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西がヴィッセル神戸に完全移籍 [契約関係]

西がヴィッセル神戸に完全移籍。こちらオフィシャル

神戸からオファーという話が聞こえてきた時には行くだろうなと感じていた。もしも神戸ではなかったとしても札幌に帰るかもしれないと思っていたし、掲示板ではやたらと川崎推しも多かったし、残る雰囲気もあまりなかった。

先に言っておくと個人的には西はかなり好きな選手。加入当時から、抜群のトラップとアイデアのあるパスセンスを披露し、困った時に何とかしてくれる感じと飄々としたプレースタイル。

本人はずっと前目の位置でやりたいと言いながらも、鹿島の不動の右サイドバックとして数々のタイトル獲得に貢献してくれ、攻守を支えていた。

当時は守備が弱いと散々に叩かれていたが、自分は何よりも西の攻撃センスを買っていたので、多少守備が弱かろうと問題ないと思っていた。

昨年、鹿島は内田を復帰させた。噂では年棒に随分と差があるからとかいうような言い方をされていたが、西の内心はどうだっただろう。

年間60試合というとんでもないスケジュールのなかで、全部出ることは不可能。内田がスタメンになって西が控えになることもいくらかあったが、コンディションを考慮しながら、自分の目にはむしろ優先されているようにも見えた。

攻撃がやりたいという希望を大岩が受け入れたのかそのあたりは想像することしか出来ないが、2列目をやったりボランチをやったり、結構自由にやらせて貰っている印象さえあった。

正直、前にも書いたが西の2列目がハマったのは伊東を使って縦に一気に攻めた時の数回くらい?で、ボランチに関しては良かった記憶がひとつもない。右サイドバックでこそ活きる選手だったし、2列目で起用するのは緊急避難的な場合だけと今でも思っている。

内田の復帰によって休みも取れるようになり、成功しなかったが2列目でも使われるようにもなり、色々とやりたいことをやっているように見えたが、その実、実力を充分に発揮出来ない適当な使われ方をされていたと言われればそうとも取れる。

これは大岩の謎采配が理由であり、西だけではなく安西や土居なんかもそうなのだが、選手の力量をしっかりと出させ、かつ成長を促すような起用法ではない。その才能は大岩には残念ながらない。

もしかしたらそういう部分でも嫌気が差していたかもしれない。これは結果論と言われるかもだが、ACLを獲得した後に銀髪に染めた。髪の色くらいは自由だしそれはいいが、あの後からどうもプレーに身が入っていないように感じていた。その頃のブログにもそう書いた。

だとすれば何かしらの不満を抱えたまま鹿島でやるよりは、もう31歳、キャリアの後半に入っている。年棒にしてもそうだし、自分のやりたいようにやってもいい。

勿論、鹿島でやってくれることが一番嬉しいが、移籍ならば仕方ない。大岩のあの謎采配だったら誰だって出て行きたくなって当然。オフィシャルのコメントもさっぱりしていた。

せめて移籍金を残していって欲しかったが、これは鹿島フロントの契約の甘さとか色々あるだろうから何とも言えない。

スター選手を揃えまくった神戸のなかで西の奔放さがプラスに出るのか、うまく噛み合わないのか。パスの精度は高いし、プラスに出るように思えるが、逆に他の選手がやりたいようにやってうまくいかないかもしれない。

いずれにせよ鹿島と当たる時は弱点の守備を突くだけ。やっぱり鹿島は強いなと思わせてやりたい。

とはいえ、精神的支柱だった小笠原を始め、昌子、続いて西。チームを勝たせられる選手がどんどんと出て行き、引っ張るだけの大岩が残った。鹿島らしさが薄くなってきているが大丈夫なのだろうか。

伊東が怪我明けでどれだけやれるかも未知数だし、小田はまだ足りない。内田も怪我を抱えているので無理に使えない。しばらくは安西で凌ぐしかないだろうが、右サイドバックとCBを出来る起用な選手を獲得するか、粗削りでもいいから右サイドバック専門の選手を獲らないと厳しい。

エウシーニョがフリーになっているので、枠さえなければそれでもいい気がしているが・・。

最近では入れ替わりが多いのは当たり前になってきたとはいえ、抜けたら補強、という考えがすぐに出て来るようになった自分もちょっと嫌だなあと思う今日この頃である。

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さっかりん



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