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2019第16節浦和(アウェー)戦、延期分 [リーグ]

勝たないといけない試合だった。

共に決定機を作りながらも決め切れず、我慢比べの展開。77分、土居とセルジーニョで右サイドを崩し、エンドライン際から土居がボールを浮かせてファーで伊藤がヘッドで押し込んで先制。

ここまでは理想的な展開だった。時間的にも終盤だったし、あとは逃げ切るだけ。相手のストロングポイントは左サイドに投入された山中からのクロスということはわかっていたはずで、上田を使う欲を抑えてブエノを入れ、永木をボランチにして3ボランチという選択はなかったのか。

大岩の選択は様子見で、あわよくばそのまま逃げ切りだったが、町田が酷かった。

山中のクロスを予測を誤って届かず、裏にいた興梠にヘディングを決められて同点。よりによって一番決められたくない選手に・・。前節の金崎といい、気前が良過ぎる。

町田はこのプレーだけでなく、パスミスが相当あった。相手に直接渡るものや、ズレてロストになるもの。失点直前にも最終ラインから、左に展開する簡単なパスもズレて小池が追いつけず相手のスローインになった。

こういう何気ないプレーが積み重なって最後に響いた。安定感がないと思われるのは仕方ない。

伊藤も久々の得点を決めてくれたが、その他のイージーなパスミスが2~3本あって、ゲームを締められなかった。CKからのカウンターで逆サイドと中央に一人ずつ、逆サイドを選択したのは良かったが、キック力が足りずに力のないボールが相手選手の足元に。気持ちが落ちる。

町田と伊藤の軽いプレーが相手に付け入る隙を与えたと思っている。勝ち点3と1では大違いで、せっかく川崎が負け、首位FC東京にも2差に詰められるチャンスだったのにフイにしてしまった。鳥栖、広島のアディショナルタイムでの失点の教訓が活きていない。

小池も指示だったのかどうか、上がりも少ないし、守備も弱かった。運動量も足りていなかったし、レギュラー安泰で気を抜いているのでなければいいのだが。

名古は間に合わないと思っていたが復帰。レオシルバが少し離脱しそうなのでやってくれないと困るのだが、中央でのプレスが効いておらず不安定。三竿が一人で守っている時間帯もあった。ドリブル突破などいい面もあったが、このレベルでは足りない。

チームとしては同点にされてから、もう一度ギアを入れて再勝ち越しを狙って欲しかったが、力及ばず。

期待を背負って出場した上田は、初出場の緊張からだったらいいのだが、ボールも収まらなかったし、見せ場もなかった。もうちょっと長い時間を見ないとわからないが、今日の数分間のプレーで言えばいいところなし。

遠藤は守備を右サイドの守備を任されて交代出場したのだろうが、山中に得点に繋がるクロスを上げられたし、攻撃でも右足の力のないシュート。全盛期の遠藤ならああいう場面で決めてくれたのに、全然得点の気配がしない。

勝てる、と思った後のちゃぶ台返しにガッカリしている。疲労だけが積み重なる試合になった。中2日の鬼日程で湘南とアウェーでやらねばならず、視察に来ていたチョウキジェ監督には最高の結果となったことだろう。

町田はいい加減、失敗から学んで成長してくれないと厳しい。次節は、90分、気を抜かずに戦えるメンバーを選んで貰いたい。

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(以下、個人的まとめ)
【2019第16節 7/31(水)】(埼玉スタジアム2002 19:33KickOff浦和/37,265人/晴)
【スコア】浦和 1-1 鹿島 (前0-0 後1-1) (S 11-12)
【主審】西村雄一(主審)、野村修、森川浩次
【得点】
(鹿)後32分 土居↑伊藤 5H
(浦)後43分 山中↑興梠 8H
【警告】
(鹿)なし
(浦)なし
【出場】
GK クォンスンテ
DF c永木 犬飼 町田 小池
MF 名古 三竿 レアンドロ→64伊藤 白崎
FW 土居→89上田 セルジーニョ→85遠藤
【サブ】曽ヶ端 ブエノ 小泉 遠藤 山口 上田 伊藤
【監督】大岩剛
【MyMVP】-
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

アウェー浦和戦の展望 [雑感]

延期になっていた16節、アウェー浦和戦。1試合消化が少ない状態で首位FC東京とは勝ち点差5。ここで勝つのと負けるのでは大きな違いで、勿論、どの試合を勝っても34分の1なのだが、気持ちの面で差がある。

勝ち点差2になればFC東京にもプレッシャーをかけられるし、追撃態勢も整う。勝ち点差3以内の「1ゲーム差」圏内にいることは重要と考えている。ここらでいい加減、川崎も抜きたいし(広島に期待)。

対する浦和自体の調子は把握出来ない。オリヴェイラを解任して少し解任ブーストがかかったが、今は途切れて勝ったり負けたり。

鹿島は鹿島の戦いをすれば大丈夫と思うが、またも怪我人が出ているのが心配なところ。名古は足がつって交代になったと思っていたのだが、何かトラブルがあったのか全体練習にも参加していないとか・・。というかせっかくのチャンスにすぐ怪我とかどうなのか。

レオシルバもまだ微妙なようで、三竿も別調整とか? ボランチが壊滅で、朗報は伊東が練習試合に出れていたということ。右サイドバックで伊東が使えれば、永木を本職に戻せる。小泉のいきなりの出場もあるかもしれない。

アウェー浦和戦後に中2日でまたアウェーで湘南戦となり、この日程はなんとかならなかったのかと不満一杯だが、湘南は「JリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ王者決定戦」というアトレチコ・パラナエンセと戦うエキシビジョンマッチが翌水曜に組まれている。

湘南戦を日曜にスライドするわけにはいかなかったのはわかるが、だからこそ鹿島対浦和を前倒しにして27(土)28(日)に出来なかったのか・・。融通の利かない話だと思う。

怪我人が多くて中2日の連戦を入れ替えて戦うのは厳しそうだが、怪我人の復帰を湘南戦に照準を合わせて、浦和戦ではいける者からいくというここ最近の方針でいく他ない。

レオシルバがまだ無理と仮定し、土居は湘南戦まで温存するとしても、クォンスンテには復帰して貰いたい。

注目の上田はベンチ入りする可能性は高い。もしかすれば小泉もある。復帰組も踏まえて「新戦力」が頑張って欲しい場面。

三竿、レオシルバ、土居を怪我人と仮定し、予想スタメンはクォンスンテ、伊東、犬飼、町田、小池、永木、白崎、レアンドロ、遠藤、伊藤、セルジーニョとしてみる。

伊東のフル出場は難しいだろうから、小泉に期待。山本がいけるなら山本に託したいが、怪我の具合がわからないのでどっちかか、あるいはブエノの誰かいける者に。ここで交代カードを1枚。

2列目は平戸か、小田を左サイドバックに入れて小池を前に上げるか。いずれにせよ流れを変えるカードが使えない。山口はトップで育てて欲しいし、中村は怪我不明だし・・。

上田はベンチ入り出来る状態なら、伊藤が体力切れになるはずだからそこで交代したい。となればベンチは曽ヶ端、小田、小泉(山本)、ブエノ、平戸、山口、上田となるだろうか。

これでなんとか勝ち点3を取り、湘南戦は土居、レオシルバ、三竿、山本の復帰を期待し、名古か平戸がスタメンで使えるなら、トップに上田を使って凌げるはず。

アウェー2戦を連勝で乗り切り、ちょっと日程に余裕の生まれる8月に入りたいと思う。

浦和とはルヴァンカップでも当たることが決まったし、相手に苦手意識を植えつけるためにも勝利を望んでいる。

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金森がサガン鳥栖に期限付き移籍 [契約関係]

金森のサガン鳥栖へのレンタル移籍がオフィシャルより発表。

正直に言うと、加入した時は得点感覚に優れるFWとして期待していたのだが、思っていたよりスピードがなく、決定力もなく、ボールに対する執着心もなく、徐々に序列が下がっていってからは目立った活躍はなし。

ゲームを締めるためにラスト数分出て来るくらいの役割しかなく、ターンオーバーでスタメン出場しても結果を残せず、レンタル移籍はやむを得ない。

クラブか本人かどっちから言い出したかわからないが、上田の加入が決め手になったのだろう。このまま鹿島に留まってぱっとしないまま終わるよりは、他のクラブで活路を見出す方がいい。レンタルなので買い取って貰えるように頑張って欲しい。

個人的に金森に期待をかけなくなったのは、現在ユースコーチを務める例の人のゴタゴタがあった時に、金森にも同様の噂が上がって事の真偽がはっきりしないままうやむやになったことと、リシクルの鈴木との対談で、あまりにも危機意識がなかったこと。こっちの方が強い。

単にインタビューが下手なだけかもしれないが、なんだか周りからも馬鹿にされているというか(鈴木には完全に上から目線で語られていた)、それでもぼや~っとした感じが、「何がなんでも序列を覆してやる」という気持ちが見えてこなかった点。

口下手ならプレーで表現してくれればいいのだが、残念ながら出場した時のギラギラ感がなく、「あ~ここで成長は止まったかな」と思えるような雰囲気だったので、期待出来なくなった。

まあこれは個人の感想なので、もっと違う印象を持っている方もいると思うし、それを否定するつもりもない。プロ選手なので結果で周りを見返せばいいと思う。鹿島に合わなかっただけかもしれないし。

半年で2桁得点を挙げれば、今度は鹿島の方から「是非残って下さい!」と持ちかけられるだろうから、その時に「よそ行くわ!」と言えるだけの選手になればいい。自分の道は自分で切り拓くもの。

これでまたも登録選手が減り、上田が前評判ほど働けなかったら駒が足りなくなるが、山口のFW再コンバートを推しているので、山口はチャンスが巡って来たと思って奮起して貰いたい。

かなり出入りの激しい・・というか出て行くばっかりの今夏だが、新たな補強と、諸々の大会の出場選手登録がちゃんと出来ていればいいなと願っている。

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2019ルヴァンカップ決勝トーナメント組み合わせ決定 [雑感]

2019ルヴァンカップ決勝トーナメントの組み合わせが決定。

広島VS札幌、FC東京VSガンバ大阪、鹿島VS浦和、名古屋VS川崎。まずは浦和と当たり、次は名古屋VS川崎の勝者だろうか。

どこと当たっても楽なところはなかったし、浦和なのかという感じ。ルヴァンカップの時は代表戦もあり、誰が抜けるかも重要になってくるが、今の鹿島では上田、三竿くらいしか候補がいない。抜くとしても1人にして欲しいものだが。

浦和からは槙野くらい? 川崎はまた辞退だろうしな・・。名古屋が倒してくれないものか。

まあ、その前に浦和に勝たないと始まらない。

9月4日(水)にアウェー、9月8日(日)にホームでの対戦になる。このへんからまた過密日程になってくるので、怪我人の復帰具合や新たな故障者次第という面もあるが、少なくとも第1レグは少しメンバーを落として粘り、第2レグで勝負をかけるという戦いにしたい。

正直、自分の中での今年のタイトルの位置づけとしてはリーグ、ACL、天皇杯、ルヴァンカップという順番なので、出来ればサブメンバーの底上げと頑張りを見たいとも思っている。

手を抜いて簡単に勝たせてくれる相手はいないが、お互いの思惑が暗黙のうちに合致してサブメンバーでの勝負になったりしないかな。

なんにせよ負けていい勝負もないので勝ちにいくしかないが。

あと、天皇杯の放送スケジュールを確認していたら、3回戦の栃木戦は日テレジータスで放送と書いてあった。サッカーセットを契約している人には関係ないが、「天皇杯だけのために3000円近いのはちょっと・・」という自分のように契約していない人もいるだろう。

前からPPVでの単独売りで1000円くらいなら、と言っていたので、日テレジータスなら月額900円+税なので希望額になる。やったあ。ただ、今は懐事情が厳しくて考えてしまうんだな・・。栃木かあ。

ACLの放送は日テレnews24でやるようで、別契約になるのも残念。浦和のACLの方は「日テレジータス契約者は視聴出来ます」とあるので、鹿島の方もそっちだったら何の迷いもなかったのだが。

とはいえ1000円で観られるなら契約したい気持ちが勝るのだが、グダグダな試合を観るのも辛いという気持ちもあり、もうちょっと考えてみる。

27日に行われた未消化のリーグ戦、川崎VS大分は貫禄の川崎勝ち。大分は開幕戦でウチを負かして勝ち点削りをかましてくれただけに、もっと上位陣に対して頑張って欲しいと思うのだが、FC東京に1敗、川崎に2敗、マリノスの1勝1敗とほぼ負けている。

こういう相手に2敗してしまえば絶対に上位に追いつけないので、今度当たる時は意地でも負かしたい。

というか本音では全部勝ちたいね!

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2番手キーパーは曽ヶ端でいくべきか否か [雑感]

クォンスンテに頼り切りのキーパーだが、2番手の曽ヶ端のパフォーマンスをどう見るべきだろうか。

ベテランらしい落ち着きと、急場を任せられる安心感はあれど、実際試合で耐えうるだけの強度を持っているかと言われれば、正直、否である。

今までの実績を無視して現在の力だけで見れば、中のやや上というくらい。決して、「曽ヶ端がいるなら大丈夫」というわけではない。

理由としてはまず第一にキャッチング出来ない。いくつかは弾くしかないシュートだったが、少なくとも2~3本は普通にキャッチ出来るボールさえも弾き出し(真正面のもあった)、二次攻撃を受けていた。これは代表で未だに選出される川島にも言えることだが、取れるボールは取ってくれないとしんどい。

なおかつ、曽ヶ端にはポロリがあり、遠めからのグラウンダーのシュートでも前にこぼしてしまうので、狙ってくるFWがいるチーム相手には不安しかない。反応も遅いし、おそらく枠隅に飛んだら飛びつくことさえなく見送るだろう。豊田のヘッドをセーブ出来たのは真正面だったからだと思う。

失点シーンも試合記事にも書いたが、結局棒立ちだったので、どういう予測をしていたのか。ブラインドになって見えなかったのなら位置取りの問題だし、打ってこないという決めつけもあったのでは。

むしろDFがコースを切ったニア側に体重を移動していたが・・。Jリーグジャッジリプレイでは原さんはオフサイドと言ってくれていたが、上川さんはレフリーを支持と言っていた。

「曽ヶ端の視野に入っていないし、プレーに影響していない」とのことだが、松岡がいなければ小池がクリア出来ていたかもしれないし、あれを「関与していない」は原さんが言うように、じゃあこれからGKの視界に入らないようにDFの注意を引きつけるだけの動きをして、その際にボールにアタックしようが触りさえしなければオフサイドじゃないということになる。有り得ない。

だったら仙台戦でレアンドロが空振りした後の町田の押し込みゴールは、触っていないし邪魔もしていないからゴールだろう。

その疑惑の判定を生み出したのは、曽ヶ端のポジショニングも問題だった。適切なポジションだったらボールに触れていたし、アクションを起こしていれば上川さんの言う「邪魔をしなかった」に該当しなくなっていた。

DAZNで観ているので実際の位置取りがわからないが、ロングボールを蹴られた時とか、「よし、キーパー!」と声を出したら、べったりとゴールマウスに張りついたままで「え?そんなところに?」というシーンが何度もあった。守備範囲が極端に狭くなった気がする。

今年はなんとかこれで凌いだとしても、来年は年齢的にほぼこれよりも下回るということ考えれば、起用したところで未来への投資はない。来年に即戦力のキーパーを確保出来るアテがあるならともかく、クォンスンテだけに頼っていたら欠場した時の反動が怖い。

とはいえ、ベンチ入りしていた川俣は2~3度しか観たことがなく、その時の印象は「可もなく不可もなく」。中の中くらいだった。年齢も若いとは言えないし、普通に3番手キーパーという評価で、川俣こそ起用しても見返りがないと思われる。

フィールドプレーヤーより寿命の長いポジションなので、ここから大化けという可能性はまだ少しあるかもしれないが、それなら沖を観てみたい。

もう負けられないリーグ戦やACLで使うのは、勇気を通り越して蛮勇とも言えるのでアレだが、天皇杯を未来への投資と割り切って起用するか、ルヴァンカップの第1レグをチップにして育て、万一崩壊しても第2レグで取り返してやる、という男気をフィールドプレーヤーが持ってくれればどうだろうか。

と、外野で観ている素人は書きたいことだけ書いているが、大岩が使わないというのは試合で使える手応えがないからだろう。

大岩の起用法は信用していないしアンチでもあるが、使われていない選手が出て来た時のパフォーマンスの低さは「使われないだけの理由」がちゃんとあって、そこらへんは見極めているのだろうなとは思う。

それを考えれば現状、沖は使えない駒だということになる。残念だ。

外国籍キーパーが全盛のJリーグだが、日本人選手の意地も見てみたいというのもある。なんとかならないものだろうか。

もっとも、クォンスンテが残り全試合出場してくれるなら今のままでも不安はないのだが、それは無理だろう。対策を考えておいて貰いたい。

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山口はFWとして勝負を賭けて貰いたいと思っていたら、上田が大学サッカー退部で鹿島に専念 [雑感]

この記事は水曜にアップ予定だったが、小泉の加入で先送りにしたら今度は上田の報道があった。ごちゃまぜになってしまうが、まずは上田の件から。

まだ補強があるかもしれないが、現状、鹿島のFWはセルジーニョ、土居、伊藤、金森、上田、有馬。有馬はまだ実力不足だろうし、金森は鳥栖戦のあのチャンスを決められないとか、レギュラーとしては力不足で、鹿島る要員としてしか見れていない。

上田は大学との兼ね合いや、出場出来ない大会もあって計算出来ない・・と書こうとしていたのだが、23日付けの報知新聞に、今夏に大学サッカー部を退部し、鹿島のプレーに専念すると報道されていた。(追記:というか加入という話)。

南米選手権やユニバーシアードでの活躍を見れば、即戦力となり得る可能性がある。他にFWを獲得出来れば良し、無理だったとしても上田が使えるようなら戦力大幅アップ。

天皇杯は登録出来ないかもしれないが、リーグは勿論、ルヴァンやACLに登録可能なら他の選手が助かるだろう。フィットするかどうかの問題はあるにせよ、戦力として期待出来る選手が増えることは嬉しい。

今はセルジーニョ、土居、伊藤で回しているが、この3人がずっと怪我なく今季を乗り切れることは難しい。前節では土居がコンディション不良で欠場しているし、伊藤も一時期、調子を落としていた。

ちなみに土居は2列目には戻さず、今季はFWに固定した方がいい。せっかくトップの感覚が研ぎ澄まされてきているのでリセットさせたくないし、2列目は別の選手に頑張って貰うべき。

・・と、上田が鹿島での出場が難しいと思って考えたのが、山口のFWへの再コンバート。

元々はFWだったがチームの事情で2列目にコンバートされ、おそらく得意ではない守備の負担が大きくて実力を発揮出来ていない。かなり頭打ちな印象で、このまま不得手なことをやらせてどっちつかずになってしまうよりは、本職のFWに戻して勝負をさせてあげたいと思っている。

上田が鹿島に専念したとしても全員の好調が続くわけではないので、山口がFWで使えるようになることは先を考えれば悪いことではない。山口もダメだったら移籍するくらいの覚悟で取り組んで貰いたい。すぐには感覚は戻らないと思うが、ゴールを取れれば調子に乗っていける。

「枠に飛ばすのがうまい」という長所が消えかかっているのが不安点だが、FWに専念すればシュートチャンスも増えるし、落ち着いて打っていけるはず。シュート力があるので枠に飛べば高確率で得点になると考えている。

大学ではアシスト王に輝いたこともあり、一人よがりではないプレーも出来る。セルジーニョ、土居、伊藤らとはいい連携を築いていけるだろうし、上田とも相性が良さそうに感じる。

2列目は白崎、レアンドロ、遠藤がいて、名古もやれる。中村はもう期待していないのでやってくれればラッキーくらいだが、山口を2列目で起用して小起用に育てるよりは、トップで使って覚醒してくれる方がリターンが大きい。

このままベンチ要員で消えた駒として扱っていてもプラスがなく、仮にFWへの再コンバートが失敗したとしても失うものもない。大岩の英断を期待したい。浮いている駒を活かすのも指揮官の仕事。

上田が評判通りの活躍を見せ、山口もFWとして可能性を見せられれば、鈴木の抜けた穴は埋まると思われる。期待。

広島のパトリックはガンバと浦和の一騎打ちムードだったが、ガンバに決まった模様。ガンバには恩もあるから妥当なところかと。

浦和もここ近年は静かだったが、最近はまたなりふり構わない補強に走っているイメージがあるが、あまり成功しているふうには見えない。まあ、よそのことも言えないか。

パトリックは鈴木の抜けた鹿島のウィークポイントを埋められるタイプで、誰かがこの役割をこなしてくれればもっと前線の強度が上がるのだが、まずは地上戦かな。

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小泉慶が柏より完全移籍で加入 [契約関係]

柏レイソルより小泉慶が完全移籍で加入。こちらオフィシャル

ようやく加入の情報が上がってきたが、小泉慶・・申し訳ないがまったく印象に残っていない。

ポジションはMFとあるが、本職がボランチでサイドバックもこなせるという話。ちょうど今、永木が担当しているポジションで、どっちで起用するのかわからないが、サイドバックをこなしてくれれば永木がやっと本職に戻れるし負担も減る。

ネットで検索してみると、得点は5年半で5点なので守備的な選手なのだろうか。

新潟時代はほぼレギュラーとして出場、2018年に柏に移籍して初年度はリーグ戦27試合出場を記録しているが、今年J2に落ちてからは出場していない。戦術的なものか、もしかして怪我・・? 怪我を抱えているとしたら、これ以上、怪我人を増やしても仕方ないのだが。

出場していないのは単に監督の好みなのかわからないが、柏からは獲得するなら正直、中村航輔が特別に欲しかった。もしくは海外移籍してしまった伊東純也かサイドバックの小池。無理だが。

まあ、自分の情報不足なだけなので、もしかしたら大活躍してくれるかもしれない。一度プレーぶりを観るまでは評価は保留。

運動量もあって足元の技術もあるという話だし、期待してもいいのだろうか。サイズが173センチと小柄なのが少し気になるが、フィットしてくれるなら守備陣もローテーションしていけるだろう。

三竿が持病さえ克服すれば来季は海外移籍しても仕方ないので、その後釜としてもカウントしているのかもしれない。24歳とまだ若いので旬な時期だと思うが、逆に言えば大活躍すると移籍して行ってしまう年齢でもあるんだな・・。

ぱっとせず戦力にもならないよりは、大活躍したうえで移籍してしまう方が助かるので、頑張って欲しい気持ちは勿論ある。

名古はこの前可能性を示せたが、平戸と小田はこの機会にこそレギュラーの座を掴み取って欲しかったものの今のところはベンチ要員。小泉はこの二人よりも力を示さないとわざわざ獲得した意味はないが、いい具合に競争して起用を迷うくらいにして欲しい。

早い段階での台頭を望む。

ちなみに鹿島の小泉と言えば、ユース上がりのキーパー小泉勇人の印象が強い。いつの間にかいなくなっていたのだが、「鹿島の小泉」の記憶を書き換えて貰いたい。

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20節振り返り [雑感]

日程に余裕ができたので更新ものんびりモードに移行。20節を振り返ってみる。

怪我人多数のためにスタメンとベンチを除けば、稼働出来る選手は沖、関川、佐々木、有馬くらいしか残っていなかった。平戸も怪我という噂を聞いたし、あとは上田だが出場の話はまったく聞こえてこないので今年は鹿島では出場しないのでは、とも思っている。

ベンチ外の選手が新人しか残っていないとか、異常事態にもほどがあるが、それだけに鳥栖に勝ち切れたことは大きな意味がある。

ただ、試合には勝ったものの、やっぱりあの失点シーンの判定が覆った理由がよくわからない。

最初に副審が旗を上げてオフサイドでノーゴールとなり、主審の家本が副審のところに確認に行き、判定が覆ってゴールになった。(というか確認に行くまで判定を保留していた感じだったが)。

試合記事にも書いたがリプレーで止めながら見直すと、映像の角度を加味すれば小池の上げた右足と松岡の体が重なる一瞬があって、オンサイドと言えなくもないかもしれないというくらいの微妙な感じでギリギリ・・でもやっぱりオフサイドじゃない?というタイミングだった。

副審はキッパリと旗を上げているので、主審に聞かれて「やっぱり思い返してみればオンサイドでした」と言うわけはないし、「運営」から「オンサイドですよ」という連絡がこない限りわかるわけもない。

運営からの連絡ですったもんだがあったばかりなので、まさかそのセンはないだろうと思うと、あと考えられるのは「誰がオフサイド?(家本)」「松岡(副審)」「触った?」「触ってません(もしくは家本が自分で触ってないと判断したか)」というやり取りがあり、「関与していないので金崎のゴール」という流れになったか。

しかし、あれだけボールに反応してキーパーの前も横切っているのだから、触ろうが触るまいが明らかに関与している。

「触ってないからオッケー」だったら、前節のCKのこぼれを町田が押し込んだのもレアンドロが触ってないし、もっと遡れば川崎戦で土居がオフサイドポジションでキーパーに関与したとしてオフサイドを取られた場面でも触っていない。

得失点差のこともあるし、あれはちゃんと説明して欲しい。ハーフタイムに珍しく大岩が審判団に詰め寄っていたのでそのことを確認したはずだし、何を聞いて何と答えられたのかくらいは明かしてくれてもいいと思う。家本はいくらかマシになったと思っていたが変わらない酷さだった。

被害を受けているのは鹿島だけではないので、審判団にはもっと責任を持ってやって貰いたい。次節は浦和と当たるが、浦和も今年はいくつもの誤審に巻き込まれていて、鹿島と対戦する時も過去にいくつもの遺恨試合がある。

その日は2試合しか組まれていないので、特別に追加副審でもつけてくれないかなとあり得ないことを書いておく。

日程については前にも書いたように、何故か無理矢理その後に中2日の過密日程になるような意地の悪い組み方をされており、普通に今週末でやれなかったのか。もしくは湘南戦を日曜にしてせめて中3日にならなかったのか。

今の鹿島は本当にメンバーギリギリで戦っており、部員の少ない公立高校が甲子園に挑んでいるみたいな雰囲気になっているが、このメンバーのまま浦和戦を経て中2日の湘南戦はキツい。

レオシルバと土居、クォンスンテが軽症で戻ってこれるなら回せる気もするが、それでも山本か伊東が戻ってサイドバックで出場してくれないと厳しい。関川投入で町田を左サイドバックという目もあるが、町田のサイドバックは微妙なので体力ゲージが削られた後で湘南戦は無理かな。

まずは浦和戦を状態のいいメンバーで戦い、湘南戦はとにかく動ける選手を優先に組むという感じになるだろうか。ここを乗り切ればほぼ中1週、天皇杯はメンバーを落としてやるとして夏場を何とか凌げそう。

日程には恨み節たっぷりだが、次の浦和戦までは余裕が出来たと捉えて回復に専念するしかない。怪我人の早期復帰を願う。

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2019第20節鳥栖(ホーム)戦 [リーグ]

審判に勝った。ラフプレーにも勝った。借りも返せた。かなりストレスの溜まる試合だったが、90分集中して戦い抜けたことを大いに賞賛したい。

レアンドロのPKで先制したものの、金崎の疑惑のゴールで追いつかれた。リプレーで確認しても松岡の体が出ていてオフサイドに見えるが、何度も見直していると、小池の振り上げた右足と松岡の体のラインがギリギリ残っていてオンサイドに見えなくもない。

ただ、副審の旗は最初の段階で上がっていて、主審の家本と何を話し合ったのか知らないが、どういう理由で判定が覆ったのかを説明して貰いたい。「後から考えたらやっぱり小池の足が残ってました」とでも副審が言ったのだろうか。

鳥栖の荒いプレーになかなかカードが出ないことにも苛々させられた。最後にようやく高橋に2枚目のイエローが出て退場になったが、その前に随分繰り返しのファウルを受けていて、どこかのタイミングで適切にカードを出していればあんなに荒っぽいプレーが続かなったんじゃないだろうか。

妙な判定に屈せず、鹿島の選手は自分たちのプレーを続け、右サイドで永木が粘ったボールをレアンドロが受けて猛然と縦にドリブル。

エンドライン際まで持って行ってから逆サイドにクロスを浮かせ、白崎が相手DFと競りながらも右足アウトサイドで合わせたシュートがループになって、キーパーの頭を抜いてゴール。勝ち越し弾。白崎は本当にチャンスをしっかりと決めてくれる。

2-1となってからは我慢の試合。先にも書いたように審判のファウル無視の判定に苛々させられつつもゴール前を固め、いつくかの決定機も作った。

残念だったのはラストワンプレーでのカウンター。金森は絶好のボールを貰ってキーパーと1対1になったのに決められず。あれを決められないのはストライカーとしては落第。

MyMVPは攻撃で何度もスプリントし、1G1Aのレアンドロ。守備で若干不安があって永木がフォローで大変だったが、攻撃では効いていた。セルジーニョも前線でよく走り、二人でルーズボールをキープしてくれたので守備も助けられた。

レオシルバと土居までコンディション不良で欠場という相変わらずの異常事態だったが、伊藤と名古がスタメン。

伊藤は一時のスランプからは少し浮上したように見えるが、ゴールがなくて自信を失っているように見える。最初のポストに2度跳ね返ってノーゴールになったシュートのように、一発でゴールを決められる力があるはずなのに、パスを選択したり置きにいったシュートだったり。

このへんはゴールが生まれれば解消してくれると思いたいが、鈴木も移籍してしまったのだし早く復調して貰いたい。

ボランチに入った名古は前よりは良くなっていた。レオシルバと比べれば存在感では足りないが、大きなミスもなかったし、攻める意識もあった。またも足がつって交代と、90分走り抜けないゲーム体力のなさは改善の余地ありだが、ちょっとは光明も見えたかもしれない。

町田はたまに軽いプレーが出るのがまだ怖いが、そのぶん犬飼がゾーンに入っていて頼もしい。ただ、犬飼はいつリセットするかわからないので、出来るだけ旬の期間を延ばして欲しい。

クォンスンテの欠場理由がわからず、どうせだったら累積消化のタイミングが良かったなあと思ったりもするが代役は曽ヶ端。結果的に1失点で、しかも判定は微妙、それでも勝ったのだから正解だったとは思うが、思い切って若手を使う機会でもあるように感じた。

失点シーンにしても棒立ちで、シュートそのものに反応出来ていない。結構遠めからだったし、少なくとも何らかのアクションを起こしていないといけないし、クォンスンテだったら最低でも触っていたはず。

他でもキャッチ出来るボールをパンチングで逃げたり、これ自体は変な方向に行くミスとかはなかったが二次攻撃を受けるし、味方が息をつく時間が作れない。

正直、枠にシュートが飛んだら終わりかもと思いながら観ていたし、もっと鋭いシュートを打ってくるチーム相手だと無事では済まないだろう。余程使い物にならないとかでない限りは勇気を出して若手を使う時期に入ったと思われるが・・。

遠藤は途中出場で違いを見せられたし、良かった。小池は流れの中からの有効打はなかったが、ロングスローとプレースキックで味を出せていたし、山本が長いお休みに入っている今、レギュラーの座を盤石のものにして貰いたい。

相手方になった金崎は、相手になってみるとちょっとの接触でコロコロ倒れるし、相変わらず文句ばっかり言ってるし、面倒な相手だなと思った。あの迫力に負けて判定を覆したんじゃないだろうね?

ともかく勝ち点3。これだけメンツが欠けていくなかでは充分な仕事を果たした。ゆっくり休んで次の試合に備えて貰いたい。

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(以下、個人的まとめ)
【2019第20節 7/20(土)】(カシマスタジアム18:33KickOff鹿島/25,173人/曇のち雨)
【スコア】鹿島 2-1 鳥栖 (前2-1 後0-0) (S 15-9)
【主審】家本政明(主審)、越智新次、西村幹也
【得点】
(鹿)前20分 PKレアンドロ 3右
(鹿)前26分 金崎 2右
(鹿)前35分 レアンドロ→白崎 5右
【警告】
(鹿)犬飼1(前42分)、レアンドロ3(後10分)、永木1(後14分)
(鳥)高橋(前20分、後45分)、金崎2(後36分)
【退場】
(鳥)高橋(後45分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF c永木 犬飼 町田 小池
MF 名古→87ブエノ 三竿 レアンドロ→83遠藤 白崎
FW 伊藤→90+2金森 セルジーニョ
【サブ】川俣 小田 ブエノ 平戸 遠藤 金森 山口
【監督】大岩剛
【MyMVP】レアンドロ(1)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

ホーム鳥栖戦の展望 [雑感]

と、言っても怪我人多数、移籍で主力も抜けた今、中1週でコンディション維持が出来るなら前節とスタメン、サブともに大きな変更はないだろう。

鳥栖には前回対戦で後半アディショナルタイムに得点を決められて負けてしまったので、絶対に借りを返さないといけない。今年の借りは今年のうちに。

首位FC東京がストップして追いすがるチャンスでもあり、鈴木が抜けた直後の試合でもある。

鈴木は戦力的には今年は1試合も出ていないので今すぐに影響はないのだが、「主力が抜けてから失速した」と言われないようにしたい。

仙台戦の前半は球離れも早くて人もボールも動いていたし、あのサッカーを90分通してやっているところを見たい。ひと昔前は「鹿島は夏場に弱い」とか言われたものだが、最近はそうでもなく、勝ち点を落としているわけでもない。鳥栖相手に今度こそ勝ち点3を。

注目したいのは町田がレギュラーをつかむべく集中したプレーを発揮出来るか。小池の活躍は本物か。試合展開に余裕を作って、右サイドバックにブエノか平戸を使えないか。伊藤の復調なるか。遠藤が2列目を厚くしてくれるか、あたり。

内田はもうマスコット的存在として諦めることにした。出ればラッキー。坂本冬美の曲に「いつまで経っても来ぬ人は~」という歌詞があるのだが(続きまで書くと何らかの何らかに触れると困るので)、まあ、これはちょっと言い過ぎにしてもそんなものかなと。来季はコーチに就任した方がいいかもしれない。

コーチの話で思い出したが、例の人が就任したユースは低迷しているそうだ。トップでも攻撃に関して何ひとつ有効策を打ち出せないまま騒動だけ起こした人物で、いくら現役時代に結果を残したからといっても人に教える才能は別物。ちゃんと結果を見て人事は考えた方がいいのでは。

話は戻って右サイドバック。伊東がもう怪我してから1年近く経つのでそろそろ復帰してくれたら助かるのだが、大怪我明けなので今年は慣らし運転くらいに思った方がいいかもしれない。戦力としてカウント出来るとしたら山本のコンバートくらいだが、こっちも怪我がちなのでアテにしづらい。

ボランチは三竿がグロインペインの影響を感じさせないプレーで支えてくれているが、レオシルバと共にいつ離脱してもおかしくないので、早いうちに永木を本職に戻して勘も取り戻しておいて貰いたい。

ずっと中1週でこれ以上の怪我人が出ないとすれば今の戦力でも充分やっていけると思うが、誰かしら抜けた時や連戦になった時に駒が足りないのが不安なところ。

夏のウインドーでさすがに補強はするだろうから、それまではこれまで以上に強い気持ちで戦っていって欲しいと思う。

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さっかりん