２０２０第１７節セレッソ大阪（アウェー）戦 [リーグ]
好調セレッソ大阪が相手で、両者、連勝中。相性としては鹿島の方が良く日程も有利。接戦になると思われたが予想に違わず２－１での勝利と、勝つには勝ったが、後味はあまりよろしくない。
２－１リードで試合終盤、キープに入る時間帯があまりにも早い。８０分過ぎくらいからキープに入っていて、さすがにそれは早いと思ったし、もうちょっと隙を突いて攻める意識があれば３点目は取れたと思う。
特にカウンターからの３対１＋キーパーの場面、レオシルバが突っかけ過ぎてボールを離してしまって相手キーパーへのプレゼントパス。レオシルバのカウンターはいつもだいたいそう。あれだけ周りにフリーな選手がいるなら、預けて自分はもう一度貰い直す動きをするべき。
直後に相手のシュートがバー直撃の決定機を迎え、あれが決まっていたらレオシルバは勝ち点を失った一番の原因とされていただろう。
そして、その直前のハンドらしき問題のシーン。ライブではわからなかったが、リプレーで観ると手に当たっている。ＶＡＲがあったら恐らくハンドだっただろうが、鹿島が攻撃の時もこういうのは見逃されているのでこんなものなのだろうか。救われたわけだが。
ただ、巡り巡って首位で追いかけられる立場の川崎が、直近の２位セレッソが不利になる判定になったというのは何の因果か。
審判に対しては鹿島側からも不満が多い。レオシルバがやらかした絶好のカウンターのシーンでも、瀬古にさかのぼってカードが出なかったし（そういう決まり？）、イエロー２枚目で退場だったのでは。
アディショナルタイム５分表示からプラス２分も異様に長かったし、最後の方、セレッソのラフプレー（三竿を引っ張り倒したのとか）が目立ったのも、カードを出してコントロール出来なかったせいではと感じる。まあ、今日に限ってはトータルで鹿島が有利になったという感覚。
試合の話に入ると、守られると厄介なセレッソ相手に、常にリードの展開で進められたのが勝因。好調なチーム同士の対戦でゲームは互角、どちらも熱の入ったいい試合内容。先制点は鹿島のハイプレスから。
高い位置でボールを奪って攻撃につなげると、和泉がエリア内まで持ち込んでシュート。相手がクリアしようとしてこぼれたところを、詰めていたアラーノが体ごと押し込んでゴール。ちなみに和泉のシュートは例によって枠外だったので、相手ＤＦの隠れたアシストでもある。
この得点で優位に進めたかったが、油断してしまうのかすぐさま取り返される。左サイドをワンタッチでいくつかつながれて、最後は坂元のグラウンダークロスから中央でフリーのブルーノが決めるというお手本のようなゴール。
永戸と関川が立て続けにあっさりかわされ、犬飼も飛び込んだのに触れず、中のブルーノに誰もついて行っていなかったというこれだけミスが重なったら失点して当然。
後半、開始直後に浮き球をエヴェラウドが落とし、和泉のシュート（今度は枠に行った）をキーパーがこぼしたところを逃さずエヴェラウドが決めて再びリード。この１点が決勝点。
ＭｙＭＶＰはエヴェラウドでもいいが、終盤、危ない場面をナイスセーブで２～３度決定機を防いだ沖にする。沖はあのくらいのレンジの鋭いシュートを弾き出す能力はピカイチ。キックの精度も高かったし、いくつか危ない場面はあったものの順調に成長していると感じる。
犬飼も良かった。関川は失点シーンのあっさりしたところがマイナスだが、パスミスもほとんどなかったし良かったかと。５バック戦術で投入された町田も、高さだけで競り合うならお手のものなのか、やけに存在感があった。
小泉は粘り強く対応していたし前にも行けていたが、永戸はやっぱり微妙。クロスの精度が良くない。本当にスペシャリストなの？ 割とプレッシャーもない状態からのクロスがビタで合わないのは、うまくないということなのでは。守備の人というイメージしかない。
レオシルバは軽いプレーが気になるし、こねくり回すのも好きじゃないが、悪くはなかったのだろうか。ちょっとバテているようには感じた。
アラーノは得点したし良かったのだろうが、全体的に見るとミスの方が目立つ。前線から追い回してくれたのは助かったが。和泉も似たような感じ。決め手には欠けるが、シュートが２つ得点につながったし得点に絡めている。
エヴェラウドは得点も挙げたし、前線で体を張ってくれたし文句なし。
交代組では荒木が制限をかけられていたのか無難なプレーが多かった。カウンターで左サイドに出た時、ジンヒョンが前に出ていたのでロングシュートを打ってくれ、と思ったものだがキープに入って三竿がカドに持ち込んだ。
ああいうところを自由にやらせたいなとは思うが、２－１だったので仕方ないのだろうか。上田、遠藤、永木は時間稼ぎ要員だったが、きっちりというか多いくらいに２分足されてしまったので効果なし。
それでもなんがかんだありながら勝ち点３を手にして、３位争いに割り込む足がかりを得た。次は日程が詰まっての連戦になるが、今日の勝ちを消さないために連勝を伸ばし続けて欲しい。
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さっかりん
（以下、個人的まとめ）
【２０２０第１７節 9/19(土)】(ヤンマースタジアム18:03KickOffセレッソ大阪/6,836人/晴)
【スコア】セレッソ大阪 １－２ 鹿島 (前１－１ 後０－１) (S 6-9)
【主審】松尾一（主審）、越智新次、西村幹也
【得点】
(鹿)前32分 ファン・アラーノ ２右
(セ)前36分 坂元→ブルーノ・メンデス ５左
(鹿)後01分 エヴェラウド １１右
【警告】
(鹿)三竿４(前39分)
(セ)瀬古２(後41分)
【出場】
ＧＫ 沖
ＤＦ 小泉 犬飼 関川 永戸
ＭＦ c三竿 レオシルバ→90+5永木 ファンアラーノ→79町田 和泉→90+5遠藤
ＦＷ エヴェラウド→90+1上田 土居→79荒木
【サブ】クォンスンテ 町田 遠藤 荒木 永木 染野 上田
【監督】ザーゴ
【MyMVP】沖（１）
【ＤＡＺＮ】０クルクル、最大０秒、フリーズ０回（サインアウト０回）
２－１リードで試合終盤、キープに入る時間帯があまりにも早い。８０分過ぎくらいからキープに入っていて、さすがにそれは早いと思ったし、もうちょっと隙を突いて攻める意識があれば３点目は取れたと思う。
特にカウンターからの３対１＋キーパーの場面、レオシルバが突っかけ過ぎてボールを離してしまって相手キーパーへのプレゼントパス。レオシルバのカウンターはいつもだいたいそう。あれだけ周りにフリーな選手がいるなら、預けて自分はもう一度貰い直す動きをするべき。
直後に相手のシュートがバー直撃の決定機を迎え、あれが決まっていたらレオシルバは勝ち点を失った一番の原因とされていただろう。
そして、その直前のハンドらしき問題のシーン。ライブではわからなかったが、リプレーで観ると手に当たっている。ＶＡＲがあったら恐らくハンドだっただろうが、鹿島が攻撃の時もこういうのは見逃されているのでこんなものなのだろうか。救われたわけだが。
ただ、巡り巡って首位で追いかけられる立場の川崎が、直近の２位セレッソが不利になる判定になったというのは何の因果か。
審判に対しては鹿島側からも不満が多い。レオシルバがやらかした絶好のカウンターのシーンでも、瀬古にさかのぼってカードが出なかったし（そういう決まり？）、イエロー２枚目で退場だったのでは。
アディショナルタイム５分表示からプラス２分も異様に長かったし、最後の方、セレッソのラフプレー（三竿を引っ張り倒したのとか）が目立ったのも、カードを出してコントロール出来なかったせいではと感じる。まあ、今日に限ってはトータルで鹿島が有利になったという感覚。
試合の話に入ると、守られると厄介なセレッソ相手に、常にリードの展開で進められたのが勝因。好調なチーム同士の対戦でゲームは互角、どちらも熱の入ったいい試合内容。先制点は鹿島のハイプレスから。
高い位置でボールを奪って攻撃につなげると、和泉がエリア内まで持ち込んでシュート。相手がクリアしようとしてこぼれたところを、詰めていたアラーノが体ごと押し込んでゴール。ちなみに和泉のシュートは例によって枠外だったので、相手ＤＦの隠れたアシストでもある。
この得点で優位に進めたかったが、油断してしまうのかすぐさま取り返される。左サイドをワンタッチでいくつかつながれて、最後は坂元のグラウンダークロスから中央でフリーのブルーノが決めるというお手本のようなゴール。
永戸と関川が立て続けにあっさりかわされ、犬飼も飛び込んだのに触れず、中のブルーノに誰もついて行っていなかったというこれだけミスが重なったら失点して当然。
後半、開始直後に浮き球をエヴェラウドが落とし、和泉のシュート（今度は枠に行った）をキーパーがこぼしたところを逃さずエヴェラウドが決めて再びリード。この１点が決勝点。
ＭｙＭＶＰはエヴェラウドでもいいが、終盤、危ない場面をナイスセーブで２～３度決定機を防いだ沖にする。沖はあのくらいのレンジの鋭いシュートを弾き出す能力はピカイチ。キックの精度も高かったし、いくつか危ない場面はあったものの順調に成長していると感じる。
犬飼も良かった。関川は失点シーンのあっさりしたところがマイナスだが、パスミスもほとんどなかったし良かったかと。５バック戦術で投入された町田も、高さだけで競り合うならお手のものなのか、やけに存在感があった。
小泉は粘り強く対応していたし前にも行けていたが、永戸はやっぱり微妙。クロスの精度が良くない。本当にスペシャリストなの？ 割とプレッシャーもない状態からのクロスがビタで合わないのは、うまくないということなのでは。守備の人というイメージしかない。
レオシルバは軽いプレーが気になるし、こねくり回すのも好きじゃないが、悪くはなかったのだろうか。ちょっとバテているようには感じた。
アラーノは得点したし良かったのだろうが、全体的に見るとミスの方が目立つ。前線から追い回してくれたのは助かったが。和泉も似たような感じ。決め手には欠けるが、シュートが２つ得点につながったし得点に絡めている。
エヴェラウドは得点も挙げたし、前線で体を張ってくれたし文句なし。
交代組では荒木が制限をかけられていたのか無難なプレーが多かった。カウンターで左サイドに出た時、ジンヒョンが前に出ていたのでロングシュートを打ってくれ、と思ったものだがキープに入って三竿がカドに持ち込んだ。
ああいうところを自由にやらせたいなとは思うが、２－１だったので仕方ないのだろうか。上田、遠藤、永木は時間稼ぎ要員だったが、きっちりというか多いくらいに２分足されてしまったので効果なし。
それでもなんがかんだありながら勝ち点３を手にして、３位争いに割り込む足がかりを得た。次は日程が詰まっての連戦になるが、今日の勝ちを消さないために連勝を伸ばし続けて欲しい。
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さっかりん
（以下、個人的まとめ）
【２０２０第１７節 9/19(土)】(ヤンマースタジアム18:03KickOffセレッソ大阪/6,836人/晴)
【スコア】セレッソ大阪 １－２ 鹿島 (前１－１ 後０－１) (S 6-9)
【主審】松尾一（主審）、越智新次、西村幹也
【得点】
(鹿)前32分 ファン・アラーノ ２右
(セ)前36分 坂元→ブルーノ・メンデス ５左
(鹿)後01分 エヴェラウド １１右
【警告】
(鹿)三竿４(前39分)
(セ)瀬古２(後41分)
【出場】
ＧＫ 沖
ＤＦ 小泉 犬飼 関川 永戸
ＭＦ c三竿 レオシルバ→90+5永木 ファンアラーノ→79町田 和泉→90+5遠藤
ＦＷ エヴェラウド→90+1上田 土居→79荒木
【サブ】クォンスンテ 町田 遠藤 荒木 永木 染野 上田
【監督】ザーゴ
【MyMVP】沖（１）
【ＤＡＺＮ】０クルクル、最大０秒、フリーズ０回（サインアウト０回）
