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2015ナビスコ準決勝(1)神戸(アウェー)戦 [ナビスコ]

録画にて再確認。

鹿島の得点はどちらも相手に当たって若干コースが変わったものだったが、山村は抑えたいいシュートだったし、赤崎はトラップからのボレーシュートが早いし威力もあった。赤崎のトラップ能力からして、わざと浮かしたわけではないと思うが。

失点シーンはCKを跳ね返した後のボールを、赤崎が安田に奪われてすぐさま上げられたものをヘッドで決められた。

前の記事にも書いたが、あそこで取られたら、タイミング的にも体重も前に乗ったところなので失点の確率は高くなる。

個人的に安田はひそかに鹿島キラーの素質を持っていると睨んでいて、出て来ると嫌だなと思っていた。さすがにフリーだとキレ味鋭いクロスを上げる。

小川、渡邉も戻って来て、土曜のリーグ戦と違って簡単にはペースを握らせて貰えなかった。

現地でも危ないと思ったシーンが少なくない回数あったが、映像で観るとかなり危なかった。よく1点で耐えられたと思う。

前半、山村、赤崎のゴールで2点取った時には、直前、土曜のリーグ戦での完勝劇とも相まって、雰囲気は完全に鹿島のものだった。解説の秋田氏と話はカブるが、もう1点取ればトドメを刺せた。

後半は相手の心を折る戦いだと思っていたが、相手に合わせる鹿島の悪い癖が顔を出し、神戸の2枚替えの効果もあってかずっと押し込まれていた。

リーグ戦と違って180分の戦いなのだし、2-0で守り勝つよりも打ち合って3-1、4-2になった方が後の戦いが有利になる。むしろ点差を活かして攻めの姿勢を貫いて欲しかった。

石井の采配もどうだろう。プラン通りに進んでいる間はうまく回っているが、厳しい展開になってきた時にふわふわになる。

替えづらいのはわかるが、スタメン押し切りのやり方だと、まるでマンガの高校サッカーみたいになる。あれは選手がいないから仕方ないが、サブもツブが揃っているのだし、使っていかないといずれ行き詰まる。采配のマイナスを選手が補った試合と言えよう。

MVPの山村は先制点といい、中盤の立ち回りといい、合格点。インタビューでも後半押し込まれた点について反省していたし、次もやってくれるだろう。後半、コースを狙ってふわりと打ったシュートはキーパーに反応されたが、もう少しスピードがあれば決まっていた。

カイオのスピードは活きていたが、少しアイデアを出そうとし過ぎて逆に捕まっていたか。両サイドバックと金崎、遠藤の疲労が濃く、次はそろそろ際どい。

ダヴィは相変わらず微妙な仕上がりで、1本惜しいシュートはあったが、怖さを感じない。

勝ちで終えられたのは大きな収穫だが、さすがに3戦目はこうはいかない。対策を練る必要があるだろう。

ちなみに初めてのユニバーは、寒いの以外は過ごしやすかった。観客が6000人ちょっとなので余計にそう思ったのだが、あれで満員だとまた違った印象になるかもしれない。

あのくらいゆったりしている方が有難く、走り回る子供もいなかった。神戸は育ちがいいのかな?

制服姿の高校生もちらほらと見え、あの時間だと帰りは随分遅くなりそうだが、大丈夫なのだろうかと要らない心配をしてしまった。自分の時代にはJリーグなかったような。カップル(って言わないのか?)の姿が微笑ましく、なんだかせつない気分になってしまったよ。

もうひと試合の方は8人落ちと報道されていたガンバが、アウェーで新潟に1-2で敗れている。しかし、アウェーゴールをしっかり取っているあたり、挽回してくる可能性は充分。

ガンバには雪辱を果たしたいところだが、どちらかと言うと新潟の方が与しやすいと思われる。まあ、まずは自分たちが勝ち上がらないといけないのだが。

日曜の試合も強い気持ちを持って臨みたい。

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(以下、個人的まとめ)
【2015ナビスコ準決勝(1)10/7(水)】(神戸ユニバー記念陸上競技場19:04KickOff鹿島/6,162人/晴)
【スコア】神戸 1-2 鹿島 (前0-2 後1-0) (S 8-15)
【主審】村山伸次(主審)、中野卓、武部陽介
【得点】
(鹿)前21分 山村 1右
(鹿)前39分 小笠原→赤崎 2右
(神)後25分 安田↑岩波 1H
【警告】
(鹿)なし
(神)岩波1(前31分)、高橋祥1(後45分)、渡邉1(後45分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 昌子 青木 山本
MF 山村 c小笠原 遠藤 中村→63カイオ
FW 赤崎→72ダヴィ 金崎
【サブ】佐藤 植田 本山 豊川 梅鉢 カイオ ダヴィ
【監督】石井正忠
【MyMVP】山村

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2015ナビスコ準決勝(1)神戸(アウェー)戦をざっくりと [ナビスコ]

遅くなったので、現地で観た感想をざっくりとだけ。

ゴールは全て観ていた位置から反対側だったので、正直、どうなって入ったかわからなかった。

こぼれ球を山村が打って先制点。赤崎がボレーシュートを決めて2点目。山村と赤崎のゴールというこはアナウンスでわかったくらいだったが、サブメンバーが得点を挙げたことは大きい。

前半はこの2得点で押せ押せ、危ない場面も3度ほどあったが凌いで2-0と文句なし。

しかし、神戸が2枚替えをしてきた後半、受けに回ったのか、神戸に押し込まれる展開。何度かあったカウンターでキレ味を見せることが出来ず、1点を返されてからは、いつ同点にされてもおかしくない流れ。

それまで意気消沈していた神戸サポも盛り上がりを見せ、よく2-1のまま終えられたという感じ。もう1点取れたら、ほぼゲームが決まった感じがしたのだが。

失点シーンは相手のセットプレーを跳ね返してカウンターに入ろうとしたところを、右サイドで逆にボールを奪われて上げられたクロスをあっさり決められた。誰が奪われたのかはまた確認するが、あそこで取られるとキツい。

MVPは試合を楽にしたという点で山村。時折ふらふらとしている部分は相変わらず気になるものの、柴崎の不在を感じさせない・・とまではいかないが、充分に戦えていた。

金崎は後半に入ってバテていた。また交代枠を残してしまったが、これだけ連戦が続くなか、体力を残すためにも勇気を持って交代して欲しい。

それにしてもセットプレーには迫力がない。テレビだと解説が「脅威だ」と言っているが、自分の目には壁に当たって跳ね返されるイメージしかない。

あと詳しいところは次回のアップで。

1レグをアウェーゴールを2点取っての勝利は大きなアドバンテージ。しっかりと日曜を勝ち切って決勝に駒を進めよう。そして、タイトル獲得だ。

余談だが、土曜のバックスタンドはガンダムのソーラ・システムを照射されたくらいの眩しさで熱かったが、今回は山の中でチョー寒かった。

F型装備にしていくかで悩んで、あまりにも重装備なので若干防御力の低めの装備に変えたが、一応念のため最後に一枚余分に持っていった装甲が幸いした。

あれがなかったら凍えていたかもしれない、というのは言い過ぎだが、カシマスタジアムはこれより寒いという噂だし、やっぱり寒い季節にサッカー観戦は無理だなあと思った次第です。

とりあえず、勝って良かった。

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2015ナビスコ準々決勝(2)FC東京(ホーム)戦 [ナビスコ]

これぞ完全勝利。

先制点を奪ってから前半は相手のシュートを1本に抑え、後半追加得点からゲームを支配。PKを決めていればここで勝負ありだったろうが、ラフプレーの目立ち始めた相手にトドメを差す遠藤の華麗なループゴール。

FC東京を無失点に封じ、3-0で準決勝への勝ち上がりを決めた。

立ち上がり、金崎の打った地を這うミドルシュートが榎本のポロリを誘い、ラッキーな先制点。第1レグのアウェーゴールも含め、気持ちの上で大きく優位に立った。

前線からのプレスも良く、相手にシュートを打たせない鉄壁の守り。第1レグは曽ヶ端のファインセーブに救われたが、今回は全員が集中して体を寄せられていた。

ファンソッコの出足が良く、高さでも負けていなかった。青木のフォローも効いていた。

山村は弱点であるふわっとしたところがなく、当たりも強く、縦パスの意識も高かった。こぼれ球への反応も速かったし、だいぶゲーム勘が戻って来たのか。

小笠原はチームで一番の運動量だったのではないかと思うくらい、ファーストチェックに行っていたし、ピッチを縦横無尽に走り回っていた。

赤崎もゴールは生まれなかったが、前線からのチェイスが効いていた。先制点の場面でも右にフリーで流れて金崎のシュートコースを空けていたし、ボールが来なくても辛抱強く動き直せていた。何故あれがいつも出来ないのか不思議なのだが。

金崎は強引にシュートまで行くところが結果につながった。タッチも良く、ドリブルで相手を切り裂くシーンも多数。土居のセンタリングのハンドを今度はしっかりPKを取って貰えたが、これを決められないところが鹿島のPKクオリティ・・。外す予感はあった。

嫌な空気が若干漂いはしたものの、今の鹿島はそれを堪える力がある。最後までゴールを割らせず、ゲーム終了間際にはこぼれ球を拾った遠藤が、お手本のようなドライブのかかった綺麗で鋭いループゴールを突き刺してスコアの上でも完勝。2戦続けてのフル出場を無事にこなした。

カイオはさすがに無敵モードが終了していた。決定的シーンは何本かあったが、枠に行ったのはCKからのヘッドだけか。ここは一旦立て直し、大振りにならずに枠を捉えるイメージを思い出そう。

両サイドの西、山本も攻守に奮闘していたし、とにかく全員が集中して90分やり切れた。今の鹿島は強い。そう思える一戦だった。ナイスゲーム。ナビスコ、今年は獲りたい。

金崎のインタビューも今日は良かったね。

水曜には天皇杯の2回戦が組まれている。どういうメンバーで来るのか楽しみだが、むしろ今日出たメンバーは全員休んでも勝って貰いたい。


ところで、カメラワークはあれで満足している人が多いのだろうか。とにかくサイドでボールを持ったらアップ、監督の話が振られたら試合を映さずに監督のアップ。その間にピッチで何が起こっているのかわからない。

いつも思っているのだが、ピッチレベルからのサイドライン攻防のアップは必要なのか。あれでは中の状態がまったくわからず、まずは引いた絵で中継して、リプレイでアップのシーンを流すというやり方では駄目なのだろうか。

中継開始時にどちらのカメラワークがいいか、視聴者が選択出来るようになればいいのにと常々思っている。

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(以下、個人的まとめ)
【2015ナビスコ準々決勝(2)9/6(日)】(カシマスタジアム18:34KickOff/8,568人/曇りのち雨)
【スコア】鹿島 3-0 FC東京 (前1-0 後2-0) (S 18-7)
【主審】東城穰(主審)、山内宏志、今岡洋二
【得点】
(鹿)前07分 カイオ↑金崎 1右 
(鹿)後15分 山村→金崎 2右
(鹿)後45+5分 遠藤 2左
【警告】
(鹿)小笠原1(後26分)
(F)中島1(後40分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 ファンソッコ 青木 山本
MF 山村 c小笠原 遠藤 カイオ
FW 赤崎→73土居 金崎
【サブ】佐藤 植田 本山 中村 大橋 土居 鈴木優
【監督】石井正忠
【MyMVP】金崎

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2015ナビスコ準々決勝(1)FC東京(アウェー)戦 [ナビスコ]

内容が盛りだくさん過ぎていつもの分量では書き切れない。

それでも特に言いたいことは、中村がPA内で後ろから引きずり倒されたシーンはどう見てもPK。ユニ引っ張るのはかなり厳しくなったはずだが、あれがファウルじゃないなら何がファウルか。

多分PKは小笠原が蹴る鹿島クオリティだから確実に決まった保証はないが、蹴って止められたなら納得出来る。あれは納得出来ない。少なくとも奈良は1枚イエローを貰っているので、退場になっていたはず。

オフサイドも、後半、遠藤がフリーで抜け出したものもオンサイドに見えた。

あんなに好ゲームだったのに、まず審判に文句言わなきゃならないのはどうにかならないものだろうか。さすが家本。一時期マシになったと思ったのだが。

ゲームの話に戻る。要点だけを走り書きで。

引き分けになったがMVPは曽ヶ端。ビッグセーブが4本以上はあった。

山本はアシストの股抜きからのクロスは見事。守備でも相当頑張っていた。

赤崎の得点は持ち味を出した鋭い飛び出しからの目の覚めるようなダイレクトだったが、それ以外での貢献度が低い。交代で出場した土居の滑らかなポジショニングとボールの引き出し方、受け方と比べると雲泥の差。

ダヴィも奈良に完封されているようでは特色がない。1本ヘッドで決めて欲しい場面があった。

2列目で連闘となった遠藤は最後まで走っていたし、華麗なゴールも決めた。つなぎの仕事も出来ていたし、MVP級の働き。

中村はヒールキックシュートが枠に弾かれたのが不運の始まり。PKを取って貰えなかったのは、審判の技術が足りなかっただけ。1点目の起点にもなっていたし、つなぎのパスが光っていた。最後、2失点目につながった徳永のクロスは上げさせたくなかった。

小笠原は連戦のなかで動けていた方。山村は相変わらずフラフラしているのが心配だが、決定的なミスはなく無難にやれていただろうか。もう少し強さが欲しいところだが。

西は守備に労力を割かれて苦労していたが、攻撃に出た時はしっかり仕事が出来ていた。アイデアもある。

負傷交代の昌子に代わっての青木、スタメンのファンソッコはFC東京攻撃陣相手に良く耐えていたが、曽ヶ端のビッグセーブがなければもっと失点したことを思うと評価は高くない。2失点目はツインタワーに気を取られて後方がおろそかに。なんとか凌ぎたかった。

途中出場の土居は、前述したようにポジショニングも良く、攻撃にリズムを与え、相手のディフェンスにプレッシャーを与えた。

金崎は疲労の色が濃かった。無理使いする場面でもなかったし、この交代だけは最善手ではなかった気がする。本山を入れて前線でタメを作っても良かったような。

FC東京の猛攻を凌いでアウェーで複数得点の引き分けは悪くない結果だが、展開的に、そして審判のミスジャッジがなければ勝てていただろうことを思うと悔しさが勝る。

こうなれば日曜のホーム戦で1失点以下の引き分け以上で勝ち上がり、鬱憤を晴らすしかない。温存出来たカイオでデフェンス陣を切り裂いてやるべし。倒すべし。

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(以下、個人的まとめ)
【2015ナビスコ準々決勝(1)9/2(水)】(味の素スタジアム19:03KickOff/10,443人/晴)
【スコア】FC東京 2-2 鹿島 (前1-1 後1-1) (S 11-10)
【主審】家本政明(主審)、田中利幸、中野卓
【得点】
(F)前15分 太田↑河野 1H 
(鹿)前43分 山本→赤崎 1右
(鹿)後16分 ダヴィ→遠藤 1左
(F)後43分 徳永↑中島 1左
【警告】
(鹿)金崎1(前36分)
(F)太田1(前28分)、奈良1(後30分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 ファンソッコ 昌子→20青木 山本
MF 山村 c小笠原 遠藤 中村
FW 赤崎→59土居 ダヴィ→78金崎
【サブ】佐藤 青木 本山 久保田 金崎 カイオ 土居
【監督】石井正忠
【MyMVP】曽ヶ端

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2015ナビスコ決勝トーナメントの組み合わせも発表されている [ナビスコ]

遅れ記事になるが、2015ナビスコ決勝トーナメントの組み合わせが発表されている。

上から順に鹿島、FC東京、神戸、柏、名古屋、ガンバ、浦和、新潟。上の(記事では前の)チームが先にアウェーになるみたいなので、鹿島はアウェーとやってからホームとなる。

正直、ガンバや浦和と同じ山でなくて良かった。いずれにせよ優勝するには戦わなくてはならないのだが、決勝だと一発勝負なのでもしかしたらもあるかもしれないしね。

自分は「強い相手に勝ってこそ価値がある。強い者よかかってこい!」という気概は1ミリも持ち合わせていないので、少しでも勝つ確率が上がるならそっちの方が断然いい。

勿論、FC東京を始めとして同じ山に入っているチームが弱いわけではないが、なんとなくFC東京や神戸には相性がいい気がしている。

この頃には監督が変わっている可能性もあるが、ホームアウェーの2試合をうまく使って意地でも勝ち上がって来て貰いたい。

ところで鹿島が勝ち、神戸も勝つと10月7日(水)にアウェー、10月11(日)にホームで神戸とやることになり、10月3日(土)には神戸とリーグのセカンド13節アウェー戦が組まれているので、なんと3連戦になる。プロ野球か?

この形になったら鹿島は帰って来ないで、神戸で連戦してからホームに戻るということになるのかな。だとすれば日程は神戸に有利となる。

まあ、まずは鹿島が勝たないといけないのだが。

にしてもそうなったらリーグかナビスコかどっちの試合を観に行くべき迷うところだ。

とりあえず、少なくとも観戦に行きたいと思えるくらいのチーム状況にはなっていて欲しいね。

天皇杯の組み合わせも決まったみたいなので、これについては次回。

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2014ナビスコ予選(7)清水(H)戦その2 [ナビスコ]

【2014ナビスコ予選(7)、清水(H)戦・選手評】

曽ヶ端:PKは「顔」で相手に外させたか。チームが攻めていたので守備機会は少なかった。

伊東:走れていた。精度のいいクロスも何本かあり。守備も問題なかった。

植田:縦に何本かいいフィードあり。肝心の守備は、圧倒的に攻めていたので特に危なげな場面はなかったように見受けられた。

昌子:ハンドによるPKの判定はややアンラッキー。それを取り返sたのが後半最後。パスカットから怒涛のオーバーラップを敢行し、遠藤へ正確なグラウンダーのラストクロス。価値あるプレーだった。

山本:サイドで走り負けていなかった。豊川が入っていると守備の負担も減り、質のいい攻撃が出来ているように見える。

柴崎:キャプテンマークを巻くに相応しいプレー。特に前半はキレていた。相手への寄せ、パス、ゴール前への顔出し。もう少し積極的にシュートを打って欲しい場面もあったが、後半は後ろから飛び出して来てのシュートシーンが増える。決めたかった。

梅鉢:悪くなかった。運動量もあり、中盤でスペースは埋められていた。

遠藤:フィジカルの強さを活かしてのキープ、タメを作るプレー、パスの狙いどころも良かった。問題はシュート精度。PKを含めて入る雰囲気がなかった。最後の得点はほぼ昌子の得点だが、あそこまで上がれていたのは良かった。

豊川:守備もしっかりやりながら、攻撃のつなぎ役もこなす。無駄なボールロストがなく、攻守に安定感。

土居:積極的にプレー。先制点となったフェイントからのミドルシュートはファインゴール。後半、やや得点を欲しがったか、周りをうまく使えない場面がいくつかあるも、全体を通して自身の良さ出せていた。

赤崎:ゴールに直結する動き、シュートの正確さでチーム2点目を挙げる。前線からの動き出しで相手DFラインにプレッシャーをかけ続けた。

カイオ:足の止まった相手には有効だったが、ボールを持ってからのプレーに迷いが多い。パスの質も悪く、守備もルーズ。フィジカルコンタクトも弱く、ボールを失うこと多数。

小笠原:攻撃のスイッチは入れられてはいたが、どこか迫力に欠ける。

ダヴィ:フィジカルの強さを見せての強引な突破はいくつか見せたが、通用しなくなっている。柴崎の動きは見えていて、うまく連携出来ていたが、まだまだ周りを使える。

セレーゾ:スタメンは植田以外文句なし。遠藤がPKを外すまではほぼプラン通りにゲームは進むが、交代カードを切るにつれ、得点の気配が薄くなっていった。カイオ、ダヴィ、植田へのこだわりはいつか実を結ぶのか。

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2014ナビスコ予選(7)清水(H)戦 [ナビスコ]

自己最低条件の3点差以上勝ちは達成したものの、神戸が勝ち、得失点差で鳥栖も抜けずに終わって結果的に4位で終了。

試合後のインタビューで赤崎が言っていた通り、この試合に至るまでに形を整えておかないといけなかった。

ゲーム内容に関しては3-0とはいえ、勝負のキモは先制点。

土居のファインゴールが決まるまでは清水も勢いがあり、先に失点していたら、逆のスコアになっていてもおかしくなかった。

前半、キレにキレていた柴崎から赤崎のラインで2点目のゴールを奪ってからは、鹿島の一方的な展開。昌子の不運なハンドでPKを与えても、大前がクロスバー直撃で鹿島優位は変わらず。

後半は清水の足が止まり、やる気も感じられなくなって、もはや何点取れるのかという流れ。

も、赤崎が取ったPKを今度は遠藤が左に外し、ツキが落ちたのか、柴崎が2本、遠藤、ダヴィ、土居と次々に外していつもの鹿島に。

最後の最後で昌子の怒涛のオーバーラップから、あとは本当に決めるだけというクロスを遠藤が沈めて自己条件クリア。

失点以降(特に2失点目以降)の清水の状態が悪かっただけに鵜呑みには出来ない試合とはいえ、観ていて面白い試合だったことは確か。

前半はシーズン序盤の走れていて良かった頃の鹿島。ボールを持ったら全員がゴールに向かって気持ちを切り替え、ガガーッと上がっていく。ボール回しも速くて正確。ボールをロストしがちなカイオや、ロストしてしまうダヴィがいないとスムーズに回る。

土居も赤崎とはやりやすいのか伸び伸びとやれていたし、キャプテンマークを巻いた柴崎は、ここ何試合かの不調が嘘のようにキレがあった。

交代で小笠原が入ってからはフォロー役になって、ちょっと窮屈なプレーになってしまったが、2.5~3列目から上がってきてのダヴィのクロスをシュート*2の場面はどちらか決めたかった。

ちなみにキャプテンマークを巻かずにプレーしている小笠原を久々に見た。

ナビスコ予選は3勝3敗で、リーグ戦と同じく引き分けなし。いいのか悪いのかわからないが、勝って中断期間に入ることはまあ良かった。

豊川、赤崎らがスタメンを獲ってくれると、色々うまく回っていくようにも思えるのだが・・。

ナビスコも終わってしまったことだし、リーグと天皇杯に全力を注いで貰いたい。

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(以下、個人的まとめ)
【2014ナビスコ予選(7)6/1(日)】(カシマスタジアム15:00KickOff鹿島/10,677人/晴)
【スコア】鹿島 3-0 清水 (前2-0 後1-0) (S 17-8)
【主審】扇谷健司(主審)、木川田博信、伊東和哉
【得点】
(鹿)前16分 植田→土居 1右
(鹿)前26分 柴崎→赤崎 2右
(鹿)後45+3分 昌子→遠藤 1左
【警告】
(鹿)豊川1(前11分)、昌子1(前43分)
(清)吉田(後20分)、ヤコヴィッチ(後28分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東 植田 昌子 山本
MF c柴崎 梅鉢→64小笠原 遠藤 豊川→64カイオ 土居
FW 赤崎→78ダヴィ
【サブ】佐藤 中田 ルイス・アルベルト カイオ 野沢 小笠原 ダヴィ 
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】土居

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ナビスコ予選最終節、どういう気持ちでやるんだろう [ナビスコ]

本来、負けが確定するまで気持ちを切らさない方なのだが、このところの鹿島の戦いぶりからは伝わってくるものがなく、

「アレ? 勝ちたい(勝って欲しい)と思ってるのはこっちだけ?」

と、感じるような試合ばかり。

スタメン争いが激しかった頃は、出場した選手の必死さが伝わって来て、たとえ負けようとも、

「いい経験を積んだ。次につながる」

と納得も出来たが、今はなんとなく試合をやっているだけで、勿論、選手たちは必死にやっているのだろうし、観ているだけの人に言われたくないだろうが、なにかしら心に訴えるプレーを見せないとファンも減っていくと思う。

ナビスコ最終節、他会場の結果によるが、とにかく目の前の清水相手に3点差以上つけて勝つのが最低条件。

現実的に考えると前半のうちに2点差はつけないと難しく、まともなやり方でそんな結果が出るはずもなく、むしろ3点取られても6点取ったらオッケーだろ?というくらいの気合いでいかねばならない。

その覚悟はあるのか。

パワープレーは得意じゃないのでボールを回していく形にはなるだろうが、後ろに人数をかけていても仕方ない。2人で守ってオフサイド取れなかったら曽ヶ端頼みという感じでもいいくらい。

まあ、清水の方が予選突破に向けて条件が揃っているから余裕もあるし、こっちの思い通りには事は運ばない。

ようは、そういう気持ちを見せられるかどうかということ。ほとんど消化試合だが、去年のセレッソとやった時のような完全な消化試合ではないので、やれるだけのことはやって欲しい。

序盤10分でちんたらボールを回していたら、「ああ、またか」となる。

イメージとしては、雨で中断になって後日、中断時間から再開となった川崎戦。あの時は逆転出来ずに終わってしまったが、観ていて面白かった。

せめて、わくわくを届けて貰いたい。

・・と、書いていて申し訳ないが、日曜は野球観戦に行くのでライブでは観られません。帰って来るのも遅いだろうし、試合記事は月曜になるかもしれません。

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2014ナビスコ予選(6)神戸(H)戦その2 [ナビスコ]

【2014ナビスコ予選(6)、神戸(H)戦・選手評】

曽ヶ端:最初の2失点は完全なカウンターで仕方ないが、3失点目は単純なミス。集中力も切れたか。

伊東:走れてはいるがそれだけ。クロスの精度がなく、サイドの崩しにも工夫がない。

植田:本当に何かしらの経験を得ているのか、プレーにフィードバックされていない。これでは1人足りないまま守っているようなもの。

昌子:オフサイドのアピールが多い。レギュラーを取って安心したのか、ひた向きさに欠ける。いいカバーリングもあるが、あっさりと裏を取られることも多々。

山本:いつもの堅守ぶりがなかった。積極的に攻撃には絡めていたが、決め手がなかった。

柴崎:良くない。ゴール付近での消極的なプレーも残念。守備でも効いていない。

小笠原:動けていない。ボールを奪われることも多く、取りに行ってもかわされる。キックの精度もまちまち。

遠藤:チャンスメークという点では悪くないが、テンポが悪い。決めなければならない場面が2~3度。なんとかやれてはいたが、開幕時の絶好調時に比べて格段に落ちる。

カイオ:攻めが単調。持ち味のスピードも活かせず、フィジカルの弱さが目立つ。未熟なプレーが多く、無駄なファウルは勘弁して貰いたい。

土居:献身的に走ってはいるが、攻守のどちらにも傾かない中途半端な結果となる。連携もいまひとつ。

ダヴィ:とにかく求められるのはゴール。にしては酷過ぎる。動き出しも遅く、ボールも収まらない。ブラジル人特約はそろそろ解除して、真っ当なポジション争いに戻してみては。

野沢:出場して数分はいい動きをしていた。技術の高さを見せ、ゴールに迫るシーンもあったが、すぐに消えた。

豊川:懸命に走ってはいたが、展開的にもがっちり守られなんともならなかった。

ルイス・アルベルト:縦への推進力は見どころがあったが、むしろ高さを活かしたプレーを見たかった。連携面ではまったく。

セレーゾ:シーズン序盤の神がかり的な采配力は消え、暗黒時代を彷彿させる。何も変わらない試合が長く続き、観ていてもつまらない。先制したら誤魔化しながら勝つことも出来るが、先に失点すればリカバリー出来ない。選手起用にも疑問点多し。

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2014ナビスコ予選(6)神戸(H)戦 [ナビスコ]

いつものメンバーに戻し、休養も充分、相手方には脅威となるマルキーニョス、シンプリシオ、ペドロ・ジュニオールもいない。予選突破には絶対に勝たなければならない試合。しかもホーム。

・・にしては入り方からして「勝つ気あるの?」という立ち上がり。だらだらとやってミスは多いは、相変わらず決定機は決められないわ。

なんも変わっていない。

今シーズン開始から得点を重ね、「今年の遠藤はひと味違う」と思わせたのもつかの間、このところはダメダメシュートか、枠に当てる天才と言われた男の復活。ダヴィと揃ってこれでは流れは呼び込めない。

連戦中よりも何故かパフォーマンスの落ちていた小笠原はボールを奪われることも多く、ファウルを流し気味の松尾主審との相性も悪い。柴崎のフォローも効いていない。

チョン・ウヨンに奪われたボールを一発で通されて失点。録画で確認していないが、あれは手前に残っていた選手(誰?)がライン上げてオフサイド取るしか守れない場面だったが、足は止まっていた。

このシーンに限らず、とにかく昌子・植田はセルフジャッジが多く、まず手を挙げてアピールする前に体を動かさないと。岩政に習ったの? 2失点目も同じ形だった。

植田はこれだけ使って貰って、本当に経験を糧に出来ているのだろうか。守り方に工夫がないというか、簡単にやられている。よく手も出てるしね。

カイオの一本調子な攻めも、そろそろ我慢の限界。

後半開始で遠藤、カイオ→野沢、豊川への交代は納得の状況で、実況(藤田)は良かったと言っていたが、あれで良かったと言われても・・。

ダヴィのダメっぷりは変わらず。ヘディングも精度が悪いし、カウンターで抜け出した場面は後ろにDFを背負ってたとはいえ、あれを決めてくれないと使っている意味がない。得点出来る雰囲気がない。

0-2でもほぼ敗戦濃厚な気配だったが、トドメは久々出ましたソガンブル。真正面のシュートをはたき落とせず、そのままゴールに吸い込まれて3失点目。どのみちあの試合ぶりでは逆転など到底不可能だったことを思えば、年に1度の曽ヶ端のチョンボがこの試合で良かったか。

詳しく確認はしていないが、最終節F東京と鳥栖が引き分け、神戸が仙台に負け、鹿島が清水に3点差以上で勝てば奇跡的に予選通過となる気がするが(多分)、もう無理だろう。

思えば初戦から佐藤のミスで負け、歯車の狂った今年のナビスコ。まあ、最後まで可能性は残っているので終わってからまた書くが、気持ちの入った試合を観られなかったのが残念。

日曜の清水戦は思い切って全員代えてみたら? 鹿島の匙加減で清水か神戸のどっちかが予選突破となるか。

気持ち的には中断j期間に入りました。

(明日の更新はお休みです)

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(以下、個人的まとめ)
【2014ナビスコ予選(6)5/28(水)】(カシマスタジアム19:00KickOff神戸/6,054人/晴)
【スコア】鹿島 0-3 神戸 (前0-1 後0-2) (S 17-10)
【主審】松尾一(主審)、山内宏志、蒲澤淳一
【得点】
(神)前09分 チョン・ウヨン→杉浦 1右
(神)後12分 森岡→大屋 1右
(神)後30分 橋本 1右
【警告】
(鹿)なし
(神)なし
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東 山村 昌子 山本
MF 柴崎 c小笠原 遠藤→46野沢 カイオ→46豊川 土居→66ルイス・アルベルト
FW ダヴィ
【サブ】佐藤 山村 西 ルイス・アルベルト 豊川 野沢 赤崎 
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】-

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