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2024第28節東京ヴェルディ(アウェー)戦 [リーグ]

絶望的な内容と結果。既にこの体制の限界が見えていたなかでも優勝争いに辛うじて残っていたのだが、勝ち点さえも拾えずチームも瓦解。テコ入れをしないとダメなのだが、まったく何も出来ていないというのが現状。

前半の勢いのあるうちにシュートまで持ち込まないといけないのに、相変わらずポゼッションだけしてボールを回すだけで決定機もなし。相手にバー直撃や枠内強襲のシュートはあれど、こちらはチャンスすらなし。

頼みのセットプレーも何か変化を加えようとしていたのはわかるが、かえって逆効果でチャンスどころか味方がボールに触ることさえほぼなし。甲府戦の勢いに乗ってシンプルに高さ勝負でも良かったのに。

前線は明らかにヘバっていた。師岡、仲間、名古の運動力が足りてなく、そこにまったく動かずロストしてばかりの鈴木だとどうにもならない。神出鬼没と言えば聞こえはいいが、うまくいってないとただプレッシャーのキツいところから逃げているだけに見える。

相手に吠え散らかすのもいいが、まずは結果を出してくれ。PKキッカー専用では話にならない。もっとゴール前で脅威になる選手であって欲しい。

正直、ボールを持ってシュートの期待感と得点になりそうな気配を持っているのは濃野と、今日の藤井だけだった。濃野はヘッドからの左足シュートは惜しかった。もう一人詰めてたら。

藤井は相手ハンドを誘ってPK獲得。明らかに腕を出しに行ってのハンドだし、PKになったのは勿論のことだが、カードが出なかったことに不満。2年前の川崎戦で荒木が胸でクリアしたのをハンドにされたどころか一発退場だったのに、ルールが変わったのか?

その後も怪しいハンドのクリアもあったが、続けて2本のハンドは進言出来ないのか。まあ、今はこうやってPK貰うくらいしか得点出来なさそうなのが一番残念なんだが。

それにしても芝の状態なのかあえてなのか、重そうなピッチだった。ボールが全然転がらないし、パスサッカーをやるには不向きなコンディションに見えたが、実際選手たちはどう感じていたのだろう。柴崎のキラーパスがひとつもなかったのはこれもある気がする。

失点は全員の不注意だが、綱島に持ち出されたのは藤井のところから。あのへんの守備はやはり弱点。攻撃で貢献出来たから仕方ないことではあるが、知念がいたら潰してくれただろうか。

2失点目はまたしても早川のクリアミス。ミスとまでは言えないかもしれないが、「アシスト」と言っても差し支えないくらいドンピシャで相手足元にお膳立てした。触らずとも枠を外れていたようにも見えるが、指先で弾いてコーナーに逃げるとかの技術はないもんかな。

ベンチの控えは徳田がアウトでミロサヴリェヴィッチがイン。ポポヴィッチの優遇枠が確定してしまった。何の役にも立たない外国籍選手を来年以降も抱えることに気持ちも重い。まさかとは思うが、知念が復帰したら樋口がアウトなのだろうか。そうなったら来年は移籍するだろうな。

ターレスはちゃんとした展開ではなかったので良し悪しわからず。田川は今のところいいところなし。初出場の時に一瞬スピードでいいものを見せたのだが、味方が使い切れていないだけかこんなものか。

いずれにせよ、2列目の充電がマックスの時しかまともに戦えないことが明白になった。鈴木をワントップで自由にやらせる戦略は頭打ちであり、最初から田川を入れて2トップにするか、降りて来ないようにゴール前で勝負させるかしないと、ただのボールロストマンになってしまう。

せっかく町田が引き分けたというのに詰めるどころか離され、得失点差もあるので実質7以上。広島にも離されて4差、神戸にも抜かれて1差。もう1敗も出来ないと個人的に思っていた磐田戦から2敗1分。PKの2点しか取れていない。

もう素直に諦めるべきなのか、まだ6差と気合を入れ直すべきなのか。当然後者なのだが、試合内容が酷過ぎてね。

次週は京都戦を現地で観戦予定。更新は遅くなると思われます。降格するかもしれないから今年行かないと!と奮起しての参戦を決めたが、新瀬力獲得で別物にチームに生まれ変わった京都は、もはや鹿島より状態がいい。ボコられるのは勘弁して欲しい・・。

こうなったら練習などせずに完全に休養させて体力を回復させるか、今のやり方を変えて選手を入れ替えるのか。残り試合数を考えると今から作り直すのは現実的ではないので、体力回復しかないように思うが、だったらせめてシュート意識だけは高めてくれ。

審判次第だろうが、シュートを浴びせ続ければそのうちPKも取れるだろうし、得点も入るかもよ。

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さっかりん


(以下、個人的まとめ)
【2024第28節 8/25(日)】(味の素スタジアム18:03KickOff東京ヴェルディ/24,814人/晴)
【スコア】東京ヴェルディ 2-1 鹿島 (前0-0 後2-1) (S 11-12)
【主審】(主審)笠原寛貴、堀越雅弘、平間亮、(VAR)荒木友輔、淺田武士
【得点】
(東)後18分 綱島→山見 5右
(東)後30分 山見 6左
(鹿)後45分 PK鈴木 12右
【警告】
(鹿)植田2(後9分)
(東)谷口4(前分44)、宮原2(後20分)
【出場】
GK 早川
DF 濃野 植田c→90+1樋口 関川 安西
MF 三竿 c柴崎→90+1ミロサヴリェヴィッチ 仲間→59藤井 名古→90+1ターレス・ブレーネル
FW 鈴木c 師岡→66田川
【サブ】山田 須貝 樋口 藤井 ターレス・ブレーネル ミロサヴリェヴィッチ 田川
【監督】ランコ ポポヴィッチ
【MyMVP】-
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し(0)
【BS松竹東急】-

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2024第104回天皇杯ラウンド16(4回戦)甲府(アウェー) [天皇杯]

2年連続負けている甲府に対し、プライドに賭けても負けるわけにはいかなかった。

前半、ポゼッションしながらもシュートを打てず、打ったとしても精度も悪く、とても得点出来そうにない雰囲気のなか、ワンタッチでつながれてあっという間に失点。またもや先制点を与え、リーグ戦と同じく苦しい展開。

恐らく、あのまま後半に入っていたらやられていたんじゃないかと個人的には思っている。なので、前半終了間際に相手のクリアミスを見逃さず、スピード勝負で競り勝ってボールを奪い、倒れずに踏ん張ってからキーパーの股を抜いて同点弾を決めた藤井がMyMVP。

藤井の課題は明確で、守備強度とシュート及び得点。ゴール前で持ち替えた時にはまたしてもやらかしたかと思ったが、決めてくれて助かった。あれがコンスタントに出来るようになれば、もっと信頼度も上がる。

一方、師岡は最近顔色が良くなくて元気もない。ひと通りのタスクはこなせているものの、やや物足りない。渾身のシュートはポストを叩き、あれが入ると入らないでは大きな違い。

後半、鈴木と名古を投入して流れをつかみ、柴崎でギアを上げ、仲間で更に強度を増した。最後は安西を左サイドに入れて須貝を右に回し、濃野を一列前に上げる作戦。サブにこれだけの人員がいると交代もハマる。

お互い延長には持ち込みたくない雰囲気のなか、8本目のCKを柴崎が蹴り、植田がドンピシャで合わせて勝ち越し弾。決勝点となり、柴崎か植田がMVPでも異存はない。柴崎のキックの精度も高く、植田のヘッドも力強かった。

というかそれまでのセットプレーが悪過ぎた。樋口も試合勘なのかひとつもいいのがなかったし、トリックプレーで息が合わずにカウンターを受けた場面は頭を抱えた。全体を通しても頑張っているのは伝わるのだが、何か違いを見せられたかといえばそうでもなく、及第点といったところ。

スタメンでボランチ出場だったミロサヴリェヴィッチはやはりもう要らないかな。土居と同じで器用ではあるが決定的な仕事をするわけでもなく、次第に悪くなっていって破綻するという感じ。縦パスを通そうという意識は高くて良かったが、それ以外の変化もなくミスが増えてきて終了。

土居はずっとフロントに気に入られていたが、ミロサヴリェヴィッチはポポヴィッチが気に入っているのだろうから今後もまだ起用は続くのだろう。完全移籍で来年もいることが確定なのは気が重い。

須貝は勝ち運がなくていつ見てもヒヤヒヤするが、スタメンフル出場で勝利に貢献。終了間際に鈴木が激怒して乱闘に加わりそうなところを、身体を張って止めたのがナイスプレー。

鈴木はパフォーマンスもあるのはわかるが、あそこまで激高するのは良くない。審判によってはイエローも貰うし、やる意味がない。大怪我するようなプレーならともかく、審判もカードを準備していたし、強い姿勢を見せるくらいでいい。

ちなみに山下主審は単純にブレブレという印象。前にも当たったことがあるが、その時もそう思った。今回は鹿島にプラスに働いた部分があって助かったが、相手にしたら文句も言いたくなるだろう。

いずれにせよ、レギュラーメンバーが出るまでに同点に追いつき、そこから先に点を取られなかったことが勝因。かなり苦しんだ試合だったがなんとか勝ち上がり、準々決勝にコマを進めた。

次の相手は因縁の神戸が相手。ACLの関係でアウェーでの試合になるとか。トーナメントの上段がホーム扱い?でずっとアウェーだったのに、またしてもアウェーはもやっとする。日程も大丈夫だろうか。

2020年に神戸に初タイトルを取られてしまった天皇杯決勝の借りを返すためにも、絶対に勝たないといけない理由がここにも強くある。さすがに今日のスタメンのデキを見ていると隙を見せることは出来ず、最初からガチでいくしかないだろう。

リーグ戦との兼ね合いが大変だが、秋で涼しくなっているしチャヴリッチも復帰しているだろう。ターレスや田川がハマっていれば尚のこといい。このタイトルも狙っていって欲しい。

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(以下、個人的まとめ)
【2024第104回天皇杯ラウンド16(4回戦) 8/21(水)】(JITサイクルインクスタジアム19:00KickOff甲府/7,796人/曇時々雨)
【スコア】甲府 1-2 鹿島 (前1-1 後0-1) (S 8-9)
【主審】(主審)山下良美、浜本祐介、森川浩次
【得点】
(甲)前29分 宮崎↑三沢 1H
(鹿)前45+3分 藤井 1右
(鹿)後44分 CK柴崎↑植田 1H
【警告】
(鹿)なし
(甲)マクーラ(後24分、後45+3分)
【退場】
(甲)マクーラ(後45+3分)
【出場】
GK 早川
DF 濃野 c植田 関川 須貝
MF ラドミル・ミロサヴリェヴィッチ→46名古 三竿 樋口→83安西 藤井→77柴崎c
FW 師岡→79仲間 田川→46鈴木
【サブ】山田 安西 柴崎 名古 仲間 鈴木 徳田
【監督】ランコ ポポヴィッチ
【MyMVP】藤井(1)
【NHK-BS】-

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2024第27節浦和(ホーム)戦 [リーグ]

引き分け沼から抜け出せず。浦和は枠に2本、早川のファインセーブ2本。鹿島は鈴木の決定機2本と、仲間の疑惑のオフサイドゴール。ラインを引いた映像が出されるのだが、手前の相手選手残ってない?

負けなくて良かったとは思いたくないが、負けてもおかしくないシーンはいくつもあり、勿論、鹿島が勝ってもおかしくないシーンもあった。しかし、引き分けで充分な浦和と、勝たないといけない鹿島ではダメージが違う。

前節鹿島相手に逆転勝ちを収めた磐田が町田に0-4と惨敗し、勝ち点差を広げたうえに得失点差で追いつけそうない差に広げられてしまった。

納車された田川は起用されて特徴を見せたが、2枚目の樋口の投入が90+5分。夏場の試合で5人の交代枠があってほぼスタメンだけで戦うスタイルはキツい。

樋口を始め、サブメンバーは「やってやろう」という気持ちよりも移籍したいという気持ちになっても仕方ない。杉岡、永戸だったら秒で決断だろう。

試合展開はしっかりと対策を練ってきた浦和が主導権を握り、前半はポイントで言えば浦和の完勝。後半、鹿島にもチャンスが生まれて得点になりそうな気配はあったが決め切れず。

エリア内でボール受けたら迷わず足を振ってくれ。名古、仲間、師岡、コネコネと持ち替えてる間に詰められてシュートを打つどころかカウンターを喰らうことも多い。そして、打ったら打ったでことごとく弱弱のキーパーへのパスとかため息しか出ない。

鈴木は珍しくゴールに向かう姿勢を見せて中央からカウンターでドリブルから1対1のシュートと、サイドから切り込んでダブルタッチで剥がしてからのミスショット。2つめの方は中で田川が構えていたので、いつものパス優先の鈴木だったら通ったかも。

鈴木が降りて来て攻撃を組み立てる形はもう既に相手に知れ渡っていて、結局、ゴール前に誰もいないのでシュートまでいけずに終わることの方が多い。もうちょっと逃げずにゴール前で鈴木には頑張って貰いたいのだが、そうなると消されてしまうのだろうか。

師岡、仲間、名古のゴール前への侵入回数も少ないし、サイドからの攻撃ももっとシンプルに上げて欲しいこともいくつもあって、ゴールの気配があるのはやっぱり濃野が持った時だけというのはどんなもんか。

順位的にも後ろに喰われてズルズルと落ちそうな勢い。月末に京都の試合を観に行くのだが、新戦力が爆発しているようで不安しかない。

打つ手がない、という状況に見えるが試合後の監督インタビューでは強気の発言。気になる。

ところで知念は怪我なのだろうか。いつもの強度が出せなくて前半スカスカで怖かった。後半は修正してきたのでひと安心だったが、サブをまったく信用していない・・というか信頼出来ないのか、誰も投入出来ないとすればこの先も厳しい。

まあ、あの緊迫した状況でミロサヴリェヴィッチなんて入れたら崩壊するし、藤井、須貝は守備が弱いので一気にやられる可能性もあって交代出来なかった気持ちはわかるが。

磐田戦での負けに続いてタイトル争いから大きく後退する引き分け。前回対戦の武田にFK決められたところからずっとうまくいってない感じだっただけに、浦和に勝ってモヤモヤを切って欲しかったんだけどな。残念。

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(以下、個人的まとめ)
【2024第27節 8/17(土)】(カシマスタジアム18:03KickOff浦和/33,295人/曇)
【スコア】鹿島 0-0 浦和 (前0-0 後0-0) (S 13-8)
【主審】(主審)御厨貴文、西橋勲、村井良輔、(VAR)川俣秀、熊谷幸剛
【得点】
なし
【警告】
(鹿)三竿1(後45+3分)
(浦)マリウス・ホイブラーテン3(後40分)
【出場】
GK 早川
DF 濃野 植田 関川 安西
MF 三竿 c柴崎 仲間→90+5樋口 名古
FW 鈴木 師岡→70田川
【サブ】山田 須貝 樋口 藤井 ミロサヴリェヴィッチ 田川 徳田
【監督】ランコ ポポヴィッチ
【MyMVP】早川(2)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し(0)

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ターレス・ブレーネルがFCルフ・リヴィヴ(ウクライナ)よりレンタル移籍で加入 [契約関係]

ターレス・ブレーネルがFCルフ・リヴィヴ(ウクライナ)よりレンタル移籍で加入。こちらオフィシャル

ホキョハラに対するマネジメントなのか、とりあえず一人獲得。正直、本当に期待はしていない。こちらの思惑を裏切って救世主になってくれればいいが、田川がモノになってくれればいいなと思っているのが本音。

レンタルなのでダメならダメで切ればいいだけなのでそういう意味では安全策ではあるが、今季残り試合はもう少ない。ただでさえ1敗も出来ないと思っていたのに磐田戦で不甲斐ない負けをしてしまい、追い込まれている。

試しに起用するなんて展開にするためには3-0くらいでリードした残り10分とかでもない限り無理だろうし、そういう展開でも徳田とか須貝が使われないのでよほどポポヴィッチに気に入られないと、もしかして今季出場する姿は見られないかも?!

まずはパレジと争って、次に田川と争って、最後はポポヴィッチのお気に入りのミロサヴリェヴィッチと争ってベンチ入りするところから。微妙な戦力だったら将来性もコミで徳田でいいと思う。

あとは鈴木と息が合うかどうかかな。少しでも思惑とズレればピッチでキレる鈴木と合わせるのは至難のワザで、藤井みたいに委縮してしまっては元も子もない。名古や仲間、師岡は良く合わせていると思うよホント。

恐らくこれで夏場の補強は打ち止めかな。赤字も抱えていることだし、入ったお金を右から左に流していても良くないので、これでなんとかいくしかない。紅白戦をするくらいの戦力は整った感じだし。

怪我さえ気をつけて、少数精鋭で優勝を目指そう。一応、FW登録は7人になった。チャヴリッチさえ復帰すればまだやれると思いたい。

台風も気になるところではあるが、週末の浦和戦で反撃の勝利を挙げたい。

それにしても我々は正義さんは凄いな。札束で殴り倒すのが正義流。神戸も同じようにやったし、タイトルは金で買う時代になったのか。そんな夢のない話にはして欲しくないので、絶対に金満クラブにだけは負けて欲しくない。

意地を見せろ。

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2024第26節磐田(アウェー)戦 [リーグ]

疲れたうえに勝ち点も取れず、何の収穫もない最低な試合だった。サブメンバー、特に外国籍選手の質の低さで負けたようなものだが、采配も悪かった。

と、思うが、結局は控えに信頼出来る選手がいないからあそこまで引っ張らざるを得なかったのか。1-0でリードしている展開だったが、磐田は押せ押せのムードだったし、捨て身の攻撃を繰り出して来ていたので受けるか、いなすかとはっきりさせないといけなかった。

投入された直後に、警戒していて当然のクルークスの左足をフリーにさせた藤井は、守備の何を学んでいるのだろう。あそこだけはやらせてはいけなかったのに。仲間がいればと思ったが、疲労のためなのかベンチ外だった。

決めた山田はスーパーゴールだったので早川にはどうしようもなかったと思うが、2失点目は早川を含め、スローインからの不注意な失点だった。その前にも逆サイドから簡単にゴールに迫られていて危なかったのに、完全に勢いの呑まれてしまっていたのか。

VARは味方だったり敵だったり。鹿島のPKになった場面は、取らない審判もいるだろう。そういう意味ではラッキーだった。鈴木が真ん中に蹴って危うく止められそうになったが、貰った1点と個人的には認識していた。

関川のハンドでPKと言われ、訂正されてナシになった場面は、腰の辺りに当たっているのでセーフ。腕も畳んでいるし当たった場所も下。あれでPKとかになったら、もうサッカーはセンタリングではなくて相手の腕を狙って蹴る方が得点につながる競技になる。

一度はPKと言った判定をちゃんと覆してくれたのは良かったが、今度は柴崎から濃野→名古がうまい切り返しでゴールを奪ったシーンで濃野のハンドを取られてノーゴール。

当たってはいる。攻撃側は当たれば即ハンドだそうで致し方ないが、名古はその前に同じような形で決められなかったので、そっちが取り消しだったら良かったのにと恨み言を言いたくもなる。

全体として言えば、前半はパスもつないでポゼッションも高く、相手にボールを触らせずに貰った1点を使ってうまく試合を作れてはいた。

しかし、リードしている展開で攻めもせず時間を消費するようなサッカーをやっていては、勝利をつかむことは難しい。もしも名古の得点が取り消されなかったらそのまま逃げ切れたかもしれないが、攻撃でほぼ決定機を作れていない以上、相手はイケイケで来る。

同点にされた時点で、引き分けで終わればマシだと思っていたが、案の定引っ繰り返されてしまった。複数得点から追いつかれたり、先制したのに逆転負けしたりと今季何回目だろうか。優勝に向けてもう1敗も出来ないと思っていたのはこっち側だけか?

これまでの反省を踏まえ、追加得点を奪ってトドメを差しに行くという考えはなかったのだろうか。省エネと言えば聞こえがいいが、手を抜いて追いつかれているように見える。終わってみればPKコミのシュート6本とは情けない。

パレジはゲームの締めに使うのはありと控えめな評価をしていたが、今日の試合で個人的には見限った。無駄なファウルをするだけで存在感なし。田川インでパレジアウト確定。

ミロサヴリェヴィッチもナシ。元々、どこがいいのかわからない選手だったが、ポポヴィッチの推薦でなければ使われもしないだろう。何を評価しているのだろうか。

負けている時間のない状況で無駄なファウルを与え、何か決定的な仕事をするわけでもない。ドリブルもなく、ミドルもなく、パスの精度もない。守備でも強度があるわけでもなし、これだったら誰が出ても一緒で、多分舩橋とか須藤でも変わらない。

鈴木も酷かった。せっかくチャンスになりかけたところで潰されて止められることが多く、もっと簡単に捌いて欲しいシーンがいくつもあった。そして、捌いてミスするシーンもいくつもあった。濃野からのマイナスのクロスは定番の宇宙開発。

あきらかにバテているのに交代出来る選手がいないのがキツい。田川の即ベンチはなく、納車されてもガソリンは入っていなかった模様。

町田が負けたおかげで勝ち点は離されずに済んだが、こういう時に追いつかないとずっと追い越せない。後ろからも突き上げられて、本当に後がない。

ここから先は涼しくなっていくし、連戦もなくなるのでこんな酷い試合とはオサラバ出来ると信じたいが、どうなんだろうね。次はここ数年引き分け続きの浦和。向こうも大量に選手がアウトしていて、ここを勝てないようでは絶望的。奮起して貰いたい。

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(以下、個人的まとめ)
【2024第26節 8/11(日)】(エコパスタジアム19:03KickOff磐田/32,995人/曇)
【スコア】磐田 2-1 鹿島 (前0-1 後2-0) (S 6-6)
【主審】(主審)上村篤史、三原純、西村幹也、(VAR)清水勇人、中井敏博
【得点】
(鹿)前38分 PK 鈴木11右
(磐)後32分 ジョルディ・クルークス↑山田 3左
(磐)後44分 植村→古川 2左
【警告】
(鹿)ミロサヴリェヴィッチ1(後45+10分)
(磐)なし
【出場】
GK 早川
DF 濃野 植田c 関川 安西
MF 知念→82ミロサヴリェヴィッチ c柴崎→76三竿 樋口→76藤井 名古→90+1ギリェルメ・パレジ
FW 鈴木 師岡→90+1徳田
【サブ】山田 須貝 藤井 三竿 ギリェルメ・パレジ ミロサヴリェヴィッチ 徳田
【監督】ランコ ポポヴィッチ
【MyMVP】-
【DAZN】0クルクル、最大2秒、フリーズ2回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し(1)

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田川亨介がハート・オブ・ミドロシアンFC(スコットランド)より完全移籍で加入 [契約関係]

田川亨介がハート・オブ・ミドロシアンFC(スコットランド)より完全移籍で加入。こちらオフィシャル

噂通りに田川が完全移籍で加入。サンタクララで三竿と、鳥栖で樋口とチームメイトだったとか? 馴染むのが早ければ早いほどいい・・というか今季も残り少ないので調整している期間などない。納車即エンジンフル稼働でよろしく頼む。

プレースタイルは全然知らない。鳥栖の時もFC東京の時もまったく記憶にないので、どういう選手なのかもさっぱり。

左利きのダイナミックなプレーも得意なフォワードで、献身性もあるとのこと。ポポヴィッチのリクエスト通りの選手だということらしい。イメージとしては師岡みたいな感じなのかな。スピードもあるということで、背丈もあるので楽しみ。

獲得しても使わないのでは意味がないので、是非とも期待に応えるように、まずは監督の信頼を勝ち取って試合に出るところからスタート。一度干されると出番がなくなるので頑張って欲しいよホント。

フォワードということだが、鈴木のワントップスタイルを貫くなら師岡のようにサイドハーフにコンバートされるのだろうか。前節の余裕ある時でも徳田は使われなかったし、チャヴリッチが復帰するまでは鈴木で押し切るのかもしれない。

もしフォワードとして鈴木の代役が務まるのなら嬉しいが、そこまではいかないと割り切っておく。2列目の負担を軽減してくれるなら補強としては成功と思う。

ベンチ入りメンバーをかけてはパレジやミロサヴリェヴィッチとの争いになるのか。まさか樋口までアウトにしないで欲しいが・・。その後にチャヴリッチが復帰すればどうなるのか。まあそういうベンチ入りの心配を出来るなら、戦力になっているということだからオッケーだろうか。

契約は1年半ほど残っているとかいう話だったので、移籍金が1000万円~1億8000万円と幅の広い噂がある。せっかく得た移籍金が無駄にならないようにしたい。年度赤字もそろそろ解消しておかないとだしね。

欲を言えばキリがなく、掲示板では今だにマテウス・サヴィオを言っている人がいるが、さすがにそれは無理だろう。もう一人補強するなら、安西と濃野が元気にやってくれているから問題がないように見えるサイドバック。

試合後のインタビューで安西がくたびれていたように、このまま怪我や累積なしで今シーズン乗り切れるかは難しいところ。須貝には頑張って欲しいが、現状、二人とはかなり差がある。

ただ、須貝より能力があり、両サイドバックをこなせて、それでもベンチ入りもしくはベンチ外確定になるだろうチームに、わざわざ加入しようとする選手はいないだろう。須貝に意地でもついていって貰い、実力で出場時間を獲得して欲しい。

補強についてはこのへんで終わりかなと思っている。補強よりもまずは怪我せず、今の選手で戦えるようにして欲しいと思う。

あと、鹿島の話ではないが、前節の川崎VS神戸の試合での退場劇。どっちも嫌いなチームなので、いつも贔屓されてるなあとしか思ってなかったのだが、贔屓されている同士だと川崎劇場が勝ったみたい。

飯野の2枚目のシュミレーションでのイエローは微妙な感じもしたが、トゥーレルの一発レッドはさすがに気の毒。よほどキツめに蹴ったのかと映像を見てみたが、止まっているボールをゴロで副審の足元に蹴ったもの。

副審に対する暴力行為ということで一発レッドだったらしいが、シュミレーションの件といい、この場面を切り取っただけではない色々なところでバチバチやっていてブチキレ寸前だったのだろうか。イエローならまだしもレッドとは。

ゲーム展開に関係なく、主審・副審の腹積もりひとつでゲームを壊される可能性があるということが怖い。特に鈴木はよく文句を言ったりしているが、等々力ではもう何も言うな? 落ちてるボールも触るなよ?

ちょっとでも触ったら遅延行為でイエロー、蹴ったら暴力行為でレッドとかシャレにならない。これは他山の石とせず、重々注意して今後ゲームに臨んで貰いたいと思う。そんなプレーだった。

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2024第25節鳥栖(ホーム)戦 [リーグ]

攻守がガッチリ噛み合って鳥栖に3-0完封勝ち。前回対戦では逆転負けし、過去にも打ち合いになって悔しい想いをしてきた相手だけにゼロ封で勝ち切れたのは気持ちがいい。

補強なしの夏ウインドーは不安しかないが、三竿が戻って来ていなかったらと思うと背筋が凍る。立ち上がりこそ足がついていない感じがあったものの、時間が経つにつれて強度も増し、柴崎との息も合ってきた。

課題と言われていた攻撃でも2点目にも絡んだし、チームを引き締めてくれた。

MyMVPは濃野。今のチームの中で多分一番シュート精度と思い切りがいいと思っているが、今季7点目。チャヴリッチに並んだ。後半にはもう1点追加出来そうなチャンスもあったが、惜しくも相手に上回られた。ドリブラーの横山も抑え込んだし、守備面でも良かった。

関川も対角へのフィードが冴えていた。カバーリングも良かったし、ミスもほとんどなかった。CKからのヘッドは決めたかったところ。植田はパスがいまいちだったが、ゼロに抑えたので仕事は果たした。

早川も相手に流れが行きそうなところでのビッグセーブ2本。いつもは弾いたボールが相手の前に転がって失点するのだが、コーナーに逃げることが出来た。意識的にやれているのなら、このまま技術を磨いていって欲しい。

柴崎もコンディションが上がって来た。随所にキレのあるパスがあったし、守備でも破綻せずバランスも良かった。怪我せず今季を完走してくれれば。

仲間にも得点が生まれ、師岡、名古も身体を張れていた。交代で入った藤井はスピードを活かしてトドメの3点目のアシストをつけた。欲を言えばその後の攻撃で、やはりシュートではなく縦に切り込んでクロスを選択するのが弱気。

安西にも今季初ゴール。試合後のインタビューで「監督が行けってうるさいんで」ととぼけると、ポポヴィッチは「今までゴールを待たされたことにペナルティを与えないと」とアンサー。いい関係性と言える。

メモリアル1000ゴールだそうで、おめでとう。

鈴木は正直に言えば微妙。ミスも多くて背負ってからのロストも多発、パスミス多数、動きも少なく省エネモードなのか。少しパスがズレただけでつながらなくなるのは厳しい。シュートも枠に行かず。とはいえ終わってみれば走行距離とスプリントは上位に入っているので考えてのことなのか。

樋口はいいボールも蹴れていたし、集中も出来ていた。適正ポジションはボランチだと思うが・・。鳥栖からオファーがあったとか噂もあったし、いつ出て行ってもおかしくない起用のされ方だが、踏ん張って化けて欲しい。

パレジとミロサヴリェヴィッチはよくわからない。これといったプレーもなかったがミスもなかったというような。人数的にもう足りないので、こうなったら力になって貰うしかない。強力助っ人とまではいかないが、せめてサブとして使えるくらいには仕上げて貰いたい。

上位陣がうまい具合に勝ち点を落としてくれたので、再度上昇。これが最後のチャンスかと思われる。離されないように勝ち点を積み上げていきたい。

ただまあ、怪我人が2人出た時点で終了という感じで、まさに薄氷の上だけども。

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本屋大賞2024大賞「成瀬は天下を取りにいく」著:宮島未奈[amazon.co.jp][Kindle]。Kindleなら8/8までポイント半額還元。



(以下、個人的まとめ)
【2024第25節 8/7(水)】(カシマスタジアム19:03KickOff鳥栖/14,106人/曇一時雨)
【スコア】鹿島 3-0 鳥栖 (前1-0 後2-0) (S 13-9)
【主審】(主審)木村博之、聳城巧、赤阪修、(VAR)長峯滉希、野村修
【得点】
(鹿)前18分 柴崎→濃野 7右
(鹿)後08分 鈴木↑仲間 4H
(鹿)後34分 藤井→安西 1右
【警告】
(鹿)師岡3(後02分)
(鳥)中原1(前38分)、福田2(前42分)、河原1(後4分)、富樫4(後17分)
【出場】
GK 早川
DF 濃野→90須貝 植田 関川 安西
MF 三竿 c柴崎→78樋口 仲間→78藤井 名古→87ミロサヴリェヴィッチ
FW 鈴木c 師岡→87ギリェルメ・パレジ
【サブ】山田 須貝 樋口 藤井 ギリェルメ・パレジ ミロサヴリェヴィッチ 徳田
【監督】ランコ ポポヴィッチ
【MyMVP】濃野(3)
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)、3秒巻き戻し?(3)

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