SSブログ

大岩監督の進退を問う残り試合 [雑感]

2017年5月、前石井監督解任に伴いコーチから昇格した大岩監督。監督歴が現在2年半になる。

成績を見れば2017年リーグ2位、ルヴァンカップベスト8、天皇杯ベスト8、ACLベスト16(石井監督時)。

2018年リーグ3位、ルヴァンカップベスト4、天皇杯ベスト4、ACL優勝(鹿島初)。

2019年リーグ31節消化時3位、ルヴァンカップベスト4、天皇杯現在ベスト4で優勝の目もあり、ACLベスト8。

鹿島に念願のACL優勝をもたらし、カップ戦でも常に上位に姿を現し、リーグでも3位以内の成績を収め、2019年はリーグ優勝と天皇杯優勝の2冠も残している。

・・まあ、これだけを見れば「大岩監督はよくやっている」という評価になってもおかしくないのだが、自分がアンチ大岩だからなのか、どうにも評価は低いまま。

戦力は整っているだけに、怪我人を出しまくって自滅している感もあり、肝心な試合は落とすし、同じ相手に負けまくり、腰の引けた試合で点を取れず、特定の選手に頼り切りで戦術がほぼ皆無な点。

ここ数試合の閉塞感を思えばむしろここまで勝ち点を伸ばして3位につけているのが不思議に思えるくらいだが、ACLとルヴァンカップも「攻める意識」が足りずに敗退した感じが強いだけに、鹿島が自力で勝ち進んでいるというよりも相手の取りこぼしを待つスタイルに感じる。

中位をキープしながら何年かに一回タイトルを取れたら上々、というクラブならこれで充分だと思うが、常にタイトルを求められている鹿島アントラーズではちょっと足りていないんじゃないだろうか。

今の戦力のまま大岩じゃなくて別の監督ならもっと上に行けるのか、それとも逆にバラバラになってしまうのかはやってみないとわからない部分はあるとはいえ、鹿島サポの意見としては「もっとやれる」だろう。フロントの意見は違うのかもしれないが。

ともかく、2年半といえばそこそこ長い年月であり、選手の入れ替わりが激しいとはいえ攻撃の形が見えないことや、守備のところのボールの奪い方だとかセットプレーの守り方とか一向に「これぞ鹿島」というスタイルが見えてこないのが一番気になっている部分。

三竿、レオシルバ、セルジーニョ、クォンスンテを並べて彼らが活躍すれば勝つが、誰かが欠けると負けるというのなら、大岩が監督である必要性はない。

この前の代表戦を観ていたがサイドの崩しで、一人目が縦パス、二人目が足元で受けて相手が食いついて来たところをワンタッチで戻し、三人目が裏に抜け出して、戻されたボールをワンタッチの浮き球で裏抜けした選手を使ってサイドを深く抉る、という攻撃を鹿島では観たことがない。

0-1で負けていて追いついた後の攻めにかかる時間帯でも大岩の指示は「落ち着け」で味方の勢いを殺してしまうし、リスクを恐れてばかりだし、選手交代も常に遅い。

今年残り試合は少ないが、リーグを逆転優勝して天皇杯を獲ればそれでも名将と呼ばれてもおかしくない成績になる。しかし、どちらも落としてしまうと「いいところまでは行くが大事な試合を落とす、勝ち切れない監督」という評価になる。

タイトルを逃せばクビという条件でも突きつけない限り、大岩はまたもリスク回避の勝負しかしないだろうし、結局、相手の結果待ちになる。

まずは指揮官が前線に立って(自らの進退をかけて)、残り試合は戦う気持ちを前面に押し出して戦い抜いて貰いたい。

最終節、マリノス対FC東京のチケットが爆売れだそうで、観客が7万人に届くのではという勢いだそう。おそらく本物のシャーレはこちらの試合会場に持ち込まれるだろうが、こういう試合で約7万人の観客を黙らせて、他会場で鹿島が優勝をかっさらうとか最高じゃないか。やったれ。

↓いつもありがとうございます。よかったら応援して下さい。
にほんブログ村 サッカーブログ 鹿島アントラーズへ
にほんブログ村
さっかりん



共通テーマ:スポーツ