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久保建英、代表デビュー [日本代表]

対戦相手がエルサルバドルということで、どれだけ強化になるかわからない強化試合。

永井のワントップでスタート。縦パス1本で抜け出し、DF2枚をはがして先制ゴール。さすが首位に立っているチームのストライカーは勢いが違う。

2点目は原口が頑張ったおかげでもあるが、詰めていて、それもしっかり枠に飛ばして決めるところが凄い。組織で崩したというよりは永井の個人技でもぎ取った2点に見えたが、そこに至る部分では崩せていたということでいいのだろうか。

永井以外にも追加点が生まれて勝てたらそうも思えたが、2-0からスコアは動かず。後半、永井は接触プレーで肩を痛めた感じで交代したが、その後のベンチでの様子を見る限りでは、深刻な負傷ではなさそうだった。

そして、久保建英のデビュー。

久保はメディアに出始めの頃、「センスはあるがフィジカルもそこそこだし話題先行かなあ」という印象しかなかったのだが、よく考えればその頃はまだ15歳くらいでフィジカル的には当たり前の話だった。今でさえ18歳だから、そこを思えばトップクラスの実力と言っていい。

個人的には、「判断が的確でプレー精度が高い」という評価。浮き球で相手をはがすことも出来るし、持ってからもたつかない。「先」を見据えたプレーの選択が出来ていて、相手にとって危険な選手になれている。

代表デビューとなったエルサルバドル戦は、相手も疲れていただろうが1対1で翻弄し、ドリブルで切り崩してミドルレンジからのシュート。キーパーが抑えたが、充分にゴールを感じさせるプレーだった。

会場も盛り上がっていて、久保が持つたびに沸いていたし、「魅せるプレー」も出来ているのだろう。怪我で離脱した香川には悪いが、戦力的には既に久保が上回っているようにも思える。

あとは怪我だけが心配だろう。18歳という年齢が「成長途上」にあるのか「旬」であるのか微妙な時期でもあるが、ポテンシャルは一流選手。話題の方が先行し過ぎている部分は今もあるにせよ、期待されるだけの活躍はしている。

FC東京は夏での海外移籍を全力で阻止しようと必死に慰留しているようだが、それもわかるくらいの成長ぶり。昨年まではそこまでとは思えなかったが、男子、三日会わざれば括目して見よとはこのことかと恐れ入る。

鹿島サポとしては、本来なら今年は安部がこのくらいメディアに取り上げられて、「いやいやも~代表に呼ばないで下さいよ~」とでも言っていたかったのだが、期待外れ・・と言えば言葉が厳し過ぎるが、所属クラブでもレギュラーを張れていない現状では、大きく差をつけられていると言ってもいい。

南米選手権では間違いなく久保を中心にチームも話題も回るだろうから、安部も乗り遅れないように挽回して欲しい。

代表チームとしては良かったのか悪かったのか正直判断がつかないが、アジア相手ならともかく、世界上位と戦うには足りない感じがするのは自分だけだろうか。

どのへんがどうとか言葉に出来ないのであくまで全体としての印象ということだが、久保が大化けしてスーパープレイヤーになれば、中島と組み合わさって威力抜群にはなるのだろうか。

FIFAランキングがずっと下の相手には圧倒して勝って欲しいというのが、偽らざる本音である。

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さっかりん



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