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残り試合勝って終わるのがベストではあるが [雑感]

いついかなる時も勝負事は勝ってこそだと思うし、勝ちを目指すのは当然としても、残り3試合をどのくらいの熱量で応援したらいいかいまいちスイッチが入らない。

残り試合7つくらいの時から「残りは全部決勝戦のつもりで戦う」と言っておきながら、そこからでも2勝1敗1分。勝率五割では、どんなタイトルも獲れはしない。

気持ちは立派だが、肝心の「どうやって勝つか」の部分が欠落しており、なんとなく試合に臨んで先制すれば勝ち、先に点を取られれば負ける。前にも書いたことだが、これがずっと変わらない。

今のサッカーは別にザーゴが監督じゃなくてもエヴェラウドさえいれば、誰がやっても成り立つサッカーであり、負けている試合をどうにか動かして勝ちを拾うという展開が見られない。

フィジカルマネジメントもハテナな部分が多く、仙台戦で3-0リードの時に次の柏戦を見据えて大胆に選手を休ませることも出来た。結局、そのツケが回って来て、柏戦ではグダグダな試合になってしまい、仙台戦の勝ちを無駄にする大敗。

ザーゴはここぞという試合の勝率がかなり悪く、しっかり調べたわけではないが体感では7~8割負けている感覚。

ACLプレーオフもそうだし、開幕の川崎戦(オフサイドのミスジャッジあり)、ここ最近では上位を争うガンバ(パトリックのシュミレーションPKあり)や名古屋(金崎の肘打ちあり)にも負けている。

落としてはいけない試合を競り勝って来たからこそタイトルを積み上げてこれた鹿島。これこそが鹿島イズムで勝者のメンタリティだと思うが、最近、それを感じることが少ない。

ヘボな解説は今でも「鹿島はセットプレーが得意」とか、「1-0でも勝ってしまうのが鹿島」とか、「誰が出ても鹿島」とか言うが、ホントに試合観てるか? カウンターも決まらない、セットプレーは攻守ともに弱い、大事な試合は負ける。

鹿島らしさ、と言えるべき部分は、リードしている展開の残り数分をコーナー付近でボールキープして逃げ切るという「鹿島る」くらいしか面影は残っていないような気がする。

鹿島ファミリーとも評される「絆」に関しても、これだけ選手の入れ替えが激しくなってきた昨今、どのくらい鹿島というクラブへの愛情が、出て行った選手に残っているものだろうか。

現役選手で言えば大迫、柴崎、昌子、鈴木くらいまでかもしれない。豊川に帰属意識があるようには見えないし、鹿島育ちではない安西にしてもそう。平戸も鹿島で花を咲かせられなかった以上、多分ない。

まあ、思い入れは他人が語れることではないのであくまで推測ということは言い添えておくが、今、J2で活躍している山口、垣田が「鹿島でレギュラー獲って見返してやろう」という気持ちを持っているかどうか。

また、持っていたとしても通用するかより前に、ザーゴが簡単に序列を崩すとは思えないので、実際のところ帰って来てくれたとしてもベンチさえ入れないかもしれず、本人のためを思えばそのまま今のクラブで活躍した方がいいかなあとは思う。

何が言いたいか良くわからなくなってきたが、とにかく今のままでは鹿島には魅力がなくなっていくということ。

どういう形でも勝ち点さえ積み上げていって、タイトルを獲れるならそれはそれでオッケー。タイトルは獲れないまでも、観ていて楽しいサッカーをしてくれるならそれもオッケー。鹿島に思い入れがある選手が活躍してくれるならそれもオッケー。

今のところどれもない。

願わくば荒木や松村、染野、上田、沖が揺るぎない主軸としてチームの芯となり、町田と関川があと3~4皮くらい剥けて信頼が置けるようになり、来季新加入の常本や他の即戦力候補がポジションを確保して新生アントラーズとなってくれれば。

三竿が海外への希望はまだ持っているとすれば、次期キャプテンとボランチの軸も必要となってくるが。

残り3試合、来季につながる期待のようなものが持てるといいなと思っている。

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さっかりん



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