２０２３第２節川崎（ホーム）戦 [リーグ]
もはや呪いとも思えるレベルだが、最終的には勝利に対する鬼木の執念と岩政の甘さ。そして、とことん相性の悪い家長にやられた。どれだけメンバーが落ちようとも家長がいるだけでまったく勝てなくなる。
序盤攻め立てて、鈴木のクロスから知念の巧みなヘッドで先制までは満点。しかし、１－０としたあとは追加点を取るというよりも早くも守りに入っているようにも見え、川崎がシュートで攻撃が終わるのに対して鹿島はシュートまでいかずに終わることがほとんど。
これは前節の京都戦でも見受けられた悪い部分で、大事にし過ぎているのかもっと大胆に攻めていいところで停滞している。
カウンターが完結したのは１本か２本くらい？ そんななかあれだけエリア内に侵入されて枠内シュートを打ちまくられていたら、無傷で凌ぐのは奇跡に近い。
前線で圧力をかけつつセカンドボールを回収していた藤井、知念、鈴木が相次いでフィジカル的なもので下がってからは防ぐ手立てがなかった。樋口も下げていたから守備強度が高い選手は、ピッチ上には常本、植田くらいしかいないという構図に。佐野は基本回収役という感じだし。
ピトゥカはかなり献身的に走り回って鬼プレスをかけまくっていたが、ボールを奪えていたかというと微妙なところ。とはいえ、走りもせずにチームに貢献出来なかった選手よりは全然いいが。
岩政はこういう展開は想定はしていなかったのだろうか。ミンテはまだ怪我かもだが、荒木を投入する試合だったかな。ただ、ＰＫのシーンは身内びいきかもしれないが、肩に当たっているように見える。オンフィールドレビューも行われなかったのが納得いかない。
昨年も上田が肩トラップからのゴールをＶＡＲの介入でハンドとされて取り消されたことがあったが、ああいうシーンは当たった場所というよりも腕を広げていて印象が悪いかどうかによるのかな。谷口は腕ピーンで直撃でもお咎めなしだったのにな。
一方、山村が退場になったシーンはやや気の毒で、最初の段階でイエローだろうと感じた。西村主審がノーファウルとしてしまってからＶＡＲになったので、ＶＡＲが介入してからのジャッジはレッドしかないのでやむを得なくそうなったという感じ。
しかし、むしろこの退場は鹿島敵には嫌な予感しかなかった。川崎は前節マリノス戦でも退場者を出したが、そこから気落ちするどころか吹っ切れてガムシャラに攻めて１点取っていただけに、鹿島戦でもそうなりそうな気がしていたし、実際そうなった。
数の優位を活かすどころか逆に人数足りていないのではと感じるほどに攻め立てられていたので、諸々納得いかない部分もあるが、なるべくしてなった結果かもしれない。相手が１０人になったことで気持ちを切ってしまったのかな。
同点にされたＣＫでもニアでストーン役をしていた垣田が、何故あんな叩きつけるヘッドでのクリアになったのか。ちゃんと練習してる？ シュートじゃないんだから、もっと大きく弾いていればなんの問題もなかった。
それから地味に足を引っ張っていたのは早川だと個人的には思っている。枠内シュート多数の割にセーブする機会はあまりなかったが、気になったのは味方ボールが圧力を受けてキーパーまで下げられた時に大きく蹴ってほぼロストしていたこと。
岩政の指示なのかもしれないが、あそこで蹴ってノーチャレンジでボールを失うのなら、誰がキーパーやってても一緒。足元うまくて後ろからもつなげるというのが早川の持ち味だったはずでは。
クロスの飛び出しも判断が悪くて触れていないし、２失点目も実は早川が前に出たのに触れずにシュートを打たれたことが原因。家長の１本目のＰＫを止めた時にはそれらを帳消しにするナイスセーブだと思ったが、勇み足で蹴る前にライン上から離れたということで蹴り直し。（追記：蹴る前に味方がＰＡに侵入していたみたい）。
２本続けて止めることは無理ゲー。家長だと強気に同じコースに思い切り蹴ってくるかと思っていたが、浮かせて上狙い。役者が一枚上だった。結局、１アシスト１ゴールで故障明けの家長に勝てなかったということになる。
どうしても勝つなら１－０で耐えきるしかなかった試合だったし、鈴木、知念のどっちかが最後までピッチに残れていれば我慢が効いたかもしれない。仲間は声も出していたし、松村も走ってはいたんだけどな。荒木がな・・。早川もな・・。
７年勝てていない相手に、退場者出てから後半アディショナルタイム逆転負けはショックがデカい。この鬱憤を晴らすには３３節まで持ち越しになるが、果たしてその頃まで鹿島は優勝戦線に残っているだろうか。
５バックでも６バックでもいいので、岩政の執念の采配で勝ち点３をもぎ取って欲しい試合だった。
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さっかりん
（以下、個人的まとめ）
【２０２３第２節 2/25(土)】(カシマスタジアム16:03KickOff川崎/28,608人/曇のち雨)
【スコア】鹿島 １－２ 川崎 (前１－０ 後０－２) (S 5-12)
【主審】（主審）西村雄一、五十嵐泰之、道山悟至、（ＶＡＲ）上田益也、中井敏博
【得点】
(鹿)前05分 鈴木↑知念 １Ｈ
(川)後44分 家長↑山田 １右
(川)後45+11分 ＰＫ家長 １左
【警告】
(鹿)なし
(川)マルシーニョ１(前38分)
【退場】
(鹿)荒木(後45+5分)
(川)山村(後38分)
【出場】
ＧＫ 早川
ＤＦ 常本 植田c 関川 安西
ＭＦ 佐野 樋口→68仲間 ディエゴピトゥカ 藤井→58松村
ＦＷ c鈴木→86垣田 知念→68荒木
【サブ】沖 広瀬 荒木 松村 仲間 土居 垣田
【監督】岩政大樹
【MyMVP】-
【ＤＡＺＮ】０クルクル、最大０秒、フリーズ０回（サインアウト０回）
序盤攻め立てて、鈴木のクロスから知念の巧みなヘッドで先制までは満点。しかし、１－０としたあとは追加点を取るというよりも早くも守りに入っているようにも見え、川崎がシュートで攻撃が終わるのに対して鹿島はシュートまでいかずに終わることがほとんど。
これは前節の京都戦でも見受けられた悪い部分で、大事にし過ぎているのかもっと大胆に攻めていいところで停滞している。
カウンターが完結したのは１本か２本くらい？ そんななかあれだけエリア内に侵入されて枠内シュートを打ちまくられていたら、無傷で凌ぐのは奇跡に近い。
前線で圧力をかけつつセカンドボールを回収していた藤井、知念、鈴木が相次いでフィジカル的なもので下がってからは防ぐ手立てがなかった。樋口も下げていたから守備強度が高い選手は、ピッチ上には常本、植田くらいしかいないという構図に。佐野は基本回収役という感じだし。
ピトゥカはかなり献身的に走り回って鬼プレスをかけまくっていたが、ボールを奪えていたかというと微妙なところ。とはいえ、走りもせずにチームに貢献出来なかった選手よりは全然いいが。
岩政はこういう展開は想定はしていなかったのだろうか。ミンテはまだ怪我かもだが、荒木を投入する試合だったかな。ただ、ＰＫのシーンは身内びいきかもしれないが、肩に当たっているように見える。オンフィールドレビューも行われなかったのが納得いかない。
昨年も上田が肩トラップからのゴールをＶＡＲの介入でハンドとされて取り消されたことがあったが、ああいうシーンは当たった場所というよりも腕を広げていて印象が悪いかどうかによるのかな。谷口は腕ピーンで直撃でもお咎めなしだったのにな。
一方、山村が退場になったシーンはやや気の毒で、最初の段階でイエローだろうと感じた。西村主審がノーファウルとしてしまってからＶＡＲになったので、ＶＡＲが介入してからのジャッジはレッドしかないのでやむを得なくそうなったという感じ。
しかし、むしろこの退場は鹿島敵には嫌な予感しかなかった。川崎は前節マリノス戦でも退場者を出したが、そこから気落ちするどころか吹っ切れてガムシャラに攻めて１点取っていただけに、鹿島戦でもそうなりそうな気がしていたし、実際そうなった。
数の優位を活かすどころか逆に人数足りていないのではと感じるほどに攻め立てられていたので、諸々納得いかない部分もあるが、なるべくしてなった結果かもしれない。相手が１０人になったことで気持ちを切ってしまったのかな。
同点にされたＣＫでもニアでストーン役をしていた垣田が、何故あんな叩きつけるヘッドでのクリアになったのか。ちゃんと練習してる？ シュートじゃないんだから、もっと大きく弾いていればなんの問題もなかった。
それから地味に足を引っ張っていたのは早川だと個人的には思っている。枠内シュート多数の割にセーブする機会はあまりなかったが、気になったのは味方ボールが圧力を受けてキーパーまで下げられた時に大きく蹴ってほぼロストしていたこと。
岩政の指示なのかもしれないが、あそこで蹴ってノーチャレンジでボールを失うのなら、誰がキーパーやってても一緒。足元うまくて後ろからもつなげるというのが早川の持ち味だったはずでは。
クロスの飛び出しも判断が悪くて触れていないし、２失点目も実は早川が前に出たのに触れずにシュートを打たれたことが原因。家長の１本目のＰＫを止めた時にはそれらを帳消しにするナイスセーブだと思ったが、勇み足で蹴る前にライン上から離れたということで蹴り直し。（追記：蹴る前に味方がＰＡに侵入していたみたい）。
２本続けて止めることは無理ゲー。家長だと強気に同じコースに思い切り蹴ってくるかと思っていたが、浮かせて上狙い。役者が一枚上だった。結局、１アシスト１ゴールで故障明けの家長に勝てなかったということになる。
どうしても勝つなら１－０で耐えきるしかなかった試合だったし、鈴木、知念のどっちかが最後までピッチに残れていれば我慢が効いたかもしれない。仲間は声も出していたし、松村も走ってはいたんだけどな。荒木がな・・。早川もな・・。
７年勝てていない相手に、退場者出てから後半アディショナルタイム逆転負けはショックがデカい。この鬱憤を晴らすには３３節まで持ち越しになるが、果たしてその頃まで鹿島は優勝戦線に残っているだろうか。
５バックでも６バックでもいいので、岩政の執念の采配で勝ち点３をもぎ取って欲しい試合だった。
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（以下、個人的まとめ）
【２０２３第２節 2/25(土)】(カシマスタジアム16:03KickOff川崎/28,608人/曇のち雨)
【スコア】鹿島 １－２ 川崎 (前１－０ 後０－２) (S 5-12)
【主審】（主審）西村雄一、五十嵐泰之、道山悟至、（ＶＡＲ）上田益也、中井敏博
【得点】
(鹿)前05分 鈴木↑知念 １Ｈ
(川)後44分 家長↑山田 １右
(川)後45+11分 ＰＫ家長 １左
【警告】
(鹿)なし
(川)マルシーニョ１(前38分)
【退場】
(鹿)荒木(後45+5分)
(川)山村(後38分)
【出場】
ＧＫ 早川
ＤＦ 常本 植田c 関川 安西
ＭＦ 佐野 樋口→68仲間 ディエゴピトゥカ 藤井→58松村
ＦＷ c鈴木→86垣田 知念→68荒木
【サブ】沖 広瀬 荒木 松村 仲間 土居 垣田
【監督】岩政大樹
【MyMVP】-
【ＤＡＺＮ】０クルクル、最大０秒、フリーズ０回（サインアウト０回）
