祐介
【得点】
(鹿)後02分 アラーノ↑エヴェラウド 16H
(鹿)後12分 エヴェラウド→アラーノ 4右
(鹿)後17分 エヴェラウド→上田 6右
(仙)後21分 蜂須賀↑長沢 7H
【警告】
(鹿)奈良2(前45+3分)
(仙)なし
【出場】
GK 沖
DF 広瀬 犬飼 奈良 山本→85小泉
MF c永木 レオシルバ ファンアラーノ→89名古 土居→73遠藤
FW エヴェラウド→73伊藤 上田→85松村
【サブ】曽ヶ端 伊東 遠藤 松村 名古 小泉 伊藤
【監督】ザーゴ
【MyMVP】エヴェラウド(5)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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仙台戦、展望 [雑感]

バタバタとした今季のリーグ戦も残すは5試合(各チームバラつきあり)。

ワンチャンでの2位+賞金6000万(50パーセントオフ)+天皇杯出場権+来季のACL出場権(ストレートインの可能性大)か、3位+賞金3000万(50パーセントオフ)+来季のACL出場権(プレーオフから)か、4位でのおこぼれ来季のACL出場権(プレーオフから)までが狙い目。

4位以下の賞金というか理念強化金?は確か今季はコロナの影響もあるから、均等にするとか言っていたような記憶が・・。

今年は入場料収入が激減しているので3000万円といえど賞金はあるに越したことはなく、3位以上を狙いたい。

ちなみにACLのストレートインの予想は、2位だと天皇杯回りになり自力優勝ならストレートイン。負けてもリーグ1位(になるだろう)の川崎が天皇杯を獲得すれば、2位に権利が巡ってくる。まさか川崎が下カテゴリーに負けるとは思えないし。

それを思えば今年の2位と3位は大きな壁がある。

去年は大岩監督がACLの権利を確保したくて最終節攻めずに、2位を取りにいって4位に落ちるよりも3位という戦い方だったが、昨年の2位にこれだけの価値があったら勝ちを狙いにいっていただろうか。

勝ちにいって負けて全てを失うより、引き分けを視野に入れつつ保険も効かせておくのは賢いやり方だとは思うが、「強く」はなれないんじゃないかな。それをこの数年痛感している。

そして、そのもやもや感はザーゴになってもたいして変わっているわけではなく、バックパス縛りとも思えるような戦術から受け取る印象なんかがそうさせているのだと思う。

どのみち残り5試合は全勝しなければ3位以上は難しい。「残り試合全部決勝戦のつもりで」という気持ちが本物なら、勝ちに行く姿勢を最初から最後まで貫いて貰いたい。

相手は不敗記録の続いていたガンバを破って、調子が上向きの仙台。順位で見ていれば痛い目に遭うだろう。

鹿島は心臓とも言える三竿が出場停止で、永戸ら陽性者+濃厚接触者+怪我人多数で残っているメンバーも限られているが、むしろ迷わずにいけるぶんメリットと考えていきたい。

スタメンは沖、小泉、犬飼、奈良、山本、永木、レオシルバ、ファンアラーノ、土居、上田、エヴェラウドになるだろう。三竿のところが永木に代わるだけなので、意思の疎通も出来ると思いたい。

個人的にはアラーノはちょっと外して貰って遠藤スタートの、相手が疲れたところを松村や名古というパターンを見てみたいが、運動量だけはトップクラスのアラーノに前半かき回して貰った方がいいのかな。

それ以上に味方も掻き回されるので、あまりオススメしないのだが・・。相手を疲れさせても交代枠も豊富だし効果は薄いんだよなあ。

あとは沖の奮起を。前回の記事にも書いたがそろそろお試し期間は終了している。無失点に抑える試合が少ないので、味方を信じて思い切りやって欲しい。

攻撃陣には3点を目標に。綺麗に崩そうとか思わずに、エヴェラウドと上田にボールをどんどんと出していったらいいのでは。広瀬がエヴェラウドにピタリと合うクロスを上げていたが、上田と2枚揃えているので相手もそのくらいシンプルな方が嫌だろう。

山本もそういうクロスは得意とするところ。左右から積極的にクロスを上げて中で勝負しつつ、こぼれ球を土居が拾って二次攻撃につなげるような感じが理想。

勝って希望をつなぎ、残りの試合も楽しませて欲しい。

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残り5試合と思いやり [雑感]

永戸が新型コロナ陽性となり、杉岡、荒木、町田、関川、山田、常本が濃厚接触者と判断されて試合から除外となったが、通常なら2週間ほどの隔離措置となるので、復帰は早くても28日くらい。

復帰して即試合に出られるわけではないだろうし、21日(土)仙台(A)、25日(水)柏(H)、30日(日)浦和(H)までは出られないだろう。その後は1週間空いて12月12日(土)清水(H)となるので、何もなければここは大丈夫かもしれない。

ただ、25日に対戦予定の柏も陽性者が出て、こっちは何試合か延期になっている。お互いに病み上がり対決になりそうなので日程に余裕があれば後ろに回してもいいのだが、そういうわけにもいかないだろうし。

幸い今のところ鹿島に悪い続報はなく、新たな感染者は発表されていない。今季はなんとかやり過ごして欲しいが、全国的に第3派が来ていて感染者は増える一方だしどうなってもおかしくはない。

それでも入場制限とかはやらないようで、もうそのへんは皆、織り込み済というか、出かけてかかったら仕方ないwithコロナって感じなのだろうか。

オリンピックに向けた密かな調査(実験)も入っているんじゃないかと勘繰ったりしているが、感染者が増えると抗体を持つ人も増えるので、そうやって乗り越えていくしかないのかな。

体力的に不安のある当方にはやや命がけな気もするが、アメリカほど無防備ではないぶん日本は優秀と言える。

ほとんどの人がマスクをしていて対策してくれているのを見ると安心するのだが、一方で、通気性のいいマスクにはウイルスを防ぐ効果はあるのか・・?という疑問は尽きない。まあ、そこまで言い出すともっと生き辛い世の中になるので自衛するしかないだろう。

新型コロナ関連でいじめや中傷が広がっているということで、それらを禁止する「思いやり条例」が各地で制定されているとか。

ついに法律で縛らないと、人を思いやることも出来ない世の中になってしまうとは、人の悪性の部分が見え隠れしているが、たとえ法律であってもそれで規制されるならまだ救いはあるかなと個人的には思っている。

本当は法律で縛られないでも悪いことはダメ、という世の中になればいいのだが、なかなかそうもいかないもんだね。

話が脱線してしまったので鹿島の話に戻すと、このタイミングで三竿が次節出場停止。以前にイエロー4枚の累積で出場停止になっていたので2試合停止になるのかとも思ったが、「同じ種類の」ということらしいので、今回は1試合で済む模様。

今の鹿島のキープレーヤーはエヴェラウド、三竿、犬飼で、揃って抜けると大変なことになるが、一人ならなんとか踏ん張れるかといったところ。

広瀬が復帰してくれたおかげで小泉をボランチに回すことも出来るだろうし、ずっと出番のなかった奈良、山本のベテランコンビでこの危機を乗り切って貰いたい。

あと、沖はもうちょっと頑張ろう。最近あっさりとゴールを割られることも増えており、予測というか、味方がシュートコースを切ってくれたのなら、逆を突かれたら仕方ないくらいに思い切ってプレーして欲しい。

そろそろ経験値も溜まってきているので、それを還元して欲しいと思っている。

怪我人、陽性者、濃厚接触者と戦力ダウンしているが、今季もあと5試合。残ったメンバーに気合いを見せて貰いたい。

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2020第27節川崎(ホーム)戦 [リーグ]

試合開始前に永戸が新型コロナ陽性となり、杉岡、荒木、町田、関川、山田、常本が濃厚接触者と判断されて試合から除外となった。

ポジション別だからこうなるのかもしれないが、永戸が欠場の時、一緒に欠場になってしまう杉岡の運のなさよ・・。

その他の選手は土曜朝の検査で陰性となり、試合は予定通りに開催となった。キープレーヤーがまとめて抜けるようなことがなかったので、極端な戦力ダウンにはならずに済んだのは幸い。

メンバーに変更はあったものの、特に戦力ダウンを感じさせないスタメン構成で、なんとか川崎に勝ちたい一戦。

ところが前半のうちにアラーノの凡ミスバックパスからあっさり失点。アラーノは視野が狭いというか、攻撃でもこんな感じで攻め急いでミスしたりもするし、落ち着きが足りない。

その後の抜け出してからのシュートも簡単に防がれてしまったし、どうしても欲しい選手とはいまだに思えない。後半頭から交代は妥当な判断かと。これでザーゴも考えを改めてくれればいいのだが。

ビハインドを背負っての後半突入という「負けパターン」の展開になり、このまま完封されてしまうのかと思いきや、交代で入った選手がいい動き。

広瀬が右サイドから仕掛けて柔らかいクロスを上げると、中でエヴェラウドが打点の高いヘッド。一度は防がれるも、流れのままにボールに詰めて押し込んでのゴール。こぼれ球への嗅覚が鋭かった。

一進一退のゲームになり、むしろ鹿島が押している雰囲気。後半アディショナルタイムに、遠藤からのクロスをファーサイドから山本が頭から突っ込んでのヘッド。

入ったかと思った。

決まっていれば遠藤からの山本、という色々と胸アツなゴールだったが、叩きつけ過ぎてしまって得点ならず。

山本は年齢も年齢だし世代交代は仕方ないが、永戸はこういう決定機に絡める部分が足りない。まあ、決まっていないから結局一緒と言われればそれまでだが。

勝利への意欲を見せる鹿島が強く当たって相手を潰していたが、終了間際に三竿が強く行き過ぎてしまって一発退場。勝負もここまで。再勝ち越しされることはなかったが、勝ち越し点も奪えず1-1のドロー。

試合前記事で「先制されてから逆転勝ちしたら素直にゴメンナサイ」と書いたが、ゴメンナサイには至らず。それでも引き分けに持ち込めたことには頑張った!と言いたい。その記事では引き分けの少なさも指摘していたのだが、ちょうど引き分けに終わるとか逆予想も凄いな。

通算成績で大きく負け越しているので勝って欲しかったし、勝てそうでもあったのだが引き分けどまりなところがまだまだなところ。せっかくガンバやセレッソが負けてくれて、勝っていれば暫定3位になれていたのに、という部分でも残念。

つまらない失点はやめて欲しいと書いていたが、これも改善されていないし、セットプレーの脅威度の低さも変わらない。RPGで言えばスライムレベルから進化していない。ベスくらいにはなった?

MyMVPはエヴェラウド。またしても救われた。上田も一時期の絶不調を脱して惜しいところまでいっているのだが、化けてこない。

J2のダイジェストで垣田のゴールシーンが流れていたが、めっちゃうまいヘディングゴールを決めていた。カテゴリーの違いもあるだろうが、あのくらい鮮やかに決めて欲しい。枠とかばっかりだしな・・。そして、垣田は帰って来ないだろうな・・。

あと、CBは普通に奈良でいいのでは。使えない理由がわからないのだが、関川や町田よりは上に見えるし、若手を使って伸ばす方針だとしても併用でいい気もするが。広瀬は大怪我から復帰出来てなにより。

一発退場の三竿は一度累積で出場停止があったし、2~3試合くらい出場停止になるのかな。濃厚接触者の隔離措置がどのくらいの期間になるかわからないが、上の順位を目指すためにもこれ以上の離脱者が出ないことを願っている。

川崎相手に意地は見せたものの、一矢を報いるまではいかず、いいニュースと悪いニュースのどっちから聞きたい状態で終わった試合だった。

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(以下、個人的まとめ)
【2020第27節 11/14(土)】(カシマスタジアム17:03KickOff鹿島/13,463人/晴)
【スコア】鹿島 1-1 川崎 (前0-1 後1-0) (S 17-16)
【主審】佐藤隆治(主審)、山内宏志、堀越由貴
【得点】
(川)前18分 脇坂 3右
(名)後30分 エヴェラウド 15右
【警告】
(鹿)犬飼1(後7分)、上田2(後12分)
(川)谷口1(前34分)、ジェジェウ3(後45+2分)
【退場】
(鹿)三竿(後45+3分)
【出場】
GK 沖
DF 小泉→64広瀬 犬飼 奈良 山本
MF c三竿 レオシルバ→64遠藤 ファンアラーノ→46名古 土居
FW エヴェラウド 上田→81伊藤
【サブ】クォンスンテ 広瀬 遠藤 松村 名古 永木 伊藤
【監督】ザーゴ
【MyMVP】エヴェラウド(4)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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目前優勝はなくなった川崎戦 [雑感]

11日にガンバが神戸に負けると、土曜日に川崎の最速優勝が決まる可能性があって、嫌な巡り合わせだと思っていたら、リーグを放り出した神戸があっさりとガンバに捻られてそれは消滅。

目前での優勝の可能性がなくなって(負けなきゃいい話ではあったが)、可能性ゼロというのはいい。どうせ優勝は決まっているのだからヨソでやって欲しい。こんな変則日程のなかで、ピンポイントで目前優勝とかされたくない。

ただ、ガンバが勝ったことで鹿島が2位に入る可能性もかなり低くなってしまった。ガンバが1試合少ない状態で勝ち点差7なので、実質10と見れば残り7試合で厳しい数字。

いくつかの「山場」を落としてきたので(ガンバとの直接対決や、この前の名古屋戦など)この状況は自らが招いたものだが、跳ね返していけるかどうか。

川崎に勝つことが出来たらまだもう少しチャンスがあるといった感じだが、負けると2位は難しくなり、名古屋、セレッソ、FC東京との3位争いに移行することになる。

このところまったく勝てていない川崎が相手。どっちも休養充分、ガチンコの勝負が見られるかと思うが、正直、今の鹿島がどこまで耐えられるかがポイント。

ただでさえ先制されるとそのまま完封されるのがザーゴ鹿島で(マリノスは特殊)、しかも堅い川崎に先制を許すとどうにもならないと思っている。

これで先制された後に逆転勝ちとかなら素直にゴメンナサイだが、まずは点を取られないようにして欲しい。

どこからでも攻撃してくる川崎は、セットプレーの精度も高いので無暗にファウルで止めるわけにもいかない。審判との相性もいいので、川崎寄りにファウルも簡単に取るだろう。

川崎にはシュミレーション系の選手はあまりいないが、ダミアンはエリア内では割と転がっている印象がある。前回の明らかなオフサイドゴールがあるので、審判もそれなりに神経を使うとは思うが、鹿島から見れば審判は全然信用出来ないもので。

まあ、終わって「審判関係なかったね」みたいな負けはして欲しくない。

とにかくつまらない失点が目立つし、攻撃でも雑であったり、逆に丁寧に行き過ぎてエリア内でもパスを選択して勢いをなくしたりと自分たちで首を絞めている試合も多いので、流行りのあのアニメの代名詞ともいえるあの言葉を唱えつつ頑張って欲しい。

順位表を見てみると意外なことに鹿島の15勝は、川崎の22勝、ガンバの17勝に続いて3位タイ(試合消化数があるので暫定)でセレッソ、FC東京、名古屋と並んでいる。

今季は引き分けが少ない。これは勝ち点で言えば3分と1勝2敗は同じことであるから全然構わないのだが、「勝ちにいった挙句負けてしまった」という勝ち負けがはっきりしているパターンではなくて、「勝てる試合は先行押し切り」「負ける試合は淡白あっさり」というパターン。

競走馬で言えば完全なる逃げ馬なのだが、サイレンススズカくらいの逃げ足があるならともかく、メジロパーマーとかツインターボくらいなんだよなあ・・。たとえが古過ぎて伝わらないかもだが。

なんにせよ、展開に恵まれてでもいいから、そろそろ川崎相手に勝ちをつけて貰いたい。

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そろそろ来年の編成も気になる時期 [雑感]

まだ来年の話は早いと言われるかもしれないが、そろそろ来年に向けて去就が気になる選手も出て来る。

来季の加入が決まっているのが6選手で、GK早川(明治大)、DF常本(明治大)、DF林(大阪体育大)、MF須藤(昌平高)、MF小川(昌平高)、MF船橋(鹿島ユース)。(敬称略)。

このうち常本が特別指定選手としてトップでの出場を果たし、船橋も2種登録されている。即戦力級の扱いだと見ていい。

他は見ていないのでわからないが、高卒選手は体を作ってからかと思われる。当たり前のように出場している荒木、松村、染野はちょっと別物かと。林は大卒なので出場の可能性もあるかもしれない。

この他、レンタルで出しているのがDF小田、ブエノ、佐々木、MFレアンドロ、FW垣田、山口、有馬。

レアンドロは契約も切れるし、FC東京の水が合っているみたいなのでおそらくこのまま移籍になるだろう。ブエノもザーゴの考えに合わずに早々に出されたので、戻るとは考えにくい。レンタル継続するにしてもそろそろ長いこと鹿島では腰を据えていないし。

佐々木と有馬はもう少し修行するとしても、杉岡さえ出場出来ないことを見ても小田は手放すだろうか。

だとすれば戻る可能性があるのは垣田と山口だが、両者とも移籍先のチームで活躍していて、本人も手応えを感じていることだろう。

ここもザーゴ流のエヴェラウド1本槍戦術だと、使って貰えても上田、染野まで。土居のトップ(トップ下)起用が第一選択肢であるなら、伊藤を放出したとしても出場機会は限られる。

また、J2で成績を残したからといってJ1で通用するかと言われれば、平戸の例もあり確実ではない。戻すとしてもどっちか一人かと。

個人的にも垣田のサイズ感、山口のシュート力など気に入っているだけに戻って来て活躍して欲しいのだが難しいだろうか。何年もレンタル継続していくわけにもいかないし、23歳、24歳とそれなりにいい年齢でもある。

同じような感じで豊川はあっさり鹿島を見切って他のクラブに行ってしまって、別に裏切りとかは全然思わないが、あまり鹿島で働いたイメージはないので、「鹿島の選手」という感覚がない。ちなみに安西に関してもそう。

GKは沖がレギュラーとして固定され、山田もトップ出場を果たして次世代の選手。早川の加入も決まっているので、スンテか曽ヶ端のどっちかはチームを去ることになるかと。

年齢、年棒を考慮すれば二人とも移籍または引退でもおかしくないが、それだと3人になってしまうし、ベテランもいなくなるので曽ヶ端が残ることになるだろうか。スンテはまだ欲しいというクラブもあるだろうし、もうひと花咲かせられるだろう。

あとは出場機会のない伊東。怪我の回復具合が不明だが、他からのオファーがあれば移籍しても不思議ではない。

同じくほとんど出場機会もなく、町田や関川より下の序列になっている奈良。林も加入することになり、このままでは在籍している意味がないのだが、本人はどう考えるだろうか。契約の年数がわからないが、ここも移籍してもおかしくない。

他で移籍があるとすれば山本か、名古、白崎あたり。名古や白崎は他のクラブからしてみれば即レギュラークラスだろうし、水面下でオファーはあると思う。ザーゴが来年も指揮を執るかとか、本人のモチベーション次第だろうが、どっちに転んでも仕方ない。

あとは同じメンバーでいくことになる気がするが、薄いと感じるのはボランチ。レオシルバが最終年になり(その次の年は新潟に戻ると公言している)、永木も現在32歳でフル活動するには厳しくなってきてもいる。

若手・新人のうち誰か一人をアテにするにしても、もうひとりは即戦力の選手を獲得しないと、来年以降は厳しい戦いになる。柴崎の復帰はまだ数年先だろうしな・・。

こうしてみるとボランチ以外はバランスのいい戦力で、普通に勝ち続けていてもおかしくないのだが、何故15勝10敗3分という勝ったり負けたりの成績になるかなあ。決定的な仕事が出来るゲームメーカーが不在というのもあるだろうか。

ザーゴ以外の監督ならもっと成績が安定するのか、それとも目一杯やれているのか。ザーゴのままで来年上向くのか、このへんに自信がないというか信用出来ない部分なのだが、まあ、オリヴェイラの時以外はずっとそう言っているので誰になっても文句は言うかなあ。

ボランチとゲームメーカーをスペシャルな外国人で補強してくれることを期待しつつ、今季の残り試合を見守っていきたい。

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