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2016ナビスコ予選(1)甲府(ホーム)戦 [ナビスコ]

得る物が何もなく、ただ勝ち点だけを失った。

代表で主力が抜けていることだし、初戦でもあるので個人的には負けること自体は仕方ないと思う面もあるが、内容が酷かった。

攻撃はやはり金崎一人に頼り切っていたことが浮き彫りになり、後半45分まるまる攻撃させて貰ったのに1点のみ。工夫も何もない。

ジネイが使われない理由がはっきりとわかった。昨年ちょっと出た時はテンポもつながりも良く、決定機もしっかり決めていた。前線からの追い込みも申し分なかった。しかし、その面影はどこにもなく、前半2つあったチャンスのどちらかを決めていればこんな展開にはならなかっただろう。

櫛引もいくら急増のDFラインとはいえ、無失点試合がまだない。2失点目は厳しい言い方をすれば、もっと強くパンチングしていたら防げていた。完全に鹿島のサービスタイムになってからは守る機会がなくなったが、一度ルーズボールに飛び出して立ち止まり、クリスティアーノにループで決められそうになっていた。

曽ヶ端から世代交代しなければいけないのは確かなので、経験として積んでくれればいいが、「出して貰えない」という不満はまず飲み込むべきだろう。

中村にしても然り。もっとチャンスを作らなければいけないのに、個人で打開しようとして空回りしている。

土居もさっぱり。トップだったのかトップ下だったのかすらわからない中途半端なポジションで、前にも後ろにも絡めていなかった。ジネイが孤立する場面が多く、だったら後ろからのパスを受けて貰いたかったが、結局どうしたかったのかわからずじまい。どういうオーダーだったのだろうか。

代表で二人が抜けたCBもどうするのか注目だったが、左から三竿、青木、西、伊東。秘策を用意して欲しいとは書いたが、これはあまりにも・・。

疲労を考慮して運動量の少ないCBに西を配置したのかもしれないが、自ら攻撃力を削ぎ落しているようで勿体ない。失点するまでのプランならいざ知らず、あれだけ攻撃にかかりきりになった後半途中からなら、西も攻撃に参加させた方が良かったのでは。

伊東は悪くないが崩せている感じがしない。言ってしまえばアシストと、その後に同じような位置から上げたあの2本くらい。前に行く意識が足りないし、後ろに下げることが第一選択肢になっている。

三竿の左サイドバックは本職でないので辛口の評価は避けたいが、このポジションをこなすというなら、これから相当な努力が必要。勿論、ボランチの練習もやるとして、出場機会も増えるし、自身のスキルアップにもなる。やるというなら応援したい。

カイオは無理に仕掛けようとし過ぎていて、悪い時のカイオだった。時折、足を気にする素振りを見せていたが、どこか痛めていなければいいのだが。

結局のところ、わかってはいたことだが金崎がいなければリーグ戦も3つ勝てていなかったかもしれないということ。守備面では小笠原がいくら動けないと言われようと、危機を潰してくれていたこと。なんだかんだ言いながら昌子と植田は成長していたということ。

この敗戦は反省しても仕方ないので割り切るとして、次にどうするか。疲労もあって難しいだろうが、2戦続けて落とせない。うまく噛み合うような組み合わせを選んで貰いたい。あとはシュートで終わるという積極的な意識を。このへんも金崎が抜けた大きなマイナス点だ。

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(以下、個人的まとめ)
【2016ナビスコ予選(1)3/13(水)】(カシマスタジアム19:03KickOff鹿島/7,321人/曇)
【スコア】鹿島 1-2 甲府 (前0-2 後1-0) (S 0-0)
【主審】福島孝一郎(主審)、大塚晴弘、大川直也
【得点】
(甲)前06分 クリスティアーノ→ビリーセレスキー 1右
(甲)前45分 ニウソン 1H
(鹿)後15分 伊東↑山本 1H
【警告】
(鹿)なし
(甲)ニウソン1(前33分)、黒木1(後21分)
【出場】
GK 櫛引
DF 伊東 c西 青木 三竿→46山本
MF 柴崎 永木 遠藤 中村→56カイオ
FW 土居→77鈴木 ジネイ
【サブ】櫛引 山本 町田 鈴木 小笠原 カイオ 高崎
【監督】石井正忠
【MyMVP】-

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