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2018ロシアW杯GL第2戦、セネガル戦 [ロシアW杯]

セネガル相手に引き分けは充分とはいえ、内容的には勝てた試合でもあり、惜しかったとも言える。乾のバー直撃が決まって先に日本がリードする形になっていたら違っただろうか。

攻撃面ではチャンスすら作れないかも、と危惧していたがところどころで決定機を作り、2点をもぎ取った。

MVPは1ゴール1アシストの乾だが、中盤で抜群のパスセンスを発揮した柴崎も同時受賞としたい。

乾のゴールを生んだのは自陣深めの位置から柴崎のロングフィード。絶妙のタイミングで裏に抜け出した長友がトラップし、切り返したボールがそのまま乾へのパスとなった。乾は一瞬タメた後、狙いすましてゴール右隅、完璧なシュートだった。

柴崎は大迫が空振りしたダイレクトの折り返しや、長短を織り交ぜたパス、自身もゴールエリアに入ってゴールを伺うなど攻撃を活性化させていた。あとはプレースキックの精度がもういち段階上がれば文句なしだが、今や欠かせないピースとなっている。

香川はどうだろうか。代わった本田がおいしいところを一発で決めて存在感を示したのに比べると、今風にハンパないかハンパなくないかと言えば後者となる。

プロ野球なら打率は3割4分くらいあるのに得点圏打率が2割2分みたいな、打ってる割に印象が薄いというか。逆に本田は得点圏打率4割7分くらいの印象。ただ、本田がスタメンならスタミナや全体のスピード麺で別の問題が立ち上がるとは思われる。

それにしてもどう考えても日本の穴は川島な気がする。

大会前にも名指しで日本の穴と書かれていた記事があったがまったく同意で、先制を許した場面、原口のクリアミスがあったとはいえ、眼前に相手選手がいるのは視界に入っているだろうに何故あそこでパンチングを?

今放送されているアニメ「キャプテン翼」なら、「なにぃ!」とでも言っておけば、詰めた相手が凄かったみたいな空気が出せるが、さすがにあれはない。味方選手は皆あっけに取られていたように見えた。

ライブで観た時は何が起こったかわからなかったが、リプレーで観れば明らかに川島自らアシストしていた。普通にキャッチ出来なかったか?

W杯本番でいきなりキーパーを代えるのは勇気が要るかもしれないが、今の川島だったら中村の方が確実に上だと思うし、ミスしたとしても今後の財産にもなる。決断すべきポイントな気がする。

欲を言えばセネガル戦を勝ってGL突破を確定させておければ、大胆にメンバーを入れ替えることも出来たのだろうが。

鹿島勢としては昌子が安定したプレーぶり。フィードにバラつきのある吉田と違い、キックも安定していて観ていて頼もしい。植田にもチャンスがあれば・・とは思うが、序列としては槙野の次だろうし、今大会の出番はないかもしれない。

中盤は先にも挙げたように柴崎が君臨しており、長谷部も大会前よりも随分と調子を上げていて万全の態勢。落選となった三竿健(弟)もこの二人の今のデキなら納得だろう。

予選通過にリーチをかけたセネガル戦。内容も良くなっている。もしかしたら本当に期待してもいいのか?と盛大な手のひら返しをスタンバイさせており、期待値ゼロ(個人の感想です)からの、なんなら前のめりでの応援まである。

報道各誌のハンパないの押し売り感が「ハンパない」が、流行語大賞になりそうな勢いである。受賞したら受け取る人は大迫なのか、それとも当時それを言った相手高校の人なのか、どうでもいいことが気になるが、サッカー熱が立ち消えにならないように無事GLを通過し、更にその上を目指して欲しい。

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(以下、個人的まとめ)
【2018ロシアW杯GL第2戦 6/25(日)】(エカテリンブルク24:00[日本時間]KickOff日本/人/晴)
【スコア】日本 2-2 セネガル (前1-1 後1-1) (S 7-13)
【主審】ロッキ(主審:イタリア)
【得点】
(セ)前11分 マネ 1右
(日)前34分 長友→乾 1右
(セ)後26分 ニアン→ワゲ 1右
(日)後33分 乾→本田 1左
【警告】
(日)乾1(後23分)、長谷部1(後45+4分)
(セ)ニアン(後14分)、サバリ(後45分)、ヌドイ(後45+1分)
【出場】
GK 川島
DF 酒井宏 吉田 昌子 長友
MF 柴崎 c長谷部 原口→75岡崎 乾→87宇佐美 香川→73本田
FW 大迫
【サブ】植田 本田圭 遠藤航 岡崎 宇佐美 東口 武藤 山口蛍 大島 槙野 酒井高 中村航 
【監督】西野朗
【MyMVP】乾・柴崎

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