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大岩の来季続投が決定してしまった [雑感]

こちらオフィシャル「大岩監督 来季続投のお知らせ」

短期的にコロコロ監督を代えるのは鹿島のスタイルではないとかなんとか言っていたから半ば諦めていたのだが、やはり大岩の来季続投となった。

このブログでは何度も書いてきたが、今の大岩はタイトルを獲り切る力がないと感じている。

途中交代で、前石井監督のリーグ負債が5敗あったところからの勝ち点72は立派だとは思うが、優勝を逃したら意味がない。極論、勝ち点59でもチャンピオンシップを制してリーグタイトルをもたらした石井監督の方が、力を持っていたという評価になる。

その石井監督は今季前半のうちにACLを失冠し、チームもガタガタだったのであれ以上はもたなかっただろうし、解任は間違いではなかったと思う。大岩もよく立て直したとは思うが、冷静に振り返ればわかるが、ルヴァンカップ、天皇杯、リーグと3冠を全部逃している。

特にルヴァンカップと天皇杯は負債も何もなく自力で負けたもので、トーナメント戦での弱さ、そして、リーグ最終盤の2戦、トーナメントと言っても過言ではなかった2つを共に勝ち切れなかった結果が重い。

更に言うなら終盤の柔軟性を欠いた采配、勝負手を打てない思考の堅さ、セットプレーの単調さ、何かをやってくれるという雰囲気は微塵もなかった。

縦に速いというコンセプトの攻撃もまるで影を潜め、守備こそは安定していたものの、考えてみれば相手は「目の前で優勝は観たくない」という引き分け上等の戦い方をしてきたので、ある意味無失点に抑えられて当たり前とも言えた。

勿論、この1年を経験として、監督としての才能を開花する可能性はなくもないが、干されていた選手たちの気持ちを考えると、チーム全体として士気が上がるかどうか・・。もっと言えばタイトルを失ったという悔しさを共感出来ているかどうか。

小笠原や永木なんかは悔しいは悔しいでも、出場出来なかった方の悔しいが勝っているだろうし、気持ちがひとつになれるようには思えないのだが。

小笠原を最後の2つに使えなかったのは、勝てば勝ったで小笠原のおかげと言われるし、負けたら負けたで何故レオシルバを使わなかったのだと叩かれるのを恐れた大岩が、「自分の采配で勝った」と認められたいがために、勝利よりも我欲を通したんじゃないかという穿った見方をしている。本当の理由は大岩に聞かないとわからないが。

とりあえず外国人最優先の考えがあるように見える限り、レオシルバとペドロ・ジュニオールを契約終了としなければ、鹿島らしく勝つということは出来ないように思う。

何より、永木とか鈴木とか金森とか出場機会に恵まれない有望な選手が流出してしまわないか心配だし、レンタルで豊川や杉本が帰って来たり、新たな戦力を補強したりしてもそれを使いこなせるのかどうか。

正直、疑問と不安と不満の割合で大半だが、決まってしまった以上仕方ない。大岩が監督として成長してくれることに期待するしかない。

代表で休みが削られている選手もいるが、昨年よりかは休みも長いので、じっくり仕上げて貰いたいと思う。と同時に、悪ければ即座に解任出来るような道も残しておいて貰いたい。

まあ、解任になったらセレーゾ、石井と続くのでそれも良くないのかもしれないが。大岩続投に喜んでいるサポはどのくらいのパーセンテージを占めるのだろうか一度聞いてみたい。アンケートツールでも使ってみようか。

ちなみに代表戦は録画で観たが、なんともショボかった。室谷もこんなもん?という感じだったし、車屋も自分のクラブでやっている時の迫力もなかった。金崎も悪い時のサイドに流れて中が誰もいないパターンになっていたし、川又の方がストロングポイントがはっきりしていた。

フラットな目線で見れば、金崎に次(E-1の次という意味)のチャンスはもうないように見えた。

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