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進歩のない内容 [雑感]

ACLプレーオフの敗退からルヴァンカップ予選、リーグ4連敗とまったく見どころのないサッカーを続けるザーゴ鹿島。

トレーニングマッチでも格下相手に辛勝とかそのくらいの結果だったので、客観的に判断して今の鹿島のチーム力はJ2中位レベルの力しかない。

3月くらいに今シーズンの降格なしが決まった時、入れ替え戦だけなくして下2つはそのまま入れ替えてもいいのでは?と書いた(ただし、34試合を消化した場合)。

今でもそう考えてはいるが、このスタートを見れば本当に降格してしまう可能性もあった。そして、今のレベルでJ2に落ちてしまえば、再昇格するのに何年かかるかわからない不安もある。

それでもやっぱり降格があった方がもっと真剣にやるのでは?と思う。

勿論、ピッチに立っている選手たちは真剣にはやっているだろうが、その気持ちは伝わって来ないし、「自分がやってやる!」という気概を感じさせてくれる選手がいない。特に失点してしまうとそれが顕著で、チーム全体から負けたという雰囲気が漂う。

浦和戦でも全然シュート打たないなと思っていたが、後からスタッツを見れば4本。勝つ気があるのかと言われる数字だ。

和泉は前半鹿島に来て初めてと言ってもいいドリブルでの仕掛けを見せたが、PA内まで入ってもパスを選択。一流の選手ならあそこで枠内シュートを打って、決まるか決まらないか関わらず相手に警戒心を与えられる。

三竿もひとつスルーパスの好機を逃していた。アラーノが右でフリーになった場面でも出さずに横パスを選択。仮にアラーノにパスが通っても決められたかどうかはかなり微妙ではあるが、形にこだわるなら攻めの姿勢は見せないと。

もしかしたらハーフタイムでザーゴから「勝手にドリブルするな。ボールを保持せよ」とか謎の指令が出ていたかもしれないが、後半に入って誰も攻めなくなった。

とにかく今の鹿島には魅力を感じない。ひとつはザーゴの目指すサッカーがどのような形なのか見えてこないし、完成したとして強くなるイメージも沸かないところ。

試合後のコメントも「良かった」ということをいつも言っているが、どう見ても良くないし、「ここが悪い」とはっきり口に出来ないのが、修正も出来ない原因なのではと疑う。勿論、対外的に発表出来ないこともあるだろうが、改善点は山ほどある。

ふたつめに結果と試合内容。どっちかが出せていればまだ我慢も効くが、得点ほぼなしの公式戦6連敗。試合内容も盛り上がるシーンは90分通しても一回あるかないか。正直、お金を払って観るに値しない。

みっつめに今の選手に愛着がないこと。新加入の選手が目覚ましい活躍を見せてくれれば、「いい選手が加入してくれた! これからも応援する!」となるが、外国人は現時点で完全にハズレだし、移籍組にしてもいいところなし。

永戸は「精度の高い左足」とよく評価されているが、言うほどなのか? 中に人数が少ないのも問題だが、精度が高ければその少ない人数にもピタリと合わせられるはず。ボールを持っても余裕がないし、守備面も含めてバタバタしている。

広瀬も同様に西、安西には勿論及ばず、怪我をする前の伊東にも負けているように感じる。ただ、この二人はサイドバックに候補がいないので仕方ない面はある。

和泉は2列目には他にもたくさん選手はいるのだし、ローテーションで充分だと思うが・・。奈良はまだ姿さえ見ていない。(ACLプレーオフは観ていないので)。

頼みの綱が高卒ルーキーになるのだが、さすがに染野も荷が重い。本来なら周りがサポートして新人が自由にやれる環境を作ってあげるものだが、周りをフォローして動かないといけないことを課され、しかもおそらくザーゴからは具体的な指示が出ていないように感じる。

スタメンで出た浦和戦では存在感もなく、何をやっていいのかわからない感じだった。荒木にしても元気がなかったし、真っ当にポテンシャルを発揮出来ているとは思えない。

システムがこんなグダグダなのだから、せめて1対1では勝って局面では優勢を作って欲しいものだが、出場している選手で相手を上回るプレーを見せているのは誰もいない。

改革は勿論大事だが、降格がないからといってザーゴのサッカーを目指す姿勢に固辞していると、何の収穫もない1年を過ごしてしまうかもしれない。

継続するならするで、それ相応の結果が出るように各自頑張って欲しいと思う。

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