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2018ACL優勝、総括 [ACL]

まだもう一回だけ続くんじゃ。というかリーグの話は・・?

9ヶ月に及んだ長い戦い。思えば予選、決勝ラウンド序盤の頃、リーグ戦では降格圏に片足を突っ込んだ状態で、ACLのどこかで敗退していたら大岩は解任になっていたのだろうか。

大岩が解任するのならば悲願のACLさえ諦めてもいい、と思える時期もあったが、途中からは解任して欲しいがACLさえ獲ってくれるのならもう何でもいいと変わり、まあ、今でも来年続投はどうかな~と疑心の方が強いが、解任しなかったフロントの勝利。監督を変えればいいって話でもないということが示された。

とはいえ夏場のテコ入れ、ジーコTDの招聘、セルジーニョの獲得、金崎とチョンスンヒョンのトレード(実際は移籍)と打った手が全てハマった形。監督解任ではなく、違う方向性でチーム力を強化したということ。

カルロンの乱もあったし、特に夏場以降に獲得する外国籍選手でアタリを引いた記憶がエウレル(途中だっけ?)くらいしか思い出せないもんで、セルジーニョはそこまで期待値が高くなかった。ジーコの目利きは改めて凄いと思う。

高い移籍金を払ってから怪我でまったく試合にも出れていないレアンドロは、これ以上の活躍をしないと釣り合わない。

夏場には植田が海外に移籍。昌子にもフランスからのオファーがあったが、フロントの熱烈な残留要請に男らしく応え、途中怪我があったものの復帰し、ACL優勝という最高の結果を出してくれた。

昌子には再びフランス1部トゥールーズから正式オファーが届いたそうで、日本人DF最高額となる移籍金300万ユーロ(約3億87000万)が提示されているとか。フロントは慰留に全力を尽くすとあったが、さすがに今回は気持ち良く送り出してあげたい。

確かに昌子が抜けると来季また4冠(ACLはまだ確定ではない)を目指すのに厳しい状況になるが、いつまでも引き留めておくことの出来ない選手。今が一番いいタイミングかと。

鈴木にも「片手では足りない」くらいのオファーが届いていたとか。「男には去り際がある」とACL優勝を目標として残ったとのことだが、大会MVPという最高評価を得たのだし、オファーが来たら行かせてあげるべきという気持ちがある。

さすがに攻守の要が抜けてしまうとボロボロになるかもしれないが、それでもACL優勝という結果は値打ちがある。まあ、鈴木はせめてあと半年鹿島を支えて、後釜を育ててから夏に移籍がベストとは思うが、旬というのもある。行った先で最高の状態で出れないとその後も続かないものだし。

他にも数人、移籍してもやむなしかなと個人的には覚悟している。

クォンスンテは「韓国のチームには負けたくない」と発言したことから裏切者と韓国から罵倒されながらも、かつて所属していた全北現代のサポーターらが立ち上がりスンテを応援。スンテもそれに応えた。鹿島サポとしても、この先、スンテがどこかに移籍してしまったとしてもずっと応援したい。半年で去って行ったジョンスとは違うのだよ。

チョンスンヒョンはいいタイミングで来てくれて、期待値以上の活躍。鳥栖もこれだけの選手を手放すとは・・。

反対に移籍して行った金崎の心中はどうなのだろう。あのさっぱりした性格だと特にACLに興味もないかもしれないが。

金崎に対してはいくつかのタイトルを残してくれた功労者として評価は高いが、鹿島ファミリーでありながら規格外というか、海外に移籍していった大迫や柴崎とかとはひと味違う感じがしている。本人もあまり構われるのも迷惑に思ってそうな感さえある。

良い悪いかはさておき、少なくとも金崎が残留していたら鈴木の大会MVPはなかっただろう。

セルジーニョの加入も大きかった。5戦連続ゴールとなった決勝第1レグの2点目は、優勝に大きく響いた。あの1点がなければ1-0のままで、第2レグはもっと守備を考えずに攻めてきていたかもしれない。つくづく大きい得点だった。

決勝トーナメントでは敗退してもおかしくない危機がいくつもあったが、それも乗り越えた。様々な要素が最高のタイミングで重なり、優勝という結果となった。足掛け22年。長かった。この感動は忘れない。

過密日程になった柏戦はACLの後に捻じ込めなかったものか、と何度も憤慨していたが、今になってみてはこのふわふわした感じをしばらく味わっていたいから、あれはあれで良かったかなとも思う。両方勝ったから言えるのだろうが。

フロントは「過密日程は歓迎。ACLに出たくないチームがいて、鹿島に権利がない時なら代わりに出てもいいくらい」と言っていたが、wideなislandさんのことかな。

まあこれは例えで言ったのだろうし、来年以降も自力で出て、何度でも感動を味わいたい。それこそもういいよってくらいまで。以上、まとまらないが総括。

あと鈴木はやっぱり右足関節の捻挫で、2週間の離脱とオフィシャルで発表。同時に代表も辞退となり、本人は残念だろう。順調なら最終戦には間に合いそうだが、焦らずゆっくり治して、勝ち上がった場合の天皇杯かCWCに照準を定めて貰いたい。

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2018ACL決勝第2レグ、ペルセポリスFC(アウェー)戦、その2 [ACL]

公式で10万人とアナウンスされたが丼勘定というかカウントはしていないだろう。一人単位まで計算してる日本との国民性の違いかな。

試合前は投石とか爆竹とか物騒な噂もあったが、終わってみれば暴動もなく、アウェーで鹿島が優勝したというのに拍手をしてくれる人もいて、ペルセポリスのサポーターは思っていたよりも紳士だった。

途中荒れたシーンも何回かあったが大きく揉めることもなく、オープンな展開にさせなかった鹿島の我慢強さが実った。我慢は得意と試合後のコメントでは安部が語り、なんと頼もしいことか。

大会MVPとなった鈴木は怪我で足を引きずりながら登壇する姿が痛々しかったが、本人は感無量だろう。全試合出場というのが決め手になったのかと。

トロフィーが掲げられる段階になり、最高の歓喜の瞬間がようやく訪れたわけだが、アウェーで鹿島の選手が順々に掲げて喜んでいるのを見ていると、アウェーなんだからいい加減やめておかないと・・とちょっと心配だった。ペルセポリスの人たちが器の大きい人たちで良かったよ。花火まで上げてくれたし。

最初にトロフィーを掲げたのは小笠原。キャプテンの昌子が嫌がる小笠原を引っ張り出し、最後は笑いながら受け取って掲げた。コメントで昌子も言っていたが一番良く似合う。

その小笠原自身は「頑張った人たちを称えてあげて。俺はいいよ。ジーコが来ていろいろなことを変えて。このチームを作ったジーコが来て、「勝つというのはこういうこと」だと。こんなに短期間で変えてくれて。あの人の力だよ。」と若手とレジェンドに功績を譲り、次世代への橋渡しをしている。

三竿健(弟)や安西、最終戦は出場出来なかったが町田や山口といった若手が優勝を経験したこともこれからにつながる。本当にいいことずくめ。

トロフィーは続いて曽ヶ端、昌子、レオシルバ、鈴木、クォンスンテと掲げ、遠藤が笑って断り、西、チョンスンヒョンの頃にはさすがに大半が退席して3~4人になってた。ラストにピッチでもう一度トロフィー上げで締めたが、大岩が謎のポーズ。

大岩絶対解任派だったが、結果を出した以上続投と言われても仕方ない。今のところACL優勝、ルヴァンカップ3位。リーグ2位と天皇杯優勝の可能性を残して、結果だけ見ればまあ凄い。ここにCWCの結果も加わってくるわけで、鹿島側からは解任出来ないわな。

正直、怖さはあるし、ジーコが続投確定のうえでの話ならまだいいかもしれないが、大岩だけとなると色々と不安が大きい。セルジーニョのことも最初は疑っていたという話だし。ターンオーバー出来るようになったのは追い込まれてのことだが、来年続投となれば変わっていくのかな。

この勢いでまだ獲ったことのないクラブワールドカップのタイトルも・・と夢は広がる。CWCは来年から4年に1度になるようだし(本決まり?)、千載一遇のチャンスでもある。まだまだ過密日程は続くが、逆に完成された鹿島の戦い方で世界を驚かせる時。

もっとも、その前にリーグ3位以上か天皇杯優勝で来季のACL出場権を獲らないといけない。

代表勢以外はちょうど期間があくので、2~3日のんびり休養してから、天皇杯に向けて調整して貰いたい。故障者も戻って来るだろう。

優勝の余韻にまだまだ浸りたい気分だね。

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2018ACL決勝第2レグ、ペルセポリスFC(アウェー)戦 [ACL]

まずは大岩監督に謝罪を。

このブログではアンチ大岩を公言し、早く辞任しろとか言いたい放題言ってきましたが、プロは結果で語るもの。ジーコTDのテコ入れもあったかもしれないが、鹿島が今まで獲れなかったタイトルをもたらしてくれたことは事実。本当に生意気言ってすいませんでした。そして、ありがとう。

まあ、クォンスンテが痛んだかもしれない後半アディショナルに金森を投入するのは、キャップをつける意図だったのかもしれないが、戦術的にはさほど効果はなく意味のないものだとは思ったが・・。

ともあれ、第2レグの感想。

この試合、いちばん恐れていたことが酷い審判に当たってしまって試合をブチ壊されてしまうこと。これはFIFAのお偉方の面々が会場に来場していたからなのか、元からちゃんとしているのか、若干向こう寄りではあったもののアウェーの笛で済まされる範囲内であり、かなりまともだった。

正直、PKの1本か退場者は覚悟していた。遅延で1枚イエローを貰った西は、スローインのたびにもう1枚出ないかずっとヒヤヒヤしていた。新井場を退場させた日本人審判は柏原だったか扇原だったか・・。

次に怖かったのはペルセポリスが失点を恐れずに超攻撃的に来た場合や、やり方を変えてきた場合。しかし、最初の記事でも書いたように失点のリスクを考えたのか、ロングボール一辺倒のやり方を通してくれたおかげで鹿島も慣れた。

何回か危ない場面を作られていたが、むしろそれで相手も「いける」という手応えを得たのだろうか。なかなかセカンドボールを取れない時間はかなり苦しかった。

85分辺りからのセットプレーの連続を凌げたことが引き分けにつながったのだと思う。

後半、鹿島はセットプレーでも昌子が上がらず、得点を取るよりも守ることを選択。実際、鹿島のCKからカウンターを受けた場面は危なかったし、2戦合計得点差を考えた賢い戦い方だった。

後ろに重心を置いていたために、攻撃で鈴木とセルジーニョだけで崩すのはやはり難しかった。得点が入りそうなチャンスは3~4回あったかどうか。鈴木は鬼キープも出来なかったし、ちょっと疲れていただろうか。

右足?を痛めて交代し、表彰式の時の階段を上るのも辛そうだったし、もしかしたら代表は無理かもしれない。というか無理して悪化しても大変だし、悪そうならCWCに備えて欲しい。

土居はバランサーとしては優秀なのだが、フリーで打つシュートが枠に行かなかったり、コーナーを取って欲しいところであと1歩出ないなど物足りなさもある。安部が攻守に頑張っているのを見ると余計にそう思う。交代で先に下がったのは妥当。

交代で入った安西も接触プレーで足を痛めていたようで、相当痛がっていた。おそらく無理してプレーしていたのだろうが、軽症であって欲しい。

守備陣の集中力も高かった。西、山本の両サイドバックは守備重視でサイドを抜かせず、CBがロングボールを競り合って、三竿健(弟)とレオシルバがカバー。

レオシルバは自身初のタイトルだろうか。ムラのあるプレーぶりは合わないところがあって批判も多くしていたのだが、これについても素直にすいません。タイトルを獲ったことで余裕も生まれ、周りを信頼するプレーが増えてくれれば助かる。

昌子は高さでは競り負けていたが、粘り強く張りつき、チョンスンヒョンとの連携も合ってきた。ラインをまとめて隙を見せなかった。鹿島に残って良かった、と昌子自身もサポもそう思える復活ぶりだった。

チョンスンヒョンもいいタイミングで鹿島に来てくれた。犬飼も成長してはいるが、チョンスンヒョンのフィジカル・メンタルの強さがなければ勝ち上がれていなかったかもしれない。

そして、何よりクォンスンテ。ACL優勝経験のあるキーパーがいることが味方に安心感を与える。危ないところもしっかり守ってくれて、結果、無失点。大会MVPでもおかしくない。勿論、最初の記事にも書いたが5試合連続ゴールのセルジーニョでもおかしくない。

クォンスンテはACL優勝が3度となる初の選手とか。鹿島に移籍した当初は曽ヶ端の控えに甘んじていたが、それでも腐らずに実力でポジションを奪い返した。あと何年鹿島にいてくれるかわからないが、少なくとも今年の残り試合は全部任せたい。

長くなってきたのいで試合以外の感想については次回に持ち越し。

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(以下、個人的まとめ)
【2018ACL決勝 第2レグ 11/10(土)】(アザディスタジアム イラン現地18:30[日本時間00:00]KickOff鹿島/10万人/晴)
【スコア】ペルセポリス 0-0 鹿島 (前0-0 後0-0) (S 15-7)
【主審】アハメド・アルカフ(主審:オマーン)、アブバカル・アルアムリ、ラシド・アルガイティ、(追加副審)ムハンマド・タキ(シンガポール)、モハマド・マハドメフ(ヨルダン)
【得点】
なし
【警告】
(鹿)レオシルバ1(前43分)、西1(後25分)、永木1(後45+1分)
(ペ)アハマド・ヌーロラヒ1(後45+3分)
【出場】
GK クォンスンテ
DF 西 チョンスンヒョン 昌子 山本
MF 土居→68安西 三竿健(弟) レオシルバ 安部→90+3金森
FW 鈴木→78永木 セルジーニョ
【サブ】曽ヶ端 安西 犬飼 遠藤 小笠原 永木 金森
【監督】大岩剛
【MyMVP】全員(1)

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悲願のACL優勝!やった!!20冠達成!!! [ACL]

本当に欲しかったタイトルで20冠達成!

圧倒的アウェーに乗り込んだ鹿島が、全員で粘り強く戦って完封。第1レグ2-0のアドバンテージを存分に活かした戦いで逃げ切った。

得点こそなかったものの、1点取って相手が破れかぶれになる方が怖いと思っていた。まさに「寝た子を起こさず」の作戦で、鹿島の思い通りの展開に持ち込めたのが勝因。

ペルセポリスはどこかでスイッチを入れたかったのだろうが、1点を怖がったのかそこまで圧力をかけてくることなく、ロングボールを放り込むパターンを変えずにいてくれたことが守り易かったのかもしれない。

オマーンの審判団も全体的にはペルセポリス寄りに感じたが、決定的な誤審もなく、PKを貰いに来るプレーもしっかりノーファウルでジャッジしてくれた。10万人のサポーターの暴動もなく、素晴らしい戦いになった。

今日の試合のMVPは全員。90分集中して戦った。細かいところはまた時間を置いてから。

大会MVPは鈴木。セルジーニョやクォンスンテでもいいのだが、トップでチームを牽引したプレーは表彰されて然るべきもの。おめでとう。

まだまだ話は尽きないが、今日のところは一旦おく。表彰式を観ながら感動に浸りたい。

おめでとう鹿島!

ありがとう鹿島!

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ペルセポリスFC戦、第2レグ、いざ決戦 [雑感]

今年一年の過酷な日程を良い経験だったとプラスで終えるためにも、そして、何よりここまで頑張った選手自身が報われるためにも、絶対に獲らないといけないタイトル。色々と盛り上がっているが、まだ無冠。昨年の悔しさを忘れてはいけない。

昨年は浦和が決勝でチャーター機を出したとかいう話だったが、あれは協会ではなく自前で用意したんだったけか。報奨金は8000万だったが、特に報道されていないもののちゃんと鹿島にも出るのだろうか。

第1レグを2-0で勝利し、アウェーゴールを取られずに複数得点差を持って第2レグに臨めるのはアドバンテージ。

アウェーゴールを取られなかったのは大きい。第1レグの最後、ペルセポリスの選手が2枚目のカードで退場になったことに相当怒っていたが、あそこは少しでも早くプレーを始めてアウェーゴールを取りに行く場面。勝手に時間を使ってくれて鹿島としては助けられた。

試合後のコメントでは向こうの監督はジャッジに対する不満を憚ることなく口にしていたが、それが今度の審判団にどのくらい影響するのか。

正直、不満を持たれるほど偏ったジャッジではなかったと思うが、PKにならなかったことに不満を持っているのなら、あれが向こうのスタンダードなのだろうか。

自分のなかではPK狙いで体当たりや、大袈裟に転んだりして審判におねだりする選手を「サイキッカー」と命名している。超能力のことをPKと言うことに由来しているが、テレパシーで審判の脳に何かしら働きかけているという意味でもサイキック。

まあこれは余談だが、それも含めてサッカーとはいえ、あまりに露骨なのは嫌なもの。鈴木も昔は良く転んでいたが、最近はこらえるようになって頼もしさを感じている。

どこの国の審判団になるのかそこからして勝負になるが、ややペルセポリス寄り、くらいまでで収めて欲しい。あからさまな誤審やカードの乱発、安易なファウルなどで相手にセットプレーを与えまくりとかはやめて欲しい。

笛の基準は早い時間帯で見極めて対応するしかない。文句を言っても覆らないのは今までも身に染みてわかっている。誤審に泣かないためにも慎重にやる必要があるだろう。

とはいえ、2-0で第1レグを終えているので引き分け以上で文句なし。負けても1点差ならオッケー。1点以上取れば2点差負けまでオッケー。つまりあと1点取れば3失点しても優勝。慎重であると同時に、腰が引け過ぎないようにやりたい。

2点取られても1点取り返せばいいわけで、落ち着いてプレーすればいい。水原三星戦みたいにバタバタと一気に失点することはやってはいけない。粘り強く戦い抜こう。

スタメンは当然先週と同じメンバー。

肝はクォンスンテを中心とした昌子、チョンスンヒョンらDFライン。それを中盤が支え、前線からも圧力をかけていく。レオシルバはタイトルを獲りたいと頼もしいことを言ってくれているが、何でも一人でやろうと気負い過ぎれば悪いレオシルバが出て来るので、周りを信頼してプレーして欲しい。

展開は理想としては得点が動かないまま後半15分くらいまで耐えるか、あるいは2点くらい早めに取って相手に諦めさせることだが、後者は気落ちするか自暴自棄になってやけくそで攻めてくるかが不明。

ホームで大観客ということを考えればラフプレーも辞さない覚悟での肉弾戦になるかもしれないし、判定も変なものになるかもしれない。寝た子を起こさず、0-0で終盤まで突入するのがいいように思うが。勿論、だからといって得点機会は逃してはいけない。

第1レグ後、メンタル勝負と安部が言っていたがその通り。一瞬たりとも気を抜けない。

終盤、試合を締めにかかる作戦として3バックはありかもだが、ペルセポリスは高さを使うというよりは速さを活かして全体で押し込んでくる印象だったので、3バックよりは3ボランチにしてこぼれ球を拾ってワイドに広げる作戦の方がいいかもしれない。犬飼の調子も落ちたみたいだったし。

そのあたりは大岩に託すしかないが、誰が出てもチームとして戦いたい。

歴史に名を刻む、魂の一戦を。

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代表選考 [雑感]

鹿島からは韓国代表にチョンスンヒョンが呼ばれており、日本代表にどれだけ抜かれてしまうのか恐々としていたところ、三竿健(弟)と鈴木が選ばれた。

昌子は怪我明けでもあるし、実力は把握しているのでいきなり本番でもオッケーということなのかもしれない。天皇杯もあるし、昌子まで抜かれたらたまったもんじゃなかった。本人は代表に復帰したい気持ちはあるだろうが。

U21も発表されていたが、安部は考慮して貰ったのか単に選ばれなかったのかわからないが、選出外になった模様。代表で成長して欲しい選手ではあるが、鹿島もこれ以上選手を抜かれると困るので、鹿島で輝いて、再び満を持して選出されて欲しい。

三竿健(弟)はポジション確保のためには頑張りどころだが、チョンスンヒョン共々この前は代表から帰って来てコンディション不良になっていたので、存在感を出しつつも疲れも残さないようにしたい。

鈴木は本人にしてみればやっとという思いだろう。鹿島的には今年はまだ大事な試合が控えているので休養を取って貰いたい期間だったが、ここで呼ばれないと本番でも呼ばれないし、重要なアピールの場。かなり痛いが、やむをえない・・と本心から言えないのが辛い。攻撃の要だしね。

張り切り過ぎて膝ガックンゴールパフォーマスになったみたいに、要らない怪我だけは避けて貰いたい。普段ガツガツやっているが、ちゃんと協調してやれるかな。次につながるプレーでメンタルを向上させて帰って来て貰いたい。

これで天皇杯はチョンスンヒョン、三竿健(弟)、鈴木抜きで戦うことになった。得点力が気がかりだが、後ろさえしっかりしていれば戦える陣容。まあ、スンテが韓国代表に呼ばれていたら途端に怪しくなっただろうが。

曽ヶ端は大ベテランで鹿島の功労者、今も一定のクオリティを持った貴重なGKであることは確かだが、最近のパフォーマンスを見ているとさすがに歳かなと思うシーンも多い。

柏戦の1失点目は誰であっても取れないシュートかもだが、どういう状況を想定していたのかわかりづらい無反応さだった。まるでシュートを打って来ないと決めつけているような感じで、枠に飛べば全部入る不安感しかなかった。第2キーパーとしては充分だが、ターンオーバーして戦っていくには、来季は新戦力も考えた方がいいかもしれない。

代表に呼ばれるかもと噂のあった安西は選外。マリノスの山中が召集された。安西はいずれ代表に呼ばれてもおかしくないポテンシャルはあるが、個人的な感触としてはまだ足りていない。サイドハーフとしてなら、中島くらいのドリブルのキレとシュート力が求められる。

サイドバックとしては攻守のバランスというか感覚みたいなもの。内田や西、山本のように相手の隙を突くようなタイミングでの仕掛けや、得点に直結するようなクロスの精度がまだまだ。攻撃的なサイドバックは鹿島のストロングポイントだが、今のところリスクの方が高いのでそこをクリア出来るようになれば。

柏戦は山口がなかなか守備に戻らないので一人で大変だったろうなと思っていたのだが、試合後のコメントを見ると、あえて山口が攻撃的に行けるようにやっていたのだとか。

安西のそういうアグレッシブなところは長所なのだが、あれだけサイドがガタガタになっていたらチームとしても落ち着かないし、後半は押し込まれて、勝っている点差というのもあるが上がって行く機会もなくなった。

それでも左サイドからはあまりやられなかったし、伊東と小池の攻撃を耐えたのだから良くやったと言うべきなのだが。今はまだ色々学んで大きく成長していく時期。そういう時期に代表を経験した方がいいという部分もあるだろうが、まずは足元を固めていきたい。

元々、代表よりも鹿島の方を応援しているので、親善試合はあまり気持ちも入らず、どっちかと言えば今は休ませて欲しい。しかし、呼ばれた以上は結果も出して欲しい。難しいところだね。

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リーグ戦の行方 [雑感]

今週はACL1本に集中したいのでリーグ戦は脇に避けておくつもりだったが、広島の超失速により、川崎の連覇が濃厚。それはもう仕方ないので諦めるしかないが、鹿島のACLの決勝戦にリーグ戦優勝を被せてくるとかどんな嫌がらせか。

昨年は2位の川崎だけではなく、鹿島と対戦するチームと審判団もが結託して、「最終節までは絶対優勝を決めさせない」という強固な抵抗に屈したが、今年はあまりにも淡泊。

ここまで来たら広島は残り全敗して3位争いに巻き込まれて欲しい気持ちと、もうちょっと粘れという気持ちが混在している。中途半端に川崎の優勝が決まってから勝ち出すのだけはやめて欲しい。川崎も次の次がFC東京戦なので、優勝するならするでしっかり連勝で終わって貰いたい。

まあ、鹿島にとっては話題性という意味で優勝は次節に持ち越し、なおかつ鹿島の2位の可能性も残るということで川崎負け、広島引き分けが一番有難いが。

ついでに浦和が札幌に勝ち、磐田がFC東京に勝ち、名古屋が清水に勝てば理想形になるのだが、磐田は特に鹿島に対していい結果をもたらすことがない印象なんだな。あくまでこれは希望だが、鹿島は鹿島で残りは2連勝するしかない。

一方、残留争いは稀に見る混戦で、夏場の大型補強で一気に抜け出したかに見えた名古屋が再び急下落で完全に渦中に取り込まれている。物凄いジェットコースター感。

大物外国人のいる神戸や鳥栖、名古屋が残留争いに巻き込まれているというのは、然るべくしてそうなったのだろうか。

逆にガンバは宮本監督に交代してから一気に息を吹き返した。7連勝?監督交代ブーストだとしても凄い。どこまで続くのやら。幸い鹿島にまでは届くことはない。

J2も残り2節で優勝争いが松本、大分、町田、横浜FCまで混戦。ヴェルディと福岡は絡むのが厳しそう。町田はJ1のライセンスがないので、J2の他のクラブは控えてくれと思っているだろうし、J1下位のクラブは頑張ってくれと思っているだろう。

降格の方は下2つの讃岐と熊本で決まりだが、J3から上がってくるのは優勝した琉球だけだろうか。ライセンスがどうなっているのかわからないので、もしかしたらどっちかは残るかもしれないが、少なくとも地元京都サンガの降格は免れた模様。

昇格争いどころかJ2に残るのがやっとという感じで、いつになったら戻ってくるのやら。新スタジアムもいまだに完成せず、かつて阪神タイガースに「カーネルサンダースの呪い」という都市伝説があったが、サンガは「アユモドキの呪い」にかかっていると思う。

琉球は沖縄のクラブだが、台風とか大丈夫なのだろうか。移動も大変そうで、中2日とか続いたらどうするのだろう。

中2日で思い出したが、湘南のチョウ・キジェ監督が中2日、中2日の日程で苦言を呈していた。こっちはそれどころじゃないし、もし鹿島がルヴァンカップ決勝に進出していたらもっとひどい日程になっていた。言い訳にしたくないが、恨み言は山ほどある。

代わりに言ってくれたのは有難いが、大事なACLの決勝のホームアンドアウェーの前に中2日でセレッソ戦、中3日で柏戦、中3日で中東に遠征で決戦とか正気を疑うレベルの日程を組む協会にも負けたくない。絶対にACLを獲りたいし、報われたい。

ペルセポリスは第1レグのピッチ乱入事件に関して鹿島側の不備を訴えているということで、こっちからしてみればサポの管理くらいちゃんとしとけよって話だが、罰金くらいは科されるのかもしれない。今度は金網を張り巡らせようか?差別とか言い出しそうだが。

これもペルセポリスの盤外戦術かと。外野のことは外野に任せて、動じずに戦いに集中したい。よそのことを言うくらいなんだから、ペルセポリスはアウェー戦、ちゃんと観客の管理はしてくれるんだろうな。

選手はもう出発したかな。無事に調整出来ることを願っている。

長くなったので代表選考の話はまた明日。

あともうひとつ。柏戦の試合記事に書きそびれていたが、とてもうるさい実況(倉敷保雄)と解説(福田正博)だった。あのくらいずっと喋られていると聞いているのも疲れてくるが、あれがいいという人もいるだろうか。好みだとは思うが、副音声ならちょうど良かったかな。

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2018第32節柏(アウェー)戦 [リーグ]

思い切ったターンオーバーでの勝利。

本来なら永木、安西も使いたくないくらいだったが、さすがにそこまで下げては勝てていなかっただろう。スタメンをギリギリまで引っ張ったが、疲れが見え始めたので三竿健(弟)まで投入。勝ったからこその好判断。勝ち切ることが出来て流れも失わずに済んだ。大岩の我慢が実った試合。

何よりも怪我なく終えられた。永木と安西はフル出場になってしまったが、三竿健(弟)も含めてタフな選手なのでACLでも力を発揮してくれることと思っている。安部は調整かな。

MyMVPは永木。前も後ろもミス多発のゲームで、小笠原と共にフォローに走りまくり、最後は右サイドバックに入ってサイドも安定させた。目立たなかったが、多分、一番ミスが少なかったかと。

先制点の金森もほぼ同率で殊勲者。おまけの初ゴールとは違い、鋭く枠を捉えた文句のつけようのないゴール。点が入る時はあんな感じなのか。

こぼれ球を予測した動きが秀逸だった。いつもあれくらい先読みして動ければもっと活躍出来るだろうが・・。充分やったという感触と、やや物足りない感触があるので永木の評価が上。

早い時間に先制点を決め、鹿島のペースで運べるかと思いきや、守備ラインがガタガタであっさり2点を取られて逆転を許した。放り込みのロングボールを拾われて、さくっと失点。あのパターンは何回かやられているだけに、CBも警戒していて欲しかった。

犬飼は2失点目も軽いプレーでクリスティーノにクロスを出させてしまい失点につながった。コンビが町田だったせいもあるだろうが、加入当時の頼りない犬飼に逆戻り。町田も寄せが甘かったり逆に喰いついてかわされたり、つなぎの縦パスもイージーミスが多く散々だった。

町田はセットプレーで得意の高さを発揮して取り返したのでまだ良しだが、クリスティーノの自滅と、小田のラストマンアタックがなければもっと失点していた。オーバーラップからの左足シュートは痺れるものがあったのだが・・。

小田はこの1点を防いだことが全ての働き。攻撃でも味がなく、懸念していた守備も簡単にやられていた。気持ちが前に出過ぎていて、空回りしていた印象。大岩が三竿健(弟)を使って永木を補填したのも頷ける。今日の試合で言えば株価やや下落。

曽ヶ端は相変わらず失点する時の無力感。1失点目は手くらい伸ばせなかったのか? 前半はキックの精度も無茶苦茶で、少なくともあと2点は取られると思っていた。実際、伊東のシュートを小田のクリアした場面も完璧に抜かれていた。相手にも助けられたかと。

小笠原は勝ちゲームのコントロールは抜群。ガツンと行くところは行く。永木のフォローが効いているのかもしれない。

山口はようやく待望のゴール。強いシュートが打てるのが山口の強み。試合後のインタビューで「こぼれてくるのを信じてましたか?」はおかしい。遠藤が外すの前提じゃないか。まあ、枠に当てる天才だし外したが。

貴重な勝ち越し弾は良かったのだが、ただ、守備に難あり。左サイドはほぼ安西一人で守っていた感じで、あのあたりがメインで使われない理由なのかなと感じた。久保田はややアピール不足。カウンターはシュートで完結させて欲しい。長い時間頑張れたのは収穫。

遠藤は怪我明けでいまいち。リズムも悪かったし、運動量も足りてなかった。バー直撃のシュートはアイデアは良かったが精度が足りず。

というか枠に飛んでいたらキーパーが触っていたような気もするし、むしろ絶妙なアシストだったのか? クロスは下も濡れていたし、グラウンダーの速いボールをいくつか混ぜて欲しかった。

全体的にはセレッソ戦よりも不安定だったが、昌子がいなかったぶんと遠藤の動きが重かったぶんかと。よく勝ち切れた。

個人的に柏には昨年の33節の恨みを持っていた。「目の前で優勝はさせたくない」というほぼ嫌がらせに近いドン引き作戦でこられて、挙句、クリスティーノのハンド見逃しでスコアレスドローだった。あの怒りをダブルで返せたので水に流すとする。今年は残留争いしているでさすがに攻めてきたが、昨年がああいう形だったらな。過去の話で恐縮。

内容はともかくこれで後顧の憂いは断った。リーグ3位(2位も狙える)は相手次第に任せて、本当の勝負に向かえる。現地入りをもっと早めるかと思っていたが、向こうの状況が良くないのか前々日入り?になる模様。

決戦まであと4日。震えて待つ。

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(以下、個人的まとめ)
【2018第32節 11/6(火)[日程変更前倒し]】(三協フロンティア柏スタジアム19:03KickOff柏/9,255人/雨)
【スコア】柏 2-3 鹿島 (前2-2 後0-1) (S 14-12)
【主審】松尾一(主審)、勝又弘樹、聳城巧
【得点】
(鹿)前06分 金森 2左
(柏)前10分 江坂→瀬川 7左
(柏)前24分 クリスティーノ→瀬川 8右
(鹿)前28分 CK小笠原↑町田 2H
(鹿)後16分 山口 1右
【警告】
(鹿)なし
(柏)なし
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 小田→78三竿健(弟) 犬飼 町田 安西
MF 永木 c小笠原 遠藤 山口→82田中
FW 金森 久保田→90安部
【サブ】川俣 昌子 山本 三竿健(弟) 安部 田中 鈴木
【監督】大岩剛
【MyMVP】永木(2)
【DAZN】22小クルクル、最大5秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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柏戦、展望 [雑感]

ほんのちょっとだけ、特例で試合日程が変わるかもと思ってみたがそんなことはなかった。チケットも売ってるわけだし、大物歌手みたいに満員じゃないからとかでドタキャンは出来ないか。

せめてACLの後なら様子を見て選手を使えたのだが、先にやらないといけない以上、主力を温存するのは当然。

既にメンバーも選んだ後なのだろうが、何度も書いているように主力組は鹿嶋に残ってACLのための練習をしていてくれたらなあ。柏戦は若手に任せて鹿嶋にて観戦、水曜に出発。柏に行ったメンバーは別便で現地合流。

鹿嶋ではジーコと黒崎で練習を見て、大岩が柏遠征チームを率いて行って来てくれればいい。

とはいえ3位争いはとっくに後退したものと諦めていたが、残りの対戦の組み合わせを見ても全然チャンスが残っていて、簡単に手放すには惜しい位置にいるのも事実。セレッソ戦で山口があと2点くらい決めていてくれれば、得失点差でFC東京を抜けていたのだが。

セレッソ戦より更に主力を温存してベンチ外も主力以外で頑張って貰うしかない。柏は柏で残留争いで必死なので、セレッソほど淡泊ではないだろうから厳しい戦いにはなるだろうが、逆に付け入る隙もあるかと。

というわけで柏戦の希望スタメン。曽ヶ端、小田、犬飼、町田、安西、久保田、小笠原、遠藤、田中、金森、山口。控え川俣、レアンドロ、以下帯同のみで内田、中村、三竿雄(兄)、名古、沖。遠藤とレアンドロが交代、レアンドロがまだ復帰出来ないなら、スタメンで90分やって貰うしかない。

安西だけは無理して貰わないといけなくなるのだが、マッチアップする伊東を考えると走力のある安西でないと左サイドバックは苦しいだろう。

本音を言えば安西も使いたくないので、三竿雄(兄)の怪我がどの程度かわからないが無理にでも出場して欲しいくらい。起用時間の少なかった永木も使うかもしれないが、永木もACLに備えて使いたくない。スタミナはもつと思うが怪我が怖いもので。

実際は出場出来ない選手をベンチに入れるなんて無茶は通るはずがないが、柏に遠征するだけでも時間を取られるし疲れもする。帯同せずにACLに備えられるならそれがベストだし、絶対にACLを獲るためにはそうして欲しい。どのみち使うのは3人まで。ベンチはGK以外に3人いれば用は足る。

沖がフィールドプレーヤーの練習をしていればもう一人、駒が浮くのだが。野球だったら、ピッチャーが外野守るみたいな感じだが、やって出来ないことはないと思う。トップで通用するかと言われれば無理かもだが。この1試合だけそうまでしても凌ぎたい。

まあ、ここに書いたのは希望なので実現はしないと思うが、少なくともクォンスンテだけは絶対に使わないで貰いたい。万が一にでも怪我したら取り返しがつかない。鈴木やセルジーニョ、昌子、チョンスンヒョン、三竿健(弟)、レオシルバもそう。

セレッソ戦はスンテのおかげで勝てたのは確かだが、ここは使わない勇気を持つ場面。ベンチに入れたらもしもの時に使わないといけないからベンチもダメ。

ターンオーバーしたメンバーで柏戦を引き分け以上に出来たなら、ACLにも全力で挑めるし、リーグも残り2試合で挽回可能な範囲。勿論勝ちがベストだが、引き分けでもオッケーと考えている。チームとしての底力の見せどころ。

まずは怪我人を出さないこと。主力を可能な限り温存すること。引き分け以上の結果を残すこと。負けるにしても得失点差を考えて大差をつけられないこと。勝ち点を取れない状況で選手の無理使いをしないこと。柏戦のミッションはそんなところだろうか。

勝ち負け以外の要素に気を配らないといけないなんて大変なことだなホント。

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2018ACL決勝第1レグ、ペルセポリスFC(ホーム)戦 [ACL]

レオシルバのゴールをきっかけに、鉄壁ペルセポリスから2点を奪っての無失点勝利。悲願のタイトルに大きな王手をかけた。

入りに緩む悪癖からいきなり大ピンチを招いたものの、チョンスンヒョンが体を投げ出して顔面で気迫のブロック。そこからは立て直し、集中して守れていた。

堅い守備と速い攻撃に手を焼き序盤は防戦一方だったが、相手のやり方に慣れてからは鹿島のペースを取り戻せた。ポゼッションでも相手を上回って決定機もいくつか作れたし、後半の入り方だけしっかりやればなんとかなるのではという手応えはあった。

後半には連携で相手を崩す場面も増え、絶好の形からレオシルバが枠を外した時にはいつものやつかとガックリきたが、今度は右サイドから土居とのワンツーで中央に進入し、左足を振り抜いてシュート。DFの股を抜けたボールが左隅に決まって先制点。あれだけ見事なシュートが打てるとは!

大事なところでチームを勝たせられないとレオシルバにはいつも苦言を呈していたが、その評価を覆す活躍。終盤、楽にファウルを貰おうと簡単に倒れる悪い部分が出たが、それ以外は球離れも良かったし、前への推進力もあった。

まるっと手のひらを返す準備はしている。このままいい方のレオシルバでいて貰いたい。倒れてファウルを貰うのはアウェーでは取って貰えないかもしれず、カウンターを受けて危険なのでやめるように。三竿健(弟)との連携も良かった。

セルジーニョの2点目も効いた。FKから一旦は弾き返されたが、三竿健(弟)が鋭い出足で奪い返すと即座に空いている右サイドにパス。西、鈴木も余っていたが、後方から走り込んだ一番打ち易かったセルジーニョがシュート。

左足の脛に当たってミートはしなかったが、しっかり枠に持っていきACL5戦連続ゴール。本当に有難い選手。山口も力を入れて打てば決まるのではない、ということをここから学んで欲しい。

鈴木はゴールこそなかったが闘志を内に封印し、無駄に揉めることなく前線で体を張った。久々に複数失点したペルセポリスの方が冷静さを失い、ラフなプレーが増えた。主審は中国のマー・ニンだったが、きちんと裁いてくれてネマティへの2枚目のカードもちゃんと出してくれた。

相変わらずスカパー(というか日テレ?)の、「ボールが止まっている時は自由時間」というフリーダムスタイルのカメラワークにより、該当シーンをライブでは観れなかった。いい加減、スタンドとか選手のアップとかばかり映すのはやめて欲しい。日テレNews24で再放送ないのも初めて知ったが、なんでジータスだけ再放送ありなのか。

ペルセポリスは得点紹介の時にやたらと「何得点中、PKで何点」とあったので気になっていたが、やはりエリア内では倒れてPKを貰いにくるスタイルだった。

これも主審が見ていてくれて被害は免れたが、来週は中東のアウェー。誰が笛を吹くかはわからないが、怪しいPK1本くらいは覚悟すべきなのか。2本も3本取られたらたまらないので、鹿島側でも対策は取っておきたい。

(追記:試合後のコメントで相手監督は審判に不服とか。退場を含め概ね妥当な判定だったと思うが)。

前の2枚のスピードは怖さもあったが、昌子も復調してきたようで先読みも当たっていて簡単に破らせはしなかった。心配していたセットプレーでの失点もなく、守備は全体的に良かったのでは。

安部のバックパスが取られてカウンターを喰らうこともあったので、そのあたりに注意。ペルセポリスの選手は脚も速いが体も大きいので結構パスカットされていた。

そんななかでも崩して得点も取れたし、他に決定機もあった。充分に戦える感触は残っただろう。2点のアドバンテージも得たし、後はアウェーの雰囲気に呑まれず落ち着いて普段通りのサッカーが出来れば勝機はある。

本当に邪魔でしかない火曜の柏戦は前にも書いたように主力は帯同せず、ベンチは怪我人で埋めて、鹿嶋で調整かつ練習中に怪我人も出さず、敵地に万全のコンディションで送り出すべき。入念な準備で来週を迎えたい。

今日戦ったメンバーがそのまま第2レグも戦うだろう。今日の試合はパーフェクトだが、本番は次だということは今更言わなくてもわかっているだろうし、油断することなく戦い抜いて欲しい。

それはさておき。まずは第1レグの勝利、おめでとう。

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(以下、個人的まとめ)
【2018ACL決勝 第1レグ 11/3(土・祝)】(カシマスタジアム15:00KickOffペルセポリスFC/35,022人/晴)
【スコア】鹿島 2-0 ペルセポリス (前0-0 後2-0) (S 7-5)
【主審】マー・ニン(主審:中国)、ツァオ・イー、シー・シアン、(追加副審)フー・ミン、リュウ・クォックマン(香港)
【得点】
(鹿)後13分 土居→レオシルバ 2左
(鹿)後25分 三竿健(弟)→セルジーニョ 5左
【警告】
(鹿)安部1(前11分)
(ペ)ネマティ(後17分、後45+2分)、ハリルザデー1(後27分)
【退場】
(ペ)ネマティ(後45+2分)
【出場】
GK クォンスンテ
DF 西 チョンスンヒョン c昌子 山本
MF 土居→80永木 三竿健(弟) レオシルバ 安部→68安西
FW 鈴木 セルジーニョ→90+3金森
【サブ】曽ヶ端 安西 犬飼 遠藤 小笠原 永木 金森
【監督】大岩剛
【MyMVP】レオシルバ(2)

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