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ザーゴの1年目 [雑感]

その前に2020Jリーグのベストイレブンの話。

鉄板予想のFW以外、オール川崎とは・・。2位以下を突き放しての優勝で強かったのは確かだが、9人も選ばれたのは予想外。

クラブの総失点数は川崎が31で2位、名古屋が28で1位。DFが名古屋から一人も選ばれなかった。MFはオール川崎もあるかもとは思ったが、DFがまさかこういう結果になるとは。

審査員の見る目は大丈夫か?と首を傾げかけたが、これは監督や選手による互選のシステムなので、順当なのだろう。戦っている相手がそう思うのだから、変な忖度が入るよりは納得出来る。まあ、その中盤予想で大島を選んで外してしまう当ブログ主の選択もたいがいだが。

ザーゴの話に戻る。

これまでちょいちょい書いてきた(主に批判)ので内容がカブることも多いが、一応総括。

リーグ5位、ルヴァンカップ予選敗退、天皇杯出場出来ず、ACLプレーオフ敗退。改めてみればここ数年で一番酷い。2013年の第二期セレーゾ初年がリーグ5位、ルヴァンカップ(ナビスコ?)ベスト8、天皇杯ベスト16なのでここまで遡る。

メンバーが違うとか、特殊なシーズンだったとか言い訳は色々あるだろうが率直に言えば、この成績ならザーゴでなくても出せるだろうと。

大岩が監督をやっている頃の先行きの暗さは、誰がやってもこれ以上は悪くなることはないと思ってブログにもそう書いてきたが、1年目の結果だけ見ればまだ底があった。

最後は持ち直してきたとはいえ、結局はエヴェラウドの個人技によるところが大きく、自分たちがボールを持って仕掛けて点を取る、と春先に掲げていたサッカーが微塵も見えていない。

来年、エヴェラウドが残留してくれればもしかしたら上を目指していけるのかもしれないが、抜けてしまった時はボロボロになるのでは?という不安が拭えない。

セットプレーは攻守において改善しなかったし、ボランチも三竿とレオシルバに任せっきりで後継者も育っていない。レオシルバは来年が最終年になるので、今のサッカーをやっていては先がない。

プラスだった部分は沖を正ゴールキーパーとして使い切ったところと、町田に目処を立てたところ、エヴェラウド、アラーノの両外国人をトップで通用するくらいにまで持ち直したところ。他は見つけられない。

交代枠の使い方も決してうまいわけではなく、無駄に余していたり、効果的ではなかったり。相手の監督に戦略・戦術で上回られていることの方が多く、ピッチ外での戦いにも負けている印象。

永戸や和泉など特定の選手の贔屓が強い面もあり、使われない選手はずっと使われない。永戸や和泉が抜けた後も安定して戦えていたように、決して彼らがサブ組をベンチ外に追いやるほどの圧倒的パフォーマンスを見せていたわけではない。

永戸と和泉のアシスト数はそれぞれ2ずつ。主力と言えるスコアではない。このへんのバランスの悪さが改善していけばいいが、メンバー固定だと、また同じような中途半端な成績になるかもしれない。

攻撃のバリエーションの少なさや、選手を入れ替えた時の変化の幅など足りない部分も気になる。

1年目で手探りだったためにこの成績で、2年目にはタイトルを争うだけの力を見せてくれるかどうかは未知数だが、来年は降格が4クラブになる。ダメな時はすっぱり見切れるように、後任の目処だけはつけておいて欲しい。

今年は序盤の4連敗からの巻き返しがあったので、「試合数が増えていけば勝ちもついてくる」という楽観的な見方をして痛い目を見ないようにして貰いたい。

まあ、悲観的なことばかり書いても怒られるのでこのへんにしておくが、ACLを逃した以上、リーグ1本に絞ってタイトルを奪回することがマスト。3位以内に入れて良かったね、では済まないということをザーゴは肝に銘じて欲しいと思う。

選手の移籍情報についてはまた。

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