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2019第29節松本(アウェー)戦 [リーグ]

ストレスだけが溜まる最悪な試合。とても首位のチームの戦い方ではないし、優勝を狙うチームの姿ではない。

怪我人が多いことは差し引いても、横パスとバックパスばかりで点が取れるわけがない。

象徴的だったのが、まったくいいところなく松本ペースで試合が進むなか、PKを貰って同点に追いついた後。鹿島も攻め気を見せて打ち合いになりかけた瞬間、大岩が激しいジェスチャーで落ち着いてやれと指示を出したこと。

この後、鹿島選手は「忠実に」監督の命令を遂行し、ボールを失うような攻めをせず、放り込んでロストするよりもポゼッションを稼ぐことを目的とし、リスクを絶対的に排除して後ろでパス回しをして90分を使い切り、勝ち点3を取るよりも勝ち点1をあさましく拾いにいった。

おそらくPK後の鹿島のシュートはレアンドロの枠外に飛んだヘディングだけ?

2年前、あと1つ勝てば優勝という終盤戦、負けるのを怖がって腰が引けて攻められずに引き分けばかりに終わった時からなんの進歩もない。大岩が監督をやる限りこの戦い方は変わらないだろう。

パス回し練習、乙。

チーム全体で言えば単純なパスミスが多く、ボールを持ってから考える時間が長くて攻められず、2番目3番目の動き出しがないからたまにいい形でつながってもシュートで終われず。

逆サイドのフリーの選手も全然見えていないし、PKは上田が掴み倒されたので正当なPKだが、これ以外に惜しいシーンすらなかった。

雨で滑るピッチコンディションを考えてもミドルを打つとか、つなげないならパワープレーをするとか。上田も何回か裏抜けしようと試みていたが、後ろからロングパスがほぼ出て来ないので起点にもなれず。

たまにボールが来ると強引に突破を図ろうとしてロストしてリズムを失うなど、上田の良さも出せずじまい。

ポゼッションが65パーセント超えたらボーナスポイント1とかいうルールだったらこの戦い方でもいいが、負けている時や同点の時に回しているだけでは勝ち点3は取れない。

失点はCKの流れからだが遠藤の押し上げが遅くてオフサイドを取れず。これ以外に危ないシーンはミドルシュートがいくつかだったが、クォンスンテがうまく弾いてくれたおかげで事なきを得た。曽ヶ端だったらどっちかはポロリっていたと思われる。

内田は今日のゲームを観るともうJ1でやるのは厳しいレベル。小池も前に立たれるとすぐに下げるし、左足しか使えない。守る側としたらこんな楽な相手はいない。

小泉のボランチもダメ。プレスも効いていないし展開も出来ない、あげくに詰められてロストするとか中盤があれではチームは機能しない。

遠藤ももっとシンプルにやって欲しいが、ワンテンポかツーテンポくらい持ってしまって、そのぶん相手に詰められてパスの出しどころがなくなることが多々あり。ミドルも打てなかったし、ドリブルも出来ず。

白崎はフィジカルが整っていないのか運動量も少ないし、仕掛けずに安全を取るプレーが多くて、白崎らしいプレーが出来ていない。

ブエノは最終ラインからパスを出していたが相手に蹴らされていた印象で、チョンスンヒョンもロングフィードがつながならかったので後ろ二人は攻めの部分では貢献なし。

まとめれば、良かった選手がクォンスンテ以外に誰もいない。どういう形で点を取りたいのか全然見えなかった。

怪我人が出る前に首位に立っていて良かったと心底思える。こんな状態でとても後ろから抜き去ることなんて不可能で、後はこのリードを相手の取りこぼしで守っていく以外に道はないのではないだろうか。

そんな悲観的になる、ルヴァンカップに続いての無様な試合ぶりだった。次週の天皇杯で勝って流れを取り戻さないと、ズルズルいってしまいそうだ。

あと、オフィシャルは模様変えして、読み込みも遅くなったし使いにくい。慣れかね。

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さっかりん




(以下、個人的まとめ)
【2019第29節 10/18(金)】(サンプロ アルウィン19:03KickOff/19,479人/雨)
【スコア】松本 1-1 鹿島 (前1-0 後0-1) (S 12-9)
【主審】山本雄大(主審)、村上孝治、塩津祐介
【得点】
(鹿)前09分 高橋→永井 3右
(鹿)後13分 PK上田 4右
【警告】
(鹿)遠藤1(前16分)、ブエノ2(後7分)
(松)なし
【出場】
GK クォンスンテ
DF c内田→46永木c チョンスンヒョン ブエノ 小池
MF 小泉 名古→89山口 白崎 遠藤→79レアンドロ
FW 上田 土居
【サブ】曽ヶ端 伊東 町田 レアンドロ 山口 永木 有馬
【監督】大岩剛
【MyMVP】-
【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

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